「ソーシャル・ネットワーク」を観ました!

$突撃!レッドリボン軍!


反抗的な性格の持ち主ながら頭の回転が速く天才肌のマーク・ザッカーバーグはある日、ハーバード大学内で注目を集めるため、親友のサベリンとある計画を立てる。インターネット業界伝説の男、シアン・パーカーに導かれ、2人が始めたソーシャル・ネットワーキング・サービス「Facebook」はアイヴィー・リーガーたちの絶大な支持を受け、やがて社会現象を巻き起こすまでに! 彼らは一躍有名になったが、気がつくと人間関係という直接的な愛憎の渦に巻き込まれていた…。世界最大のSNSサイト「Facebook」創始者の真実を描いたストーリー。(cinemacafe.netより)


冒頭から引き込まれた。超高速の台詞回しで、
めまぐるしく展開するストーリーは、
情報が波のように、次から次へと押し寄せる
デジタル社会そのもので、この速度が、
彼らの生きる世界なんだ、ということを、
思い知らさせてくれる。

コミュニケーションが苦手で、
コミュニケーションに飢えていた
マーク・ザッカーバーグだからこそ、
作り上げることができたシステム。
これが全世界を巻き込む巨大な
ネットワークにまで成り上がったとき、
みんなをハッピーにして、
手にしたお金と地位と名誉と引き換えに、
自分は誰よりも孤独である、
ということに気付いてしまう。

誰よりも純粋に、コミュニケーションを
楽しみたい、と考え、生まれたアイデアによって、
誰からも愛されない存在になってしまった、
という核となる皮肉的なストーリーを、
完成度の高い脚本と演技で、説明的ではない形で
魅せてくれた、というところがスバラシイ。

日本でも、同じような境遇にいながら、
潰されてしまった堀江さんとかは、
この映画をどう観るんでしょう。
あと2ちゃんねるのひろゆきさんとかもね。

スカッと痛快なサクセスストーリーではないですが、
2時間という時間を忘れさせてくれる、
一流エンタテインメント作品です。