おはようございます。和田です。
2014年の一番目のネタは、今年流行そうな動画メディアの形です。
2013年、急激にアクセスを伸ばしたサイトがあります。
2012年3月にサービスをスタートした、オンラインニュースサイト「Upworthy(アップワーシー: UpとWorthy(価値のある)を掛け合わせた造語)」です。
http://www.upworthy.com/
Upworthyは、通常のオンラインニュースサイトとは異なり、同性婚、世界の貧困問題など、極めてリベラルで社会的意義がある情報を伝えることに特化しています。
また、自ら情報を発信するのではなく、すでにウェブ上に存在するコンテンツ(主に動画や画像)をスタッフが丹念に探し出して、それに魅力的なタイトルとリード文を添えることで記事を作り発信するニュースサイトです。
つまり、ニュースをキュレーションしているのです。
キュレーションとは、ITジャーナリストの佐々木俊尚氏によると、『キュレーションとは情報を収集し、選別し、意味づけを与えて、それをみんなと共有すること』との事です。
ソーシャルメディア時代におけるオンラインメディア・サイトのあり方について大きな示唆を与えてくれるメディアなので注目してゆきたいと思います。
ポイントは3つです。
1.人は、心動かされた時、人にシェアをします。
2.動画は、ダイレクトに感情に訴えかけてきます。
3.情報は、どのような意味を持たせるかで価値が大きく変化します。
日本国内では、『dropout』という似たサービスがスタートしていますので、参考になると思います。
http://dout.jp/
このコンセプトは、強烈なインパクト持ったメディアの在り方を示す考え方なので、数多くのサービスが生まれて、本物以外は淘汰されてゆくと思います。
恐らくブームで乱立するであろう類似サービスの中で、生き残ったサービスに期待したいと思います。