窮地の経営戦略を支えた法則・コンサル・Rの日記のブログ

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松下電器産業創業者・松下幸之助さん 京セラ会長・稲盛和夫さん 浅野セメント創業者・浅野総一郎さん 日立製作所元社長・倉田主税さん 野村証券元社長・飯田清三さん をはじめ日本の経済界を、リードした1000億企業経営者の経営戦略を支えた法則を紹介します。

  

      窮地の経営戦略を支えた法則



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1911年 ヒマラヤ山脈の麓にて、中村天風先生とカリアッパ大聖との問答

天風先生
無念夢想ディヤ-ナの条件は、
心を静かに安定していきゃいけないんでしょ!

カリアッパ大聖
オフコース(もちろん)!

天風先生
なら、なぜもっと静かな場所で修行させてくださらないのですか?

カリアッパ大聖
あの場所で心が静まらないのか?

天風先生
あんな場所で心が、静まるはずありゃしませんよ。

カリアッパ大聖
あの場所で心が、静まらないようなおまえなら、どこへ行っても駄目だな!

天風先生
でもそうおっしゃいますけどもあの水の音では…(天風さんは、カリアッパさんから巨大な滝の下での瞑想を命ぜられる。)

中略

カリアッパ大聖
私が特にあの場所をおまえのために選んだんだ,おまえのディヤーナのために。

天風先生
どういうわけなんですか?

カリアッパ大聖
ま、一口に言やあだな、天の声を聞かせてやろうと思ってよ!・・・・・ 中略・・ 

 以上「盛大な人生」日本経営合理化協会編より引用させていただきました。


さーいよいよ天の声が登場しました。天の声とは、宇宙の実相の音のことです。
この音を聞くと五感が、実相を感知し、結果として無の境地に入ります。

普段我々の心は、仮想(幻)に対して反応しており、仮想(幻)への反応であるが故に、様々な悶心を、心の中に生じさせます。
我々の住むこの3次元と時間軸のある空間そのものが、仮想なのです。実相は、多次元帯であり、宇宙を成り立たせて いる根本は、エネルギー体なのです。 このエネルギー体の音が、天の声なのです。

さらには、このエネルギー体の分派が、我々なのです。元来我々は、造物主と同じエネルギー体と一体化した一つの存在でした。
その一つの存在としてのあり方では、すべてが完璧に存在しているため、悲しいとか、嬉しいとかがどういうことなのかを、体感することができないのです。こことそこという区別すら、その一つの存在の中ではないのです。

そこで、悲しいということが、どういうことなのか?嬉しいということがどういうことなのかを体感するため、一つのエネルギー体から分属した存在が、我々の正体なのです。

ある意味で、いろいろなことを体感するために、この地球を含めた現象界に降りてきた我々ですので、悶心が体感に、付随して生じるのは、当然といえば、当然です。


3次元の中で、物質という形で、自らを表現するときに、その物質を着るエネルギー体が我々の本質なのです。 着物に過ぎないこの物質が、我々の肉体なのです。 我々は、本来着物に過ぎないこの肉体を、物質的に存在させるために、心というものを肉体の脳という器官に備え付けました。 警戒心とか、疑心とかは、肉体の危険を察知するため、実際は危険な状態でなくても身を守るために生じます。

この悶心は、常に心の中に生じ、休むことがないのです。だから肉体として生きていけるのです。
しかしここで働いている心は、我々ではないのです。3次元で存在するための手段として、着物としての肉体に、付着した心であるに過ぎないです。

ほんとうの我々は、造物主のエネルギー体から分属したエネルギー体なのです。別名真我とか、アートマンと言われるものです。
この真我に、天の声すなわち造物主のエネルギー体の音を聞かせると、我々が元々いた完璧な状態に戻るのです。
この我々が元々いた完璧な状態が、無念無想すなわち無の状態を意味します。

