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昨日、今回お世話になります金沢のcajon to seed / GO WEST kanazawa からフライヤーが到着。

偶然にも昨日、今回の展示に向けて制作していたステンシル版が全て完成しました。

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先ずは版が出来上がってホッとしてますが、これでようやくスタートラインに立ったのです。

コレらの版を使用して作品に仕上げていきます。

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このブログを始まった当初からチェックしてる人達には、何故JAZZ?と思う人もいるでしょう。

僕自身、かったるい音楽だと思い込んでましたし。

まぁ今となっては、

何故JAZZ?と聞かれたとしたら、

”そんな野暮なことは聞くな”

と粋って返答します。

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喧嘩は江戸の華なんて言いますが、

そもそも喧嘩と言っても口喧嘩だったらしく、如何に相手にグウの音も出ないほどに言いくるめるかってのが粋だったようで、

いざ野次馬に囲まれて口喧嘩開始し、的を得た言葉を浴びて口も出せずに手が出ちゃうと負け。

その時には野次馬が制し、

”野暮なことすんじゃねーよ”

となったようです。

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粋とは、恐らくこの人ならば、さぞ何か面白いことを仕込んでるだろう、隠し持ってるだろう、企んでるだろうと思わせる仕草や風体のようで、

そいつを聞きたい、でも聞けない、否、やっぱり聞きたいって我慢出来ずに聞いちゃう、盗み見しちゃうってのが野暮ってやつ。

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”JAZZミュージシャンのステンシル作品展やろうよ”

と去年の10月にBOSS cajon伏見さんから言われてから約半年間。

ほぼ毎日JAZZを聴き、JAZZミュージシャンをチェックしてきました。

パンク、ハードコア、レゲエ、ダブ、スカなどを中心に聴き、それらをステンシルで料理してきた自分にはJAZZなんて全く未知の世界でした。

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ブルースならまだしも、ジャズなんてクラシック音楽同様、お堅く、お金持ちな人達が高いオーディオシステムの前で猫を抱きながらワイン飲んで聴くもんだという先入観がバリバリありましたんで、

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伏見さんから言われた時は、やれないわけじゃないけど、自分の気持ちが乗ってくるのか不安でありました。

個展となると相当数の作品を出すことになります。

パンクやレゲエのステンシル版ネタは沢山ありますし、組み合わせを変えて新しい作品を生み出すことも出来ます。

それに新作版をいくつか制作すれば良いのですが、JAZZ版はもちろん皆無。

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全て新作版で相当数を制作しなきゃならないのに、そもそもパンクやレゲエのようにジャズに興味を持てるのか?って。

思い入れのある音楽、ミュージシャンだからこそステンシル版にしたいという、強い気持ちが版に乗り移るもの。

先ずはジャズに興味を持てるかどうかを確認するところから始まりました。

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この時点で知ってた名前は、ルイアームストロングとマイルスデイビスとチャーリーパーカーとジョンコルトレーンのみ。

音楽を知ってたのは、ルイアームストロングの”素晴らしき世界 ”一曲のみ。

全く未知の領域だと、一体何から手を付けて良いものか分からないもの。

更に先入観がバリバリあったので、更に道のりは険しいかに見えました。

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そこで先ず始めに検索したのが、

”ジャズ アーティスト ジャンキー”

お堅いと思い込んでたジャズの世界にも、ジャンキーくらい居たはずと、調べてみたらヒットしましたのがチェットベイカー。

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昔なら一枚一枚、CDを買って聴き込まなきゃならなかったけど、今や便利な時代です。

youtubeがあります。

あと、ジャズはパンクやレゲエ好きな自分にとっては退屈なインスト音楽だとも思い込んでましたから、

チェットベイカーをyoutubeで検索かけたら、”SING”って明らかに歌ってるであろうタイトルとジャケ写がありましたんで、即それに反応して再生したワケであります。

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ジャンキーが歌うジャズ?!というのに俄然興味が沸いたのです。

ど初っ端のトランペットの音にピクリとし、チェットベイカーが歌い始めた瞬間に意識が飛ばされました。

それほど強烈な体験だったワケです。

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パンクやレゲエに始めて触れた時に近い衝撃を38歳にしてまだ体験出来たことが嬉しくて、そこからJAZZ掘りの日々が始まりました。

時代も時代だからジャンキーも居るし、人種差別と闘う人も居るしで、始めに思ってた退屈とは程遠いジャンルでした。

一番始めにまともに聴いたのがチェットベイカーで良かった。チェットベイカーじゃ無かったらこんなに興味を持てなかったかもしれません。

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更にBLUE GIANTってジャズ漫画も僕にジャズの魅力を伝える後押しをしてくれました。

カッコいいレコードジャケットが多いJAZZですが、特にBLUE NOTEの数多くのデザインを施したREID MILESはJAZZを聴かなかったことで有名。

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即ち、JAZZを聴きはじめて半年だろうとも、JAZZの音楽に捉われるべからず。

自分の表現でJAZZをやれば良いのだと判断しました。

更に、落語家の古今亭志ん朝も大のJAZZ好きだったようです。

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JAZZと落語と粋と野暮。何だかまだボンヤリですが、通ずる感覚がありますな。

そんなこんなで今回の展示作品に向けて、25人のジャズミュージシャンをピックアップすることが出来ました。

まだまだ知らないジャズミュージシャンだらけでしょう。それくらい、足を踏み入れた瞬間の奥深さを感じました。

各パートに濃いメンツが沢山居過ぎ。

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限られた時間の中でしたが、かなり良いネタ版が出来上がったと思います。

今までにこれほどまでに新作版を量産したことがなかったです。版の質を落とさずにスピードも上がりました。

良い流れキテます。

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そして、昨夜から作品制作開始しました。

新たな可能性と新たなイメージがフツフツと頭に出てきてます。

あと2週間ちょい、みっちり作品にオチを付けていきます。

最後にルイアームストロングの言葉を紹介。

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そういうこと。

だから何故JAZZのステンシルやるの?

