シネレンズ頂上対決 試写会 冬の陣 | シネレンズとオールドレンズで遊ぶ!

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カメラマンヨッピーのブログ。シネレンズやオールドレンズなどのマニュアルフォーカスレンズをミラーレスカメラに装着して遊び、試写を載せていきます。カメラ界でまことしやかに語られているうわさも再考察していきます。

2012.01.19 試写の詳細がわかるようにダウンロードURLを添付しました。


シネレンズ頂上対決 試写会の続編をやりました。


今回新たに6本のレンズが参加しています。


そのラインアップは


Taylor&Hobson Cooke Speedpanchro 50mm F2(Ser.1)


Carl Zeiss Cine-Planar 50mm F2



LOMO PO3-3M 50mm F2


KERN Auto Switar 50mm F1.8


Taylor&Hobson Cooke Speedpanchro 40mm F2(Ser.2)


Taylor&Hobson Cooke Speedpanchro 35mm F2(Ser.1)


CarlZeiss Cine-Planar 32mm F2



Schneider Cinegon 20mm F2





あと特別枠で

KONICA AR HEXANON 50mm F1.4


Panasonic LUMIX G 20mm F1.7 ASPH


この10本です。


Taylor&Hobson Cooke Speedpanchro 50mm F2(Ser1)

ダウンロードURL:http://yahoo.jp/box/IoGsSC


ダウンロードURL:http://yahoo.jp/box/ROqsFy

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いわずと知れた銘玉Speedpanchro 50mm F2

このバージョンはSer.1でノンコートタイプ。しかし発色はよくシャープネスも高い。


CarlZeiss Cine-Planar50mm F2 F2.8

ダウンロードURL:http://yahoo.jp/box/yBpeIU

ダウンロードURL:http://yahoo.jp/box/O04EFa
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CarlZeissのCinePlanar。コーティングタイプで非常に鮮やかでこってりした発色と高いシャープネスが特徴。


LOMO PO3-3M 50mm F2
ダウンロードURL:http://yahoo.jp/box/iDvjNI


ダウンロードURL:http://yahoo.jp/box/yk9Oog

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LOMOのシネレンズ。コーティングタイプで発色もよくシャープネスも高い。パンクロのコピーといわれているが詳細は不明。

KERN Auto Switar 50mm F1.8
ダウンロードURL:http://yahoo.jp/box/QzMkS6


ダウンロードURL:http://yahoo.jp/box/865R5H
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厳密にはシネレンズではないが、ケルンのスイターといえば、Bolexのレンズとして有名。

線が細くやわらかい描写ながら解像度は非常に高いという相反する要素の両立に成功している稀有なレンズ。世界最高の標準レンズという声もある。



Taylor&Hobson Cooke Speedpanchro 40mm F2(Ser.2)
ダウンロードURL:http://yahoo.jp/box/9b7cqW


ダウンロードURL:http://yahoo.jp/box/ZCilxK

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Speedpanchroの40mm。このレンズはカラーフィルムに対応したSer.2バージョンでコーティングレンズである。パンクロには俗にSer.0と呼ばれる最初期モデルが存在するためこのレンズは第3世代にあたる。Ser.2のレンズは若干イエロー被りする傾向にあるがこれは当時のカラーフィルムがシアンかぶりするため補正のためにイエローを入れているという説がある。


Taylor&Hobson Cooke Speedpanchro 35mm F2(Ser.1)
ダウンロードURL:http://yahoo.jp/box/FnrY9l


ダウンロードURL:http://yahoo.jp/box/sBHdcm

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こちらは第2世代の35mm。Ser.1のみに存在する焦点距離なので比較的レアなレンズである。

ちなみにSer.1のレンズラインナップには32mm,35mm,40mmという類似のものがある。


CarlZeiss Cine-Planar 32mm F2(Prototype)

ダウンロードURL:http://yahoo.jp/box/BX7pwp


ダウンロードURL:http://yahoo.jp/box/QwGhU7
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プロトタイプのシネプラナー32mm。コーティングタイプでコーティングカラーはブルー。戦中に見られる典型的なZeissコーティングである。プラナーという名前のとおり広角ながら非常に高い平面性を誇る。シャープネスも極めて高い。


Schneider Cinegon 20mm F2

ダウンロードURL:http://yahoo.jp/box/GBDWMK


ダウンロードURL:http://yahoo.jp/box/snmm2s
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35mmフォーマット用の広角レンズ。1.3Kgという巨体である。


Panasonic LUMIX G 20mm F1.7 ASPH

ダウンロードURL:http://yahoo.jp/box/x1s-_u


ダウンロードURL:http://yahoo.jp/box/ehQqDN
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現行の広角レンズ。高いシャープネスとF1.7という明るさで人気がある。ボケも美しくマイクロフォーサーズの標準(40mm相当)としては1位、2位を争うレンズである。


KONICA AR HEXANON 50mm F1.4

ダウンロードURL:http://yahoo.jp/box/igJFtM


ダウンロードURL:http://yahoo.jp/box/zremMV
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国産レンズの中でも割と高いシャープネスを誇るレンズ。比較のために登場しました。


まずは50mmレンズの比較から。

ダウンロードURL:http://yahoo.jp/box/bhcbac


ダウンロードURL:http://yahoo.jp/box/i2N1pZ

かなり性能が拮抗しています。

KONICA ARが明らかに解像度が低いのがわかります。その他レンズはアルミの梨地感まで見事に再現しています。しいて言うとLOMO PO3-3Mがやや劣る感じですが、Panchro,Planar,Switarはほぼ互角です。

Panchroの50mmはコーティングがないせいか若干パープルフリンジが出ています。



次に広角の比較です。
ダウンロードURRL:http://yahoo.jp/box/KRh780

上記写真の拡大です。

Speedpanchroの35mmと40mmはカメラの端の辺りでやや画像が破綻し始めます。Planarの32mmは全く破綻がありません。


次にもう少しワイド目の写真で比較してみます。

ダウンロードURL:http://yahoo.jp/box/gDWuba
ダウンロードURL:http://yahoo.jp/box/4UWPkf

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拡大しても画面の破綻はありません。

描写性能はほぼ互角であることがわかります。さすが頂上決戦です。


次に超広角20mmの2本です。

ダウンロードURL:http://yahoo.jp/box/h708m6
ダウンロードURL:http://yahoo.jp/box/S0rcLz

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LUMIXのほうが同じ20mmでも画角が広いようです。引きも寄りもどちらもいい勝負です。レンズ設計かデジタルチューンかわかりませんがLUMIXはエッジの立ち方がアンシャープっぽいです。

拡大するとエッジの感じがよくわかります色の抜けはLUMIXのほうが良いようです。Cinegonも意外と解像力あるようです。

ダウンロードURL:http://yahoo.jp/box/Hwttdu
ダウンロードURL:http://yahoo.jp/box/QNyYT3
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寄りの場合LUMIXに軍配が上がるようです。重さならCinegonの圧勝です(笑)


このクラスのレンズになるとこういったシチュエーションではあまり差が出ないようです。

定点ではなく同じ被写体をそれぞれのレンズのスイートスポットで撮ったほうがレンズの特徴がつかめるかもしれません。


次回はその方向性でトライしてみます。