どーも、mocaですo(^-^)o
2015年観覧まとめをして、その感想を書いていたら…
結構文章が長くなってしまったので、別途まとめてみました。

「2015年観劇まとめ」はこちらより → 
先にまとめを読んで頂けると下記内容がわかりやすいかと思います^^

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2015年は変な目標を立てて(★)いましたが、その目標は少し達成できているかなぁと思います。

今年見た中で一番難易度高かったのは
6月に観た演劇「프로즌(フローズン)」
5~7月に上演された演劇「스피킹 인 텅스(Speaking in Tongues)」 の2作品です。

 ←演劇「프로즌(フローズン)」
 ←演劇「스피킹 인 텅스(Speaking in Tongues)」

どちらも素材が難しかった…んですが
「フローズン」は舞台展開もなく淡々と進むものでした。
登場人物も精神科医、精神異常の犯罪者、その被害者の母親の3名のみ。そこで事件の起こった経緯や精神科医と異常者の論争、母親の苦悩が淡々と展開されます。
そして、最後には…現代社会に通ずる問題を取り扱った素材だったので、色々考えさせられる作品でした。
「Speaking in Tongues」は舞台上では4名しか出てきませんが、一人2役以上こなすので、実際の登場人物が多かったことと、その登場人物たちが少しずつ何かしら絡んで話が進んでいくんですが、長セリフが多い多い…。難解でした…。

期待してなかったけど見て良かったなぁと思った作品は
1月観劇したミュージカル「바람직한 창소년(望ましい青少年)」
6月から始まったミュージカル「여신님이 보고 계셔(女神様が見ている) 」 の2作品です。


ミュージカル「바람직한 창소년(望ましい青少年)」


↑ミュージカル「여신님이 보고 계셔(女神様が見ている) 」

「~青少年」は演劇での評価が高く、ミュはあまり…と聞いてましたが
よくまとまってた内容で…こうやって子供は大きくなっていくものだし、大人の偏った考えで子供の自由な発想などを妨げてもいけないなぁと観劇後に改めてそう教わった作品でした。
特に韓国ではまだ日本より性に対する偏見があったり学歴社会だったりするので、この作品は青少年推奨作品だったけど、私は青少年はもちろん大人にも観て欲しいと思いました。
「ヨボショ」は日本でも公演があった作品で皆様もご存知かと思います。
キャスト的には14ヨボショよりインパクトはありませんでしたが、良い俳優さんを発見できて、こういう演技もできるんだ!!と改めて発見できたことが私には良い出会いのできた作品でした。

期待通りの作品は
現在も上演中のミュージカル「스토리 오브 마이 라이프(Story Of My Life)」
今年始めにに上演されたミュージカル「쓰릴미(スリルミー)」
春先に上演されたミュージカル「아가사(アガサ)」  の3作品です。

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ミュージカル「스토리 오브 마이 라이프(Story Of My Life)」


ミュージカル「쓰릴미(スリルミー)」

ミュージカル「아가사(アガサ)」

「SOM」は本当に期待通りに良かった作品です。そこまで韓国語の理解度はないので、始めから大泣きはしませんが、徐々にじわじわくる感じで…内容は悲しい話ですが、心は温まります。2月末まで上演されてますので、機会あれば是非観覧して下さい^^
「スリルミー」は日本でも上演されてますが、日韓で見比べることのできる作品です。
2015年はここでカン・ピルソクぺうの公演を観てしまったがために私の観覧基準が変わってしまった…と言っても過言ではありません。その後に大きな影響が出た公演でした。
元々、私が韓国ミュージカルにハマったきっかけの1つが「スリルミー」だった(★)ので、韓国で上演がある度に観劇してますけどねw

そして、「アガサ」は2015年観た作品の中で一番印象に残る作品でもありました。
理由としては…
主人公の「アガサ」とそれに対する「ロイ」という登場人物がいまして、「ロイ」役にはカン・ピルソクぺう、キム・ジェボムぺう、ユン・ヒョンリュルぺうのトリプルキャストでした。(残念ながらヒョンリュルぺうを拝見する機会がありませんでした。)
この作品ではロイという役が演者によって「ここまで解釈が変わるのか!!」という自分の中での大事件(笑)が起こり、こういう作品の出会いもあまりなかったので、それを発見した時の衝撃はとても大きかったです。
ロイ自身の立場も、アガサに対する感情・心の動き・アプローチなども全然違っており、「これ、本当に同じ作品?」と悩みました。演者がどのように演じているのか、自分の受け取り方はこれでいいのか…悩んだ挙句、退勤時に質問をしたら、その俳優が伝えたかったメッセージをきちんと受け取れていました。ひと安心したものの…何故その解釈になるのか!?と次の疑問が出てきて、自分なりに受け取ったメッセージを考察して、また質問をしてみたら、「それでいいんだよ」とお返事頂けたことにホッとしたことを今でも覚えています。
このような理由で印象に残っている作品なので、再演して欲しいなぁとも思ってます。

同じ役を演じていても、この俳優さんなら理解できるけど、この俳優さんは苦手…というの以前からありました。実際に今もいます。でも、好き嫌いせずにとりあえずは見る!という考えと、1つの作品を理解するためには全ての配役を見よう!という考えで普段から観劇に望んでるので、「アガサ」で大きな衝撃と発見ができたのかな!?と思ってます。
2016年もこれまでの考えを持ちつつ、俳優だけではなく作品への想いも傾けられる作品に出逢えたらいいなぁと思ってます。
あと、日本でも少しでも多くの作品を観たいです^^

2016年も良い観劇日和になりますように
о(ж>▽<)y ☆


この日の出会いを境に2015年も激動でしたwww ←違
2016年もこの方(カン・ピルソクぺう)に振り回される予定です(´・ω・`)