あらすじ | 被告さんのブログ

あらすじ

ある日、私が寝込んでいると、ドアが突然開きました。


「○○さーん!!裁判所です!」

そして、ずかずかと室内に大人が数名入ってきました。


突然のことでびっくりしましたが、原告が、自分をネット上で叩いた人物が私だと断定して、仮差押申請をして、それが認められたから執行にきたとのことでした。


原告が叩かれたことについてはこのページ を見ると、そのあらすじが書いてあります。

そのページは私が書いてるように見えますが、そうではありません。

(しかし、後に裁判では、証拠もなく私が書いたのだと断定されてしまいましたが)


私は一連のことは、そのページや知人との会話である程度は知っていました。

しかし、自分が訴えられていたことは知りませんでした。


寝込みを襲われるかのように突然家に他人が押し込んできて、差し押さえだといって室内を物色します。


こんな体験をしたことがある人はそうはいないでしょう。

まさか、鍵を勝手に開けられるとは思ってないので、相当の衝撃です。

密室ならば誰も来ないと思ってるから、熟睡できるのです。

単に起こされたという以上の衝撃がそこにあります。


私は、その場にいた人物に、これは何事か、裁判なんかしてないのになぜ差し押さえなのか、私が犯人かどうかもわからないのにと質問しました。しかし、裁判はこれからで、これは仮で、裁判所の許可があるから来ているのだと説明されました。

逆らっても意味はないと思って言うことは聞きました。しかし、差し押さえられるものは一つもありませんでした。


あとで無料相談で弁護士にきいたところによれば、これは仮差押えといって、ある程度の証拠をもって申請すればたいした証拠調べもしないで通るのだそうです。しかし、動産執行(不動産じゃないもの)をしても、普通は持っていけるような贅沢品などないから、不発に終わるのは当たり前とのことです。

つまり、明らかな嫌がらせだろう、これは誰がみても明白だといいます。相手は相当悪質だね、と言われました。

だって、裁判に勝ってからやっても遅くはないのですから。

もちろん、誰でも簡単に起こせては困るので、ある程度の(この場合は20万)の担保を供託しなければなりません。これは不必要なものだったときにそのまま賠償金として使われたりする・・・らしいです。



そして、その「証拠」ですが、どうやらうちの回線から2chに書き込まれたものが3つだけあったそうです。

私は書き込んだ記憶がないので、うちに遊びにきたうちの誰かが遊びで書いたのだろうと思います。でも、そのスレッドというのは、原告が違法コピーされたソフトを遊んだことを高らかに自慢してるブログを書いていて、それが祭りになったことについてのスレッドで、別に原告を誹謗中傷しているわけではないのです。


誹謗中傷というのは、ありもしないことを書き連ねたり、本当のことでも他人に知られたらまずいことをばらすことを言うのですが、原告は自分で違法コピーされたゲームをプレイしたと宣言したのですから、それがおかしいという批判が名誉毀損になることは、通常はありえないはずです。



さて、ともかく私はそのIP情報を元に訴えられてしまいました。

そして、裁判をする前に、成功するわけのない動産執行を受けました。

寝込みを襲われました。


そのせいで、未だに落ち着いて寝ることが出来なくなりました。