なんて野暮なことは聞くなってことです。

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以下、詳細です。

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Rebelman★Army 
STENCIL ART SHOW
 ”JAZZ STENCILISM”
2016.4.30(sat)-2016.5.14(sat) 
@ cajon to seed 
Holiday every monday & 2nd sunday
島料理、coffee、music、GO WEST/GO HEMP衣料、小物、雑貨

選抜25人の jazz artist のstencil作品に加え、jazz stencil paint t-shirtsも展示販売します。宜しくお願い致します!!

バイバイ、またね。
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3.26土曜、我が企画の”寒ブリJAM”以来3年振りにOBRIGARRDが富山でスピン。

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刃頭さん&ヤノくん。名古屋HIP-HOPシーンの重鎮であり続けてるカッコイイ兄貴たち。

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フロアもかなり熱く盛り上がりました!

特に富山レディースが凄かった!と翌朝のyanomi氏。

@ HOTORIに出演した地元DJ陣も良い感じでして、若い世代の底上げも感じました。

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誘ってくれてありがとうございました!!

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そんな良い雰囲気でライブペイント参戦した自分もかなり良い心持ちで挑み、

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”YO! VAGABOND! 
TRIBE CALLED QUEST” 
WORLD TRIBE STENCILS。

ここ最近掘ってた世界の民族たち。
今回のイベントに合いそうなのを厳選。

アフリカ、アマゾン、チベット、中東から。

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今回のテーマを決めて版を制作中にTRIBE CALLED QUESTのPhife Dawgが亡くなるという、まさかのタイムリーネタとなりました。

90cm×90cmのコンパネに布張り。
アクリル絵具×ホワイトバインダー。
価格応相談。

コンパネに布貼りという新しい試みで挑みましたが、予想通り!かなりキレイな仕上がりとなりました。

これからの我がライブペイントスタイルのスタンダードとなるでしょう。

翌日は、OBRIGARRD一行と昼に寿司食って悶絶与えました。

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ブリの握りとオブリガードでブリブリ。

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追加注文したブリの炙りが美味過ぎて身体が傾いちゃったyanomiくん。

オブリガード×ブリ尽くし&ブリ三昧でした。

そして、1カ月後に迫りましたjazz stencilart展@金沢cajon

昨夜、フライヤーデザイン完成しました。

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今回のテーマはJAZZ。

パンクやレゲエなイメージを中心にやってきた自分にとって、敷居の高いテーマと思ってましたが、昨秋、cajonの伏見さんから提案されて色々掘るうちにかなりDEEPなシーンだと判り、ヤル気が出ました。

ジャンキーも居るし、黒人解放活動家も居るしで、かなりワクワクしました。

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我がスタンダードスタイルである、隙間を埋め尽くすステンシルデザインスタイル。

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コレです。

コレは、6年前のライブペイント参戦開始時、既にフリーハンドでビシバシとキメてる強者達に対抗すべく、

限られた時間と空間で、フリーハンドペイントでは出来ないであろう質と量をブチかましてやろうとネタを一挙に詰め込み放出したのが始まり。

コレがまたステンシル界隈にも、ココまで細かくネタを放り込む人が居なかっただけに自分でも手応えを感じてました。

写真のようにリアルなステンシルも、フリーハンドで写真みたいに描く人居る、けど、ストリートの壁みたいなこんなスタイルはまだ居ないんじゃないかな?!

野外イベント出店時のフラッグとして作ったコレも売り物ですか?とよく聞かれますね。

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まあ好き好きありそうなスタイルですがね。

そんなこんなで、今度は抜きのデザインなるものを出せるようになりたいとイメージしてた自分にとって、JAZZにまつわる様々なデザイン群が正にソレでした。

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BLUE NOTEのジャケデザイン群が特に秀逸。リード・マイルスは凄いです。

沢山のデザインや音も出来る限り掘り下げました。

そして連日、順調にJAZZマンの版を仕上げています。

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そして今回のフライヤーは敢えて文字のみにしました。色々と想像して貰うためです。

JAZZ STENCILISM  

ステンシル行為でJAZZを。

僕が感じた新たな感覚の扉、JAZZの雰囲気を自分のフィルターを通してどう表現出来るか?!

自分でもまだ想像不可です。やってみなくちゃわからない。

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Rebelman★Army 
STENCIL ART SHOW
 ”JAZZ STENCILISM”
2016.4.30(sat)-2016.5.14(sat) 
@ cajon to seed 
Holiday every monday & 2nd sunday
島料理、coffee、music、GO WEST/GO HEMP衣料、小物、雑貨

選抜25人の jazz artist のstencil作品に加え、jazz stencil paint t-shirtsも展示販売します。宜しくお願いします。


バイバイ、またね。


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秋口から掘れば掘るほど良質なネタが出てくるJAZZの世界。

キリが無いので掘り下げを打ち切り、更に厳選したネタをただいま、連日連夜制作中であります。

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ネタ版だけで既にカッコ良いものを。

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JAZZはカッコ良いレコードジャケットたくさんありますが、今回の制作版ネタにはレコードジャケットからの抜粋ネタは、なるべく無しの方向で。

