石 川 憲 昭
実務と理論を融合した「プラカデミック・アプローチ」を標榜する立命館大学大学院の院生時代は、同期の仲間が仕事と授業を両立しているなか、私は、独立の準備をしながら、BKCや他大学の講義を受けるなど、いわば「専任学生」の身分で製品開発やマーケティングの研究に専念していました。
2005年、課題研究「中小企業の生産財製品開発」を仕上げて大学院を修了し、コンサルタントとして事業をスタートしました。
独立当初から、大学院の恩師や仲間から温かいサポートをいただき、さまざまな業界の企業を対象としたマーケティングや製品開発の仕事を通じて「プラカデミック」の実践の場を得ることができました。
その後、「開発マーケティング」をテーマに日刊工業新聞社より出版、私なりの「製品開発」の考えを本にすることができました。これも、基本から丁寧に論文指導をしていただいた指導教官のおかげだと感謝しています。
独立して10年。プラカデミックの実践の場は、リサーチ、コンサルティング、セミナー、さらには、大学の「商品開発」「デザイン経営」の講義へと広がりました。
今でも関心の中心は「B2B製品開発」、特に「技術を起点とした製品開発」のありようです。開発マーケティングの視点では「技術開発と市場開発との高度な融合」といえるかもしれません。
今日、日本のものづくり企業の製品開発は、
① 商品属性をふまえた「用途」による市場細分化とターゲティング。
② 基礎技術を実用化につなげるための橋渡しとしての
オープンイノベーション。
③ 製品開発を収益事業化する事業デザイン。
が重要であると思っています。
この点は、これからもビジネスや学会の活動を通じて「プラカデミック」を実践し、考えをまとめていきたいと思っていますが、製品開発に関心のあるRIMOの皆さんのご意見をいただければありがたいです。
2005年、課題研究「中小企業の生産財製品開発」を仕上げて大学院を修了し、コンサルタントとして事業をスタートしました。
独立当初から、大学院の恩師や仲間から温かいサポートをいただき、さまざまな業界の企業を対象としたマーケティングや製品開発の仕事を通じて「プラカデミック」の実践の場を得ることができました。
その後、「開発マーケティング」をテーマに日刊工業新聞社より出版、私なりの「製品開発」の考えを本にすることができました。これも、基本から丁寧に論文指導をしていただいた指導教官のおかげだと感謝しています。
独立して10年。プラカデミックの実践の場は、リサーチ、コンサルティング、セミナー、さらには、大学の「商品開発」「デザイン経営」の講義へと広がりました。
今でも関心の中心は「B2B製品開発」、特に「技術を起点とした製品開発」のありようです。開発マーケティングの視点では「技術開発と市場開発との高度な融合」といえるかもしれません。
今日、日本のものづくり企業の製品開発は、
① 商品属性をふまえた「用途」による市場細分化とターゲティング。
② 基礎技術を実用化につなげるための橋渡しとしての
オープンイノベーション。
③ 製品開発を収益事業化する事業デザイン。
が重要であると思っています。
この点は、これからもビジネスや学会の活動を通じて「プラカデミック」を実践し、考えをまとめていきたいと思っていますが、製品開発に関心のあるRIMOの皆さんのご意見をいただければありがたいです。