並行輸入品を取り扱うこととは | Webビジネス改善講座

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日本経済新聞09年12月21日付けの記事で気になる記事があった。

「マクラーレン」ベビーカー事故において
並行輸入品を購入したユーザーが、メーカーが無償保障している
事故防止用の補修カバーを入手する事が困難である事象について書かれた記事だ。



「マクラーレン」ベビーカー事故とは、英マクラーレンの米国子会社が販売した
ベビーカーで指を切断する子どもが相次いだ事故。
正規品の購入者には、事故防止用の補助カバーが無償提供されている。


では、なぜ並行輸入品を購入したユーザーがメーカーの無償保障を
受けられない事態がおこっているのだろうか?


インターネット通販では、価格競争が激化しているため
並行輸入品を数多く見かける。
製品は一緒だが、価格が安い。


基本的に、国内には正規輸入元が存在するため、並行輸入は
メーカー側としては、認可されているルートではない。

各国の正規代理店にも並行輸入販売は、原則禁止されているので
メーカー側に並行輸入業者への販売が明らかになると
商品供給を止められることがあるため
仕入先を特定できないように製品番号を消すなどの処置をして
流通させているケースも目立つ。


そのような事情があって、メーカーの無償保障が進まないのだ。


並行輸入品を販売する際には、その辺りのリスクを
どのぐらい消費者に説明して販売しているのか?

複数の並行輸入業者が協力して
純正品に似せた補修カバーを国内メーカーで作って
無償配布する準備を進めているそうだ。


ネット通販では、売りっぱなしになるケースも数多く存在する。


サービスを充実するためには、コストが掛かってくる部分もあるので
販売側は、安かろう、悪かろうにならない工夫が大切だと思う。


また消費側は、価格に含まれる付加価値を理解して
よろこんで付加価値に対する対価を支払う気持ちと
適正なコストのバランスを考えていく必要あると思った。

当然、余計な付加価値は入らないから、
リーズナブルにという消費も賢い消費。