カッコ良いジャケットに負けず劣らずなステンシル作品を目指して制作します。

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では詳細です。

Rebelman★Army 
”JAZZ” STENCIL ART SHOW
2016.4.30(sat)-2016.5.14(sat) 

@ cajon to seed 
〒920-0345 金沢市藤枝北4-491
http://www.cajon.jp/
TEL 076-267-7000
Open 11:00~21:00 
(L.O lunch~14:00,dinner~20:00)
Holiday every monday & 2nd sunday

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島料理、coffee、music、GO WEST/GO HEMP衣料、小物、雑貨

選抜25人の jazz artist のstencil作品に加え、jazz stencil paint t-shirtsも展示販売します。

宜しくお願いします。

バイバイ、またね。
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世界は広い。

2000年にステンシルグラフィティなる洋書を見つけ、魅了され、それから2年後、本格的にステンシルをやり始めて今に至ります。

2000年当時はまだBANKSYやOBEYが今ほど一般層に知られてないくらいでしたね。

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この人達の作品を見てステンシル始めた人は世界中に沢山いるでしょう。

2016年の今、

自分は2002年からステンシルやってきて意識してたのは、BANKSYやOBEYの作品の中身やネタではなく、ステンシルスキルの部分で、この人達よりもカットラインをリアルに出すことを重点にしながらやってきたように思います。

一版でリアルな顔を出すこと。

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やはりその意識の根底にあるのは、グラフィティ。

路上で如何に素早く仕上げられるか否か。

BANKSYはやはりその最高峰であり、オリジネイターであります。

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ネタも思想的であり、政治的であり、メッセージ性に富んでいて、ブラックユーモアも満載。

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カットラインはリアル。
そして版の数は多くない。せいぜい3版くらいかな。

対して、OBEYの作品は

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カットライン自体はシンプルで版の数もやはり少ない。1人仕上げるのに白黒赤の3版くらい。

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OBEYはプロパガンダポスターとしてのインパクトやクオリティに重点が置かれている。ステンシルグラフィティというよりかは、ステンシルデザインポスターを量産して張り巡らすスタイル。

両者とも、政治的であり思想的であり、民衆に寄り添ったメッセージ性の強い作品だからこそ世界的に広く支持され続けてきているのでしょう。

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それらの作品の中身を真似たり、パクることは出来ないと、素直に自分は自分のやりたいことやろうと、ステンシルカット技術の向上と共に色々な版を制作し、”一版でリアル”を追求し続けたワケです。

最近になって、世界的に影響を与えた浮世絵師や、彫り師、刷り師などの日本古来の技術や、また着物反物の染め用版の存在と優れた技術を知り、

如何に日本人らしく細かいカット作業が出来るのかとやってみたりもしました。

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そしてある程度細かいカット作業にも慣れてくると、飽きも出てくる。

もっと細かくやれるし、やるべきなのだろうけど、一版でリアルを出す限界もある。

リアルを求めて細かくすればするほど、版が一発吹いて壊れるくらいのモロさになる。

そこはグラフィティ品質を保ちたい。

持ち運べる、いくらかの吹き付け回数に耐えられて、一発吹きでリアルな版であること。

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そこでふと、世界のステンシルアーティストと名乗ってる人達のスキルを見てみようと掘ってみました。

いやはや、やはり世界の動向は見ないとダメですね。

ボーッとしてる間に皆さんに完全にブッチぎられてました。

スキルの質、表現の質は、2000年に買ったSTENCIL GRAFFITI本のレベルの何倍も先に行ってました。当然と言えば当然ですが。

そして、それでも尚、BANKSYやOBEYの地位が確固たるものであることは凄い。

世界の動向は、もはやステンシルグラフィティというよりは、完全にステンシルデザインですね。

より写実的であり、

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デジタルグラフィックデザインをアナログステンシルでそのまま形にしたようなものが当たり前になっている。

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コレらのリアルな版をアナログ出力するには、細かい版を幾重にも重なる必要があるわけで、


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もはや、日本人だから細かい作業が得意なはずという根拠の無い過信は崩れ去りました。

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確かに凄い。

ジャパニーズステンシルとしてシルクスクリーンの素となった版と細かさが似ているが、恐らく更に細かい。

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コレらの作品は、自分の今まで制作してきた作品とは明らかに毛色が違う。

じゃあこれから細い版を何枚も重ねたリアル作品を創るのか?

それはしないです。否、出来ないです。

一つの作品にあんな細い版作るのが面倒くさい。時間掛かり過ぎる。

如何に早く、沢山の作品を産み出すかの方が自分的には楽しい。一日一版、ハイ次!って感じ。

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一つのメイン版を、様々な版との組み合わせで創作する方が楽しいでしょ?

と、自分に問いかけ、言い聞かせてます。

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BANKSYやOBEYも先ほど挙げたような細い版じゃないにも関わらず、世界に衝撃を与え続けているのは、やはり作品の中身や質、それを支えるアイデアとユーモア。

そして僕が好きなウォーホルや写楽のポートレイト群。

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写楽の、顔の特徴を際立たせてポップに表現した大首絵に、

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ウォーホルは有名人を自身がポラロイド撮影して、それをそのままシルクスクリーン印刷して色を様々に塗ったりしたヤツが好きだし、憧れます。

写楽にしても、ウォーホルにしても、作品から何か滲み出る、人間臭い”間”がある。

細かいのは凄いが、細かいだけが全てじゃない。

最近よく見る、写真にしか見えない絵とか、、、

なら写真でよくね?

写真のように描ける技術は凄いが、表現としては凄くないような?!

