ヨーロッパが火薬庫「ユーロが世界経済を消滅させる | 花鳥風月 読書ログと四季の記録

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晴耕雨読の日々とはいかず、自由になる時間も減りましたが
「忙中、閑有り!」
日々、読んだ本の感想を書きつづっています。
たくさんアウトプットしていきます。

ユーロが世界経済を消滅させる日~ヨーロッパ発!第2次グローバル恐慌から資産を守る方法/浜 矩子

¥1,470
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大前研一さんの本でEUには興味を持っていました。
(過去の日記はこちら ↓ 2010年1月3日「衝撃!EUパワー」)
 http://ameblo.jp/red-impact/theme-10020304261.html

この本には、現在のEU(欧州連合)の、複雑で緊張感に満ちた現実が書かれています。

マスコミでも"ギリシャ悲劇"などと言われている、ギリシャの財政行き詰まりや、
ポルトガル、アイルランド、スペイン、ギリシャを加えたPIGS(豚たち)の財政問題など、
さまざまな問題が山積みされていること。

下手をすれば、リーマンブラザースの二の舞になり、恐慌の引き金になる可能性があること。
そして、それは日本と無関係では決してないこと。

大欧州の混乱ぶりがよくわかりました。

さらに、もし今後、日本を含むアジアが共同体となるのならば、とても示唆に富んだモデルケースであると考えます。

筆者があとがきで書かれているように、「普段はバラバラでも、いざという時は完璧に合体するのが
本当の結束」なのだと思います。

欧州連合はまとまりをみせるのか?
今後も関心を持って、注目して行きたいです。