映画「君に届け」を観ました。

$突撃!レッドリボン軍!

見た目が暗く周りから「貞子」と呼ばれる黒沼爽子(多部未華子)は、クラスになじめないでいた。しかし、その外見とは裏腹にけなげで純粋な彼女に、誰からも好かれるクラスの中心的存在の風早翔太(三浦春馬)はひそかに好意を抱いていた。風早の言葉を励みに、爽子は徐々にほかのクラスメートたちと打ち解けるようになっていく。(シネマトゥディより)

予告編を観て、
公開が待ちきれず、
原作も読んでしまいました。

$突撃!レッドリボン軍!

想いを届ける、ということは、
すごく難しいことで、
誤解や衝突も生まれる。

そこで「あーあ、伝わらなかった」と
あきらめてしまうことって、
普通にあると思います。

だけどその中でも、
本当に大切な、
あきらめきれない人がいる。
恋人でも友達でも。

バカがつくほど素直で純粋な
爽子ちゃんに、みんなこういう
大事なこと、当たり前のことを
教えてもらう、というお話。

イケメン男子と、磨けばかわいくなる女子、
美女の嫌がらせ、女の友情、など、
王道の少女マンガ!という感じですけど、
すげぇ面白かった。

・・・で、この映画ですよ。
まず、風早くんね。
マンガでは、セリフでもあるように、
「爽やかっていうか、もはや
爽やかでできてるんじゃないか」
というほどの爽やかボーイで、
こんなやついねーわ、と思うんですけど、
いたよ、三浦春馬くんが。
なんていいやつ、風早くん。
おれもああなりたい。

そして爽子演じる多部未華子ちゃん。
カンペキ。爽子カンペキ。
怖い顔とか挙動不審っぷりとか。
素晴らしい演技力でした。

それを囲むお友達もイイ!
ちづちゃん、やのちんと
爽子がぐっと近づく
席替えのシーンなんて、
もう思い出しただけで幸せ。

原作のポイントをしっかり取り込み、
風早くんとの恋愛ではなく、
ちづちゃん、やのちんとの友情を
中心に描いていくところもいいし、
もう想いが伝わらなくて
もどかしくてじれったい感じを、
あわてず、丁寧に描いていくあたりも、
とても良かったです。

そしてエンドロールあとの1シーン。
二人のこれからが、
きっと幸せであることを、
示してくれる1シーン。

うーん、素晴らしい。
名作です。