そのワザワザ描くっていう無駄さに価値があるって思えるけども個人的に魅力は感じ無いかなぁ。

それより、写真から感じるイメージに合わせて色を様々にブチ込む方が僕は好きですね。

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ウォーホルはやはりシンプルながら素晴らしい。

誰でも出来そうな印象を与えながら、結局誰もウォーホルには成れない。なり得ない。

そして、そんなウォーホルが嫉妬したバスキアもまた素晴らしい。

いや、凄まじい。

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無茶苦茶に見えても、最終的に素晴らしい印象を遺す。

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こんなもん、全身搾っても出ねえし、出せねえ。

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バスキアは幼少期にダヴィンチの人体解剖図を親から与えられては読み、描いたらしい。

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今、このダヴィンチの人体解剖図の存在を知った僕には到底、現世では辿り着けない。

なので、いつか我が子にこのダヴィンチの人体解剖図を与えてみたいと思います。

ちょいと脱線しましたが、

現在、ステンシル技術における世界標準ラインを目撃したワケですが、

僕は凄い集中力も無いですし、これといって特異な人脈による特異な経験もせず平凡に育ったもんで、

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ひたすら個性を放つ人達に影響受けやすいタイプでして、故にアレやコレやと手を出しては寄り道ばかりして、

後で全然進んでないことに悩み苦しむ馬鹿野朗であります。

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もう誰かに影響受けて、その都度脱線してる暇も無いので、

自分は自分らしく、
よりワガママに、
名声に対する嫉妬心も溶かすほどの
自分の内なるドロドロしたクソッタレな部分をステンシルというフィルターを通してドリップしなければなりません。

分かっちゃいるけど、出来ないことが多いですが。

何かインプットしなきゃと今年に入って色々ネタを拾ってますが、そのインプット作業にハマってしまって何からアウトプットしたら良いか分からなくなっているのが、正に今。

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相変わらずスロースターターな馬鹿野朗です。

アウトプット、それを出来るようにする為に何をすべきか?

ひたすら創り出すのみですね、ハイ 。

寄り道すんなよ。

バイバイ、またね。

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今年初となるライブペイントは、尾張名古屋日置神社にて敢行。

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約4ヶ月ぶりのペイント、切腹ピストルズや永山愛樹くん、DJ大石始さんと鬼メンツ兄貴達に交じり込んでの作業は中々の気負いぶりでありました。

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任せときゃ、間違いなくカッコよく盛り上げてくれる兄貴達ですから、負けじと田舎もんらしく泥臭くいかなきゃと意識し過ぎましたな。

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大体のイメージを持って挑んで、当日の雰囲気や流れで如何に変化するのかってのがライブペイントの醍醐味であるわけですが、

こればかりは自分も何方にどう転ぶかがハッキリしないもんで。

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まぁ始まってみて、麻柄迷彩下地まではスムーズにいきましたが、神社の境内と、たくさんの人出、切腹の演舞、詩吟、尺八、落語と、いつもと違う雰囲気になるとは思ってたけど、まさかあのいつもと違う雰囲気に飲まれかけるとは…

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ペイント途中で着地点が見当たらなくなりまして、イメージがグルグル。

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いつもは時間を持て余しちゃうのに、今回は珍しく時間ギリギリで着地完了。

いやはや、まだまだです。
もっと場数踏まなきゃいけません。
良い経験になりました。

こんな半端もんをブッキングしてくれたNOBさん、本当に有難う御座いました。

途中、色々な人達と話したりしてはライブペイントに取り憑く魔物の邪気を祓い、自分を保ちました。

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今回はいつものようなバーンとメッセージのハッキリした直接的イメージな仕上がりでなく、

ブチ込んだ色んな言葉やイメージに意味があるのか無いのか、フワッと抽象的であり、判断を受け手に委ねる感じ。

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計算しにくく、結果それがとても人間臭いというか何というか、自分でも判断しにくい感じですが、今までの自分に無かった新しいイメージとして仕上がったと思います。

更に自分の判断を超えて、SNSの反応も今までに無いくらい多かったです。有難いことです。

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解放デモクラシー。

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漫画家は、自分の産み出したキャラクターがいつの日か勝手に動き、走り出す感覚があるらしいですね。それを絵にしているだけだと。

そんな感覚を味わってみたいもんですな。

2016年ステンシルライブペイント初め、何か新たな可能性とヒントが見えたかもしれません。


バイバイ、またね。

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今年は無理せずに月イチで予定入れていきたいなと思っていたら、

スルスルと思い通りに予定が決まってきまして、非常に良い流れです。

上半期は順調に月イチでライブペイントや個展や出店となりそうです。

先ずは今月末、2月28日の日曜日には名古屋の日置神社にてライブペイントです。

織田信長公も所縁ある神社らしく、麻の葉柄をふんだんに使用した装飾も素晴らしい。

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当日の共演者がまた豪華仕様で、

TURTLE ISLANDのヨシキくんソロライブに、

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切腹ピストルズの練り歩き、落語、尺八演奏と、大盛りツユダク間違い無しの内容。

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今年初ライブペイントから、最強の布陣を前にブチかまさなきゃならんので、ハンパな気持ちで行ってはならんところ。

そんな当日ペイント予定のネタは、かなり煮詰まってきております。

ヨシキくんと切腹ピストルズを組み合わせたところに僕を呼んでくれたNOBさんには、出会った時から良くして貰ってますんで、今回はバッチリとキメたいと思います。

そして翌月、3月26日の土曜日は富山のHOTORIにてライブペイントです。

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富山には”寒ブリJAM”以来、名古屋から久々の登場です。

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最狂音術師”刃頭さん”と名古屋のクラブシーンの重要DJ yanomiさんからなる最強ユニット OBRIGARRD が来ます!!

