おはようございます。和田です。
Facebookもビジネスのシーンでは、当たり前のツールになりつつありますが、様々な理由から利用を躊躇する人がいて、人気が伸び悩んでいる部分があります。
その辺りの話をまとめてみました。
まず、20代の意見で面白いと思ったのが、就活にFacebookを利用していたり、職探しをしている時に、本名からリサーチされる恐れがあるので、下手なことを書けないと感じていることです。
極端なことをいえば、就職対策としてFacebook上の投稿をコントロールしているらしいのです。(就職の面接で良い子になるのと同じことです。)
若い世代の多くは、そもそも本名でソーシャルメディアをやることにメリットを感じていないのです。
年齢を重ねると過去の人脈につながるメリットや信頼感など、本名で行うメリットが数多くありますが、それらのメリットは感じていないのです。
むしろ、TwitterやLINEで、ネット上の独自ネーミングを使って、コミュニケーションする方が手軽で楽しめると考えているのです。
また、デザインと操作性が悪く、使っていて楽しくないので、よほどのことが無いとFacebookなど使いたくないとの意見もあります。
さらにわかりやすい例をあげると、会社の上司や取引先をお友達になってしまった瞬間、いろいろと詮索されることを恐れてプライベートな書き込みをしなくなる傾向が強いのです。
この面倒だと感じる部分は、多くの人が共感できるはずです。
ビジネスツールとして割り切るか、本名で素のままの自分で使うか、覚悟を決めてしまえば、Facebookは楽しい場になります。
同時に、利用者が増えるほど、不必要なつながりが生まれてしまい、面倒になる傾向もあるのです。
この傾向は、米国内でも出始めており、ソーシャルメディアとの向き合い方を再考する時期に差し掛かっていることを示しています。
かつては大学生にしか使えなかったことで、特別感を感じる交流の場であったFacebookも、誰にでも使える交流の場になり始めたことで、輝きを失ってしまった部分もあります。
誰もが使い一般化すると、使っていることによるカッコよさやクールさは失われてしまうからです。