初対面の方に名刺を渡しますと、

肩書をご覧になった後、たまに言われるのが、

「なんだか、怖いですねぇ。」

というセリフ。




どうもちょっとした仕草や振る舞いから、

その人の性格傾向や生い立ち、気持ちや考えていることなど、

それこそまるで神様のようにわかってしまうのではないか・・・と、

思われてしまうようです。




テレビで心理学の専門家さん達がビシッとおっしゃって、

それを聞いた人達が「(言われたことが)当たってる~!!」

と反応しているのを見ると、びっくりしますよね。

おそらく沢山の方達に心理学という分野に興味を持ってもらいたい為に、

大げさにやっている部分があると思います。




もともとそういったテクニック的なモノは、

一人でも多く悩んでいる人の気持ちを救ったり、

解決のサポートをする為に生みだされたモノだと個人的には思います。

そして、あくまで統計的な判断から割り出した結果にすぎず、

個人にそれをあてはめたところで、それでその人の抱えている問題が

全て解決できるわけではありません。




カウンセラー始め心理学を扱う人達は、

それらを使って物事や人の本質を見通すことができたとしても、

どんな問題も解決してくれる力を持つ万能の存在ではありません。

解決するのは、問題を抱えている本人であって、

そのサポーターにすぎず、同じ「人間」なんですね。




また、心理学を扱う人達を「怖い」と感じるのは、

ご自分に対して人としての『完全無欠な潔癖さ』を求めているというのもあります。

それに反した行動を取ったり、想いや考えがよぎったりすると、

「こんなことをした自分は悪い人間だ。」

「こんな風に思ったり、考えたりする自分はいけないよね。」

などと、ご自分を罪人であるかのように、無意識に責めたりします。




心理学を扱う人達に、こんな罪深い自分を見透かされて、

皆の前で裁判にかけられるかのように責められるのでは・・と思うと、

怖くてたまりませんよね。




しかし、彼らだって同じ「人間」ですから

時には、いけない事やずるい事を考えたり思ったりしますし、

法律を犯さない程度に、たまにはしてしまうこともあります。




立ち居振る舞いだけでなく、考えや感じた気持ちも、

いつも品行方正、清廉潔白でいられたら、素敵ですよね。

「そういう人でいたいな」という目標にするのはよいと思います。




ですが、「そうでなくてはいけない」と自分に求めすぎてしまうと、

何かをやろうとする時、自分が心から好きだったり、やりたいと望んだことでなく、

『正しいかどうか』が判断基準となり、思うように動けなくなります。

時には自分だけでなく、そばにいる人達にも同じように求めたりしますから、

とても息苦しい雰囲気となり、自分も周りも幸せではないですよね。




人として『ダメな部分』、すなわち『弱い部分』があるからこそ、

苦しんでいる人の気持ちを推し量ることができ、

寄り添って、救ってあげることができます。

お互いに思いやりあって、補い合うこともできますよね。




他にも心理学を扱う人達を「怖い!!」と感じる方は場合によりますが、

目上の方達(親、特に父親。または上司や年配の方など。)を

「苦手だなぁ」と感じていることもあります。




「怖いけど、今抱えている問題を乗り越えて前に進みたい!」と思っている方。

そんなわけで(笑)、ご安心してReadiness(レディネス)をご利用ください。

お力になれれば幸いです。




Readiness事務局

Readiness(レディネス)
http://www.readiness1.com/