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名古屋のヒップホップ界の重鎮DJである2人が組んで、凡ゆる世界の音楽やリズムを2DJスタイルで繋ぎ組み合わせ放つ音は絶頂トリップ間違い無し!!

ライブあり、地元DJ陣のバックアップもバッチリ!!

最高となりそうな地元イベントでヘマこくわけにゃいかんので、此方もバッチリとネタ仕込んでブチかましていきたいと思います。

そして、4月下旬からG.Wにかけては、金沢cajon to seedにてJAZZステンシル展を開催します。

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ネタもゆっくりと制作開始してます。

ネタ群をどう料理してやろうか、今までに無い緊張感と期待感が満載で、新たな表現の扉を開くチャンスと、脳内奮闘中であります。

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5月は27、28、29日は橋の下世界音楽祭にて今年も出店参戦したいなと目論んでおります。

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6月は、まだ決定では無いけど、参戦予定イベントが2つほどあります。

そんなこんなで上半期は順調に進んでいく模様であります。

みなさま各地で会いませう。

”WORK&SHOP”は2月いっぱい、解放デーはありません。

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ネットショップにも一点もの作品がアップされてます。既にいくつかはSOLDになってますが気になる方はチェック宜しくお願いします。どれも至極の一品です。

rebelman★army ホームページ内のshop欄をクリックするとショップページに飛びます。

3月の解放デーはまだ未定です。

バイバイ、またね。



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幼少期に過保護や過干渉や抑圧で育った人は、大脳新皮質の働きによる、失敗から学び、次は失敗をしないようにこうしようとポジティブに捉えにくい傾向になるようです。


マインドコントロールはココを突けば簡単に出来ていくのかもしれないですね。

本能である食欲や性欲や睡眠欲を暴力で抑え込み支配する。

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本能を達成する為の自己判断能力、大脳新皮質の働きを極端に抑える。


そして、ひたすら同じ行動や言動を取らせる、疲労を蓄積させる、従わない場合には罰を与える。

そんな恐怖を植え付け、理性的判断を徐々に無くす。

更に感情の古皮質をも抑え込んで、本能の扁桃核と密接な位置の記憶担当である海馬のみ働かせる。

本能的欲望と恐怖、その記憶のみ。。。

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ネガティヴ人間。

あらゆる分野の失敗を恐れるネガティヴ人間こそ右脳的であるようです。そして洗脳もされやすく、鬱も発症しやすい。

逆に左脳人間は計算や数字が得意な、何事もやってみなければ分からんだろうと行動するポジティブな気楽家だそうです。

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自分の殻に閉じこもり、外界や他者との関わりを避け、あらゆる欲望と感情と記憶の蓄積がグチャグチャドロドロと渦巻き、他者や外界との接触を避け、大脳新皮質の働きも弱まり、ますます深みにハマる。


その欲望深層イメージを絵や造形や音楽や文学など、何らかの形で外界にアウトプットできたら良いですが、出来ないとストレスとなり構築。

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いつか爆発する。


それが殺人やレイプ、窃盗などの犯罪となりかねない。

たぶん、扁桃核や古皮質、海馬に溜め込んだ欲望を発散できない、他人に言えないストレス群が理性的判断を下すはずの大脳新皮質を乗っ取り、なぜ人を殺してはいけないか?ってことも理解出来てないはず。

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全て自分基準、自分の殻に閉じこもり自分以外の他人は全て、自分の欲望を達成する為に存在しているに過ぎないとまでになってるはず。


”空想は犠牲者を求める”

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殻に閉じこもってる欲望の塊をアウトプットした形こそが、外界や他者との関わりをもたらしてくれるチャンスとなりうるはずなのに。


”怒り”なんてのは欲望を達成出来ないとか、邪魔されることに対してのイライラを爆発させた形がほとんど。

創造的行動の源は”怒り”だって、脳科学者も村上隆さんも言ってます。

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更に村上隆さんは言ってます、


”欧米を中心とした芸術の世界で取引されているのは、「人の心」。

アーティストの目的は人の心の救済。

そのため、芸術家は自分の欲望を強く打ち出す必要がある。

問題なのは、日本の芸術家に欲望がないこと。

自分自身のドロドロした部分を見つめなければ、世間に認められる作品なんてできない。”

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春画は正にコレに当てハマったからこそ海外で高く評価されたんだと思います。


理性を飛び越えたユニークな性描写の数々。

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内向的右脳人間のドロドロ深層部を音楽やアートとして形になって出せるようになったならば、数字や計算に強いお気楽左脳人間マネージャーと組んだら良いんだろうなぁ。

思う存分に全て吐き出せ、あとはコチラで宣伝拡散、販売処理するからと言って欲しいもんです。

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コレが右脳内向的表現者を救う、信頼できる他者との関わりであり、愛だと思います。


んで、素直で騙しやすい分、それを悪用する人もいるでしょうがね…

内向的右脳人間には出すものにハッキリとした自信が持てないから、うまく発表できないし、ちゃんとした値段付けられなくなりそうだからね。

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こんな感じで、佐伯敏男さんのエログロ品見てから始まった、エログロ恐怖と心理と脳の関係も自分の中の過去の記憶達が全て一本化したというか、脳幹に全て繋がったような感覚であります。


心や精神、性格、気持ちなんて言葉で語るから分からなくなると思う。だって胸を一番にイメージしちゃうもんね。

全ての指令は脳、頭にあると言ってくれた方がすんなり理解出来た、僕は。

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そして、怒りや、それに伴う暴力の根底には必ずエロがあると思う。