造物主は、不完全な我々の住む現象界に、我々を細分化しました。と同時に、完全な存在と再度一体となりうる道を我々に残し、完全な存在としての思考・行動を、この不完全な現象界の中で実現することを可能にさせました。

その目的は、不完全な現象界の進化・向上です。

アインシュタインやニュートンさらにはガリレイたちは、この完全な存在としての思考を不完全な地球上でおこなったのです。

完全なる世界に不完全なもの、現象を持ち込むことはできません。けだし不完全なものを持ち込んだ時点で完全な世界でなくなるからです。

しかし不完全な世界に、完全なものを持ち込むことは可能です。特に思考とか、リズムとかシンクロニシティーといった目に見えない非固形物は、完全な存在として、この宇宙空間の一つである地球上に実現できるのです。


造物主のエネルギー体と私たちが、再度一体となりうる道が、神人冥合であり安定打坐密法なのです。
安定打坐密法と神人冥合は・・・・・・・      以下次号へ続く。




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安定打坐法とは、絶対の静寂の中に、自己の意識を、同化させることによって、宇宙の実相であるところの造物主の気に帰って、この気と一つになる瞑想法である。

その目的は、無念夢想の境地に意識を誘導し、この境地に至ることで、造物主のエネルギーを取り入れることにある。

何日もかけて、考え抜いたとしかいいようのない、ひらめきが次から次へ湧いてくるようになることが、この無念無想の結果、得られる点にその特徴がある。

アインシュタインやエジソンやガリレオといった、歴史上の天才といわれた人たちは、このひらめきに長けていたものと考えられる。

従来この無念夢想の境地に入るための方策として.様々な難業苦業が禅僧を始めとして施されてきた。しかし無念夢想の境地に至るには、20年30年の歳月を要することも多く、この境地には、めったにに入ることができないとされた。

しかし中村天風先生は、自らインドでの修行中に、無念夢想に致った神人瞑合の手法を、誰にでも一瞬でできるよう改良することに成功した。

これによりどんな人でも、一瞬で無念無想の境地に入り、神技と言われるひらめきを得ことができるようになった。

この改良された神人瞑合の方法が、安定打坐密法である。

話しを分かりやすくするため今から時空の旅に出かけよう。

時は、1902年ヒマラヤ山の麓カンチェンジュンガ地方!

中村天風先生は、その師匠であるカリアッパ師から・・以下次号へ続く

社長の名誉欲から顧客のために何かをしようと考えるのは、名誉欲という理性心からくる欲望に基づいたものであるのです。よって顧客が喜ぶことが、同時に社長の評価や名誉を下げしまうことがあると、たとえ顧客が喜ぶことであったとしても社長にとっては、苦痛となるのです。 事業の一環としてこのような欲望から何かを始めてもうまくいく道理がありません。

これに対して、顧客の喜びが即社長の喜びという境地で始めた事業は、顧客の喜ぶことが、たとえ社長の評判や名誉を下げるようなことへ、結びつくようなことが、あったとしても社長は、苦痛を感じることはないのです。むしろ、喜びを感じることができるのです。自らの喜びを情熱の糧として当該事業を継続することができるのです。

社長が事業に、対して喜びを感じるということは、自分の事業に対して、感謝することを意味します。顧客の喜びが我が喜びと同じように感じられるときに、このような感謝の気持ちに至るのです。所詮顧客の喜びなど他人ごとと感じているうちは、こういう喜びは感じないのです。
この社長の感謝の気持ちに対して、宇宙意識が働きかけ事業が、はっきりと成功に向かうのです。

松下幸之助さんの事業哲学や、稲盛和男さんの事業哲学には、必ずこの宇宙意識が登場します。天風さんの宇宙観が、お二人に伝承されています。

この宇宙意識に繫がる天風式瞑想法が、安定打座法なのです。この瞑想法によって顧客の喜びが、我が喜びと同じように感じることができるようになります。

では、この安定打座法の正体は?以下次号へ続きます。