リコーダー・アース・ブリッジが勝手ながら展開中の、

リコーダー・アース・ブリッジ9・11メモリアル4Days
「忘れない!ニューヨーク、ワシントン、東日本。」
二日目。

きょうは戸畑・牧山小学校読書の日読書集会で演奏とおしゃべりさせて
頂きました。

最年長の6年生でも11,12歳なので、10年前のあの日のことはほとんど
記憶にないかもしれません。

ましてや低学年の子に9・11同時多発テロのことを話してわかるかなぁ…
と、不安になりつつも、それでも語らなきゃと何か背中押されるものが
ありました。

「今日は9月9日。2日後の明後日、9月11日と言う日についてちょっと話
したいと思います。」

「今から10年前の9月11日。アメリカでとっても悲しい出来事がありま
した。高ーいビルがあっという間にがれきだらけになり、沢山の人が
なくなりました」

「この悲しい出来事をきっかけに戦争が起こりました。
そのときは、この戦争は正しい戦争なんだと多くの人が言いました」

「色んな人の意見があるけど、私は戦争に正しい戦争なんてないと思って
います。結局は何が起きてるのかすらわからないちっちゃな子が沢山
なくなったんです」

「私もそうだけど、世界の戦争を止めることなんてなかなかできません。
でもね、一つの学校の中だけでも、足が遅いからとか、勉強ができない
からと言って仲間外れにしたりしてたら、世界には60億もの人がいて、
お金があるない、力があるない、肌の色が違う、言葉が違う、戦争って
そうやって起きるの。今起きてる戦争をなくすことは大切だけど、あなた
たちが戦争をしない大人になって、これ以上戦争を増やさないって事も
大事なの」

「それにはね、勉強ができる人、足が速い人、色んな人がいるってこと
を大切にできること。それがやさしさ、思いやりなんだよ。だから、
いろんな人に会ってほしい、いろんな世界を見て欲しい。でも、なかなか
世界中飛び回ったりできないよね。でも、本はね、世界中飛び回れるし、
昔にだって飛んで行ける。色んな人に出会える。そして、大人になったら
沢山の人に出会ってほしい。だから、本を読むって大切だし、素敵なこと
なんだよ」


そう話しました。

終わってから校長先生が「いい話をして下さって」と声を掛けて下さり、
ほっとしました。正直、話していいものか迷ったけど、でもどうしても
伝えたかった。

アメリカのテロから10年、そして同じ日に日本では東北の震災から
半年、そして、今、和歌山などをおそった台風で多くの人がなくなって
いる。

世界はつながってる。
忘れない。思いだすこと。優しさってなんだろうって考えてみる。

お話しのろうそくに感化されて?!初めてキャンドルをともして演奏
しました。

世界中の人がご飯をお腹いっぱい食べられるように、笑顔であふれる
ように、この火はそんな願いを込めた火。みんなも願い事をしてね。
そう言って静かにスナッファーで火を消しました。

みんな静かにリコーダーの指先を、揺れる火を、私の顔をじっと見て
話を聞いてくれました。きっとみんなの心に何か残ってくれたかな…
と思いました。

あすはメモリアル4Days3日目。
ふくおか非行と向き合う親の会、ははこぐさの会で演奏、講演します。


さて、女子力アップのことを昨日書きました。
スキルというよりは、心ふんわりするさまざまなことにふれること。
私にとって<女子力>って、まるでマイナスイオン、森林浴なんです。
女装趣味といった類の話ではなくて、どちらかといえば<男性らしい>
と言われることより、<女性らしい>といわれるようなことに触れている
時が私にとっていやしで、まるでマイナスイオンのようなのです。
心地よいのです。ただそれだけなのです。
だからこそ、女性らしいと言われると嬉しいのです。
またゆっくり書きたいと思います。