恋だの愛だの綺麗な表現じゃない、もっと陵辱的で暴力的なエロ願望。

エロは生物の子孫繁栄の為の最重要項目であるからして、皆さん必死。

それを何とか叶えよう、達成しようと脳の凡ゆる部分が働きまくる。

グルグルに蠢く官能陵辱淫靡欲望の世界。

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サボり癖のある扁桃核は、そんな世界観を世にアウトプットさせることすら億劫にする。


ドロドロな欲望が、ヘドロの如く溜まる。

発散出来なきゃ理性を覆い尽くす。

闘うべきは扁桃核の面倒くさがり屋である。

ただ、

”わかっちゃいるけどやめられない。”

これがいつも付いてまわる。

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まだ何か書き足りない気もしますが、この辺で。

最後に、数いる殺人鬼の中でも個人的に最恐だと思うのが、ロシアのアンドレイ・チカチーロ。

老若男女、子供から年寄りまでお構い無しの50人強を犯して殺した。

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そんな彼が死刑執行直前に言ったことは、


”脳は撃つな、日本人の医者が買うから”

だったそうです。。。


バイバイ、またね。

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”空想は犠牲者を求める”というのが犯罪心理学では定説のようでして、この言葉を初めて見たのは17歳の時だったかな?


週刊マーダーケースブックの創刊号でした。内容はチャールズ・マンソンと佐川一政の特集。

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エログロ欲の起源は人間の、いや雄雌生物全体の本能的欲望だと、脳の仕組みを見て思ったわけですが、

それを知って、今まで頭に入れてた様々な情報が一つに繋がってきたので、自分の為にもまとめていきたいと思います。

本能的欲望が扁桃核、コレの上に形成されるのが、感情を操る古皮質、そしてそれらを包みこんでるのが大脳新皮質で、ココが理性を操る分野。

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大脳新皮質が進化したことで、人間はあらゆる本能的な感情や欲望を理性的に判断し、他人を思いやり、自分勝手に暴走しなくなり、社会を形成できていったって感じでしょう。

さて、

少年のような心、無邪気、本能の赴くまま行動する自由人など、現代にもよく聞かれる言葉群。

これらを体現してる人達は、やはり魅力的に見えます。羨ましいとさえ感じます。

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たぶんそれは、大脳新皮質による理性的な判断で自分の欲望や感情を抑え込んでいるからこそでしょう。自分が出来ないことをアイツはやっている、って感情。

それら本能剥き出しな人達は反社会的であり、アートや音楽で本能を剥き出しにして、素晴らしい個性だと社会に認められながら生活出来る人もいれば、逆に犯罪者となりうるケースも沢山あるワケでして。

だからこの世の社会は、大脳新皮質による理性判断社会と言っていいぐらいだと思います。

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大勢を束ねる為のレール敷きや、ルール作り。それらを守らせる、統制する為に法律や、権力がある。

まあ、でも残念ながら大脳新皮質による理性的な判断が出来なくなる時も多々ある。

大脳新皮質って、例えば本能扁桃核が暴走すると、脳全体が支配されて理性的判断が出来なくなるようです。

解りやすく言うと、熱い湯に触れると瞬間的に手を引っ込める行動がソレのよう。

言葉も話せない赤ちゃんですら、同じ行動をするとか。

熱い湯に触れると火傷するってのを判断し、学習するのが大脳新皮質。

まぁ、ざっとこんな感じ。

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では、マーダーケースブックに出てた、時代に名を刻んだ殺人鬼たちの話ですが、

マンソン、ゲイン、佐川一政、ゲイシー、バンディ、チカチーロ、ダーマーなど世界的に有名な殺人鬼たちの殺人動機には全て性欲が絡んでるし、幼少期の生い立ちや生活に問題がある。

溢れる性欲を抑え切れず、それらを達成するために、殺人してまでも行動する。

マンソンはカリスマとなりファミリーを形成し今だに信者がいるし、ゲイシーの絵は高値で取引されたり、ゲインの世界観は”悪魔のいけにえ”や”羊たちの沈黙”によって映画化された。

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理性を飛び越えた行動は人々の恐怖と興味を刺激する。それは麻薬のように次々求めだす。

他人の不幸は蜜の味、対岸の火事状態。欲望扁桃核が活性化し、大脳新皮質の理性的判断が薄まってるのか?!

本能的行動を抑制する理性的大脳新皮質の成長の為には、愛が不可欠のようです。

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きちんと、他人があっての自分であると、客観的視点も交えながら子供を育てなきゃならないとか。

ただし、愛の押売りで過保護、過干渉、一方的抑圧もダメ。

他人と自分、そして本能的行動に対する理由付けが大切。

熱い湯に手を入れたら火傷するから気をつけてください、またその熱い湯を他人に掛けたら同じように火傷するから掛けたらダメだよと、行動に理由付けをしなきゃならないようです。そういうのは行動学ってヤツらしいです。

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”三つ子の魂百まで”と言いますが、その人の脳の機能は4歳までに70~80%まで形成されるようです。

4歳はまだしも、3歳の記憶ありますか?

