11月27日付けの日経MJ 19面の記事に
トレーダー・ジョーズについてコラムが掲載されている。
トレーダー・ジョーズ
http://www.traderjoes.com/
トレーダー・ジョーズは、米国の食品スーパーである。
トレーダー・ジョーズでは、対象顧客を絞り込んでおり
同社が狙っているのは
「教育水準は高いが、それだけの収入を得ていない人だ。」
(Well Educated,Under-paid)
このターゲット層に向けて、こだわりのある商品を探して
可能な限り安く提供することを目指している。
基本的には、エブリデーロープライスなので
広告宣伝は、それほど多く打たない。
また、商品アイテム数も2500アイテムほどで多くない。
その約85%のアイテムは、プライベートブランドである。
ターゲット層を絞って、品揃えをしているが
結果的に、高品質なものは高所得者にも人気があり
低所得者にも低価格は受け入れる。
大衆向けに、同じ製品を、広告を活用して、大量に販売することが
難しくなってくると単純な価格競争になりかねない。
デフレが加速している要因として、価格での競争に陥っていることも
大きな要素である。
ターゲット層を絞って、品質の良い品を、求め易い価格で、
こだわって品揃えして、きちんと利益も残る商いを
目指すことが大切だと言える。