【緯度経度】もし金正男氏だったら… | 鈴木のブログ

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 権力ナンバー2の張成沢が処刑された北朝鮮の粛清ドラマは、かの国の不可解さと血で血を洗う独裁国家の権力闘争のすごさをあらためて印象付けている。

 権力トップの金正恩は自ら主宰する朝鮮労働党政治局拡大会議の場で、叔父の張成沢が軍服組に腕をつかまれ連行される姿を壇上から平然(?)と見守った。裁判での手錠姿も公開された。北朝鮮では建国以来、権力闘争による粛清劇が繰り返されてきたが“粛清シーン”の公開は初めてだ。

 もうほとんど忘れられているが、北朝鮮は今年春、極端な“言葉の戦争”で今にも戦争が起きるかのような危機を内外に宣伝、扇動した,ケリー。今回の張成沢粛清劇と合わせ、3代目世襲後継者・金正恩がその体制固めにいかに必死かが分かる。

 経験も実績もない、30歳前後という若い金正恩は祖父・金日成とへアスタイル、服装、声、身ぶり…すべてそっくりにして地位を固めようとしているが、血の粛清も祖父をまねたようだ。

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