コレはもう気がついたら、そういう自分になってたってことですよね。

気づいたら変な性癖や暴力欲など持ってた。だから理性的な大脳新皮質が悩む。

それらを達成しなきゃ落ち着かないなど、扁桃核の暴走によって脳が支配されて、反社会的行動を起こしてしまう。

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だから後は、本能的欲望と感情に、その都度その都度、理由を付けて大脳新皮質を鍛えてゆくしか方法が無いようです。

ムカつく相手をボコボコにしたい、この世から消したい、可愛いあの子に触りたい、ヤリたいなどの本能的欲望を理性的に抑えるから悩み、苦しむ。

そもそも扁桃核ってところは面倒くさがりな気質らしく、失敗を恐れまくる小心部でもあるようです。

欲に塗れたナマケモノ。最悪です。ですが、これが野生動物の性質かも。

やらなきゃ何も始まらないのに、やると失敗するかもしれないからやらない。順序立てて理性的行動をやらなきゃって大脳新皮質の機能を抑えもするみたい。

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だから鬱って大脳新皮質の機能低下なのかな。

筋トレのように、少しずつ鍛えるしかない。それには他人との関わりも重要なようです。

自分の頭中の扁桃核が、本能的欲望を達成出来ないなら全部辞めちゃえと脳を支配しちゃってる。外部との接触を面倒だから断てばいいとする。だからこそ、外から愛を持って引っ張りださなきゃいけない。

鬱を発症し、克服するまでの夫婦愛など、よく聞くアレですな。

本能的行動をする扁桃核、感情を抱く古皮質、そして扁桃核のすぐ隣には記憶を溜める海馬がある。

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欲望が産まれ、欲望に対する感情が芽生え、それを記憶する。欲望を達成する為に理性的行動や判断をする。失敗する、学ぶ。

繰り返し、繰り返し、、、

其の二に続く。

バイバイ、またね。


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どうやらこうやら冬は妄想とアイデアが加速するようです。

寒さという大きなカマクラの中に背中を丸めながらコツコツ探る毎日です。

行動範囲が狭まり、籠るからこそ生まれる何か。

去年を超える作品を生み出す為に何が必要か?

色々と分析している真っ最中です。

ネットサーフィンして直感で気になる画像を片っ端から保存。

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そのまとまった画像を後に眺めてみると色々気づきます。

アフリカや南米アマゾン、パプアニューギニアの民族による装飾の数々。

超自然、信仰、黒魔術など、現代のタブーだらけで凝り固まった意識をヒックリ返してくれるリアルビジュアリズム。

あの剥き出し感。

科学なんてもんが全く無かった時代、天気や天変地異の原因は全て空の上の神様によるものだと信じ込み、または誰かであったり偶像を作りあげて神と祀りあげ、生贄など捧げたり、自らを自然物で装飾し、一体化することで乗り越えようとしてたとか。

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そんな色々な中でも今回、一番気になったのは佐伯俊男という人のエログロポップ作品の数々。

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次にこれらの作品を観て、何でこれらの作品が気になるのかを探る。

そこで思い出したのが、

村上隆さんの"芸術起業論"に書いてあった、自分自身の中にあるドロドロした部分を作品に出してこそってのと、

映画"BEAUTIFUL LOSERS"にてマイク・ミルズが言ってた、現状に満足してる人はアートする必要ない、現状に満足してない人が自分自身を救うためにアートするっての。

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去年、個展を2度やる機会があって、そこでずっと積み上げてきたイメージをぶつけられたと思います。かなり満足した出来でした。

その時その時の最高を表現出来てました。

でも、やはり日が経つとまだ何か抜け出せてないモヤモヤを感じ出します。

何で創るのか?

何で創らないと落ち着かないのか?

カッコつけ?

俺はみんなとは違うという証明のため?

それらも正解だけど、まだ満たされない。

何だ?

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心の隙間、孤独を埋めてくれるものが音楽だったし、でも楽器を鳴らして歌っても、ライブ行って暴れても完全には満たされてない。

2000年、グラフィティから興味出てすぐにステンシルグラフィティに喰い付いた。

ステンシルは自分の中で一番、自分の物欲を満たしてくれた。

音楽で喰らった自分のイメージを物や形として表現出来た。

だから今だに続けているわけです。

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ステンシルで僕の物欲は、ある程度満たしてくれることがわかった。

じゃあ、まだこの満たされないモヤモヤの正体は何か?

物欲でなく、他の欲。

個展をして気付いたのが、これらの作品群に自分自身に沸き立つ欲望を表現したものがいるのか?ってこと。

あそこに展示されてた作品群は、自分が今まで見聞きして喰らったモノを自分のフィルターに通して違う視点や見せ方を最大限に考えて生み出したもの。

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それらを創り、生み出すのも気持ち良い。

出来上がった作品群を集めて並べ、囲まれた時のコレクト達成感はホントに気持ち良いです。

だけど、佐伯俊男の作品群を観た時のドキドキ・ワクワク感は何か?

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人間の心の内部や深層、出来ることなら隠したいドロドロした部分を表現できてることに羨ましさを感じたのです。

2年前、春画に喰らった時の気持ちもそう。

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月岡芳年の血みどろ浮世絵を観た時の気持ちもそう。

エログロにビシビシきちゃうんです。

ホラー映画にエロシーンも鉄板だったりするし。

暗闇にエロを感じたりもする。

恐怖とエロは隣り合わせ。

そもそも日本なんて西洋式の基準が入って今の状況なわけで、田舎の風習や祭りごとなんて、その西洋式常識からしたら、奇形であり異形であり恐怖の数々です。

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夜這いとか、ある意味レイプですもんね。

テレビでいつの間にかオッパイも見れなくなりましたし、街にエロ看板やポスターも姿を消しました。

このアメーバブログもかなり下ネタに厳しいすからね。すぐ閲覧不可になります。

さて、今そんなエログロな絵画が特にウケるのは決まって欧米をはじめとする日本以外です。

西洋でタブーと捉えられてるものを溜め込んで、ドッカンとエログロ妄想全開で表現することを受け入れてくれるのも海外。

村上隆さん曰く、海外の人たちは絵画などの作品に含まれたドロドロした人間の残虐性や支配性を手に入れ、それらを収集することによって自身のドロドロモヤモヤを落ち着かせてるようです。

