心のくつした便2012in会津若松
東日本大震災から、早1年9か月。昨年引き続き、福島県会津若松市で避難生活を送っている大熊町の方を対象に、今年も「心のくつした便」を届けに行って参りました。
24日のクリスマスイブはいろいろな催し物があるだろうということで、今年は1週はやめて12月15日(土)に実施。地元会津地域をはじめ、新潟県長岡市、栃木県宇都宮市、埼玉県、東京都等から、総勢28名のボラサンタが、「ホテルニューパレス(野口英世青春通りの駅)」に参集しました。
受け皿として会津地域連携センターのみなさんにご協力頂き、仮設住宅に暮らす皆さんへ、全国から集められた「心がポッと温かくなるようなメッセージ」と「ささやかなプレゼント」を届けるべく、いざ出陣式。
主催者あいさつの後、ご臨席いただいた大熊町の渡辺利綱町長よりご挨拶。
渡辺町長からは、5年間は帰れない状況であるが、ぜったいに諦めないで帰る日を目指して暮らしている。被災地のことが次第に忘れられつつあることを危惧しているので、この取り組みはとてもありがたいという旨のお話をいただきました。「サンタの衣装姿は、だれもが素敵に見える」との一言も。
続いて、会津若松市の室井照平市長からもご挨拶。会津若松市として、大熊町のバックアップを最大限に実施し、20年後には廃炉となった福島第一原発の前で、渡辺町長と記念写真をとることを約束している、というお話をいただきました。必ずや果たされて欲しい約束です。
その後、跡見学園女子大学の学生より、会津若松市に義捐金の贈呈。
跡見学園女子大学では、観光マネジメント学科の創設を機に、今年の7月に会津若松と連携協定を結んでいます。今回、跡見学園女子大からは8名の学生が参加してくれました。
ボラサンタは6つのグループに分かれ、それぞれ贈り物を車に詰め込んで、分担されたエリアの仮設住宅に向かいました。現地で、配布の段取り確認と、自治会長さんへのご挨拶。
一軒ずつお訪ねし、趣旨を説明しながら、贈り物を手渡します。
心配された空模様も、何とかもってくれました。
一人暮らしの方も多く、とても喜んでくださいました。
「寒い中、わざわざ届けてくれて、ありがとうね」
「寒くなるので、風邪などひかないよう、大事にしてくださいね」
「大熊は雪が降らなかったから、慣れない雪かきが大変でねえ」
「少しでも早く、大熊に帰れるように願っていますね」
途中から、子ども達が手伝ってくれました。
マー君は、去年も手伝ってくれた男の子。一年でずいぶん大きくなりました。
大学生のお姉さんと話すのがちょっと照れ気味なのも、成長した証拠かも。
老若男女を問わず、だれからも愛される世界一のアイドル、サンタクロース。
みんなに夢と希望をお届けする最高のヒーロー、サンタクロース。
そこには、いつも満面の笑みが。
「AKB48」に勝るとも劣らぬ「KKB48」を気取って。
(心のK、くつしたのK、便のB)
2時間と少しで配達完了。
達成感100%の記念撮影です。
来年もきっと来るんだろうなあ。
だって、また来たいなあと思ってしまうのですから。
関係の皆様、本当にありがとうございました。