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日本の内に秘めた奥ゆかしさとは違い、剥き出しを良しとする文化風潮。

ところがどっこい、2015年日本初の春画展が開催されて、連日大盛況だったようですね。

しかも女性のお客さんがたくさんだったとか。

何だ、何だ、そんな沢山の人がエロを観たい欲あるんじゃん。

カッコつけんなよ。同じ日本人の感性だ。

浮世絵に当たり前に見られた、エログロ描写は海外で高い評価を得ました。

そもそも日本人には欧米と違い、芸術、美術という感覚が無かった故に、それらは只の民衆の娯楽品に過ぎなかったワケですね。

エログロで日常の欲を満たしてたってことだな。

僕、エログロの大体の表現は受け止められると思ってた23歳ころですかね、

早見純ってひとの"ラブレターフロム彼方"って漫画を読んだ時、

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本気で嫌悪して、初めて買って損したと思うくらい落ち込みました。クソエログロの妄想群に心から参りました。

それくらい内容が飛んでたんですね。

プッチンプリン食いながら読んでたら気持ち悪くなってしまって、しばらくプッチンプリン食えなかったし。

だけど、その時に何人かの女の子たちにこの漫画を読ませたら、気持ち悪いと言いながらも意外とすんなり読み尽くしてましてね、これはホントに意外でした。

男の馬鹿なエログロ妄想は、女性が寛大に受け止めてくれるんかなと思った次第です。

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そこで、エログロってなんでセットなのかなとか疑問に思ってたんです。

セックス&バイオレンスっていうじゃないですか?

そんな答えもふと読んだ酒鬼薔薇のカウンセリングした新聞記事で知ったんですが、

脳の、エロと暴力欲を感じる部分て隣同士なんですってね。

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脳の成長過程で、本来はエロと暴力の欲の境目はしっかり出来るはずなんですが、なんらかの原因で成長が中途半端でエロと暴力欲の境目が形成できないと、、、

と、なるようです。

SMとか首絞めプレイ、レイプとか、エロと暴力は密接に繋がってるのは脳の仕組みから見て、変えられない事実であるのです。

それらを今、やけに思い出したんで、良い機会だと脳の仕組みについても簡単に調べてみたんですが面白かったです。

扁桃核、旧皮質、新皮質の役割、右脳、左脳の働き。

あらゆる感情や行動、全ては脳の仕組みによるもの。

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いやぁ、面白かったです。

自分の中の面倒くさいドロドロダラダライライラしてるものの答えも、解決策も全部、脳それぞれの働きを知ることから始まります。

そんなわけで、今、自分の中のカッコつけてない剥き出しのドロドロしたエロや暴力欲などを探ってみたら色々と見えてきました。

自分の中のエログロ欲に関わるモヤモヤドロドロ。

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これらを音楽で発散してる人、文学や言葉で表現してる人、絵画で表現してる人、造形で表現してる人、様々です。

僕は僕の表現で、抱いてたモヤモヤをドロドロに出し切ってこそ次の段階に進めると確信した次第です。

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もうカッコつけるつもりはありません。

自分の中に確実にあるであろう、クソッタレな変態暴力性を出していきます。

自分の中にある小さな心の世界をどれだけ出すか、どう表現するかによって、日本のみならず海を越えた世界に届くのか…楽しみだし、無限の可能性を感じてます。

頭で理解出来る範囲を簡単に越える宇宙の規模は計りしれないから面白い。

脳も宇宙だな。

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モヤモヤをこうやって言葉にして吐き出すってのも僕のような脳の持ち主にとっては良いことのようですよ。


バイバイ、またね。
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 年や歳を重ねるごとに様々なモノを見る目は肥え、余分なモノは取り得ず、削ぎ落とされ、全身の細胞が喜ぶモノが何かというのが短時間で選択、判断できるようになってきたと思う、この頃です。

ベースとなるネタモノを弄り、もっと斜めから見た感じや、捻くれた感じ、歪んだ感じなど、新たな表現として何かポッと出てきてくれやしないかと頭の中は常にグルグル。

パンクから始まった音楽やアートワーク興味の連鎖も、ハードコア、レゲエ、ダブ、ヒップホップ、クンビア、アフロと繋がり、とうとうジャズにまで届きました。

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服や小物の興味の連鎖も、アメカジから始まり、今や日本藍染庶民文化、様式まで届きました。

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今年一発目のステンシル活動の場は、2月28日の日曜日、尾張名古屋にて。

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麻柄だらけの素敵な日置神社にて11:00~ライブペイントと物販の予定です。

翌月の3月26日の土曜日には、もう御馴染みの場所、富山HOTORIで開催のイベントにてライブペイントします。

そして、4月下旬くらいにJAZZステンシル個展を金沢 ”cajon to seed” にて開催出来れば良いなと思っています。まだ未定ですが。

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ブログ更新やステンシル活動自体はユックリしながらも、頭の中では常にスピーディーに、日々アイデアが沸いては消えの繰り返しであります。

取捨選択日々更新中。

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毎度、冬はそんな感じです。春から秋にかけて進み続ける為のネタ充電期間であります。

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そんなわけで、今年もボチボチ参りますので宜しくお願い致します。

そして越中富山の我が基地、一月の解放予定デーは、

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1月10日の日曜日14:00~19:00頃
1月24日の日曜日14:00~19:00頃

バイバイ、またね。