心の病。 | 不可思議なサイコロジー

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サイコロジックな日常

『演技性人格障害』

ご存知ですか?

自分の理想や妄想と現実の自分のギャップを受け入れられず、
演者のごとく、
理想の自分を演じ生きる人。

それは現実とは異なるのだけれど、
嘘で塗り固められたものでも、
その自分を素敵なものだと演じて生きる人。

故に、社会生活を送るにあたって、
仕事などはできても人間関係を上手く築けていけず、社会に適合できなくなっていく。

極度に愛情に飢えていたり、
外見に対するコンプレックスが強かったり、
お金に苦労をしていたり、

そんな人に多いらしい。


(以下wikiより抜粋)
外向性が強いことが特徴である。同時に、内面が希薄であり、アイデンティティの確立が弱い。そのため、被暗示性が強く、他人からの影響を受けやすい。他者からの注目が自己の基準となっていて、そのために外見など表面的な手段を使う。

演技性人格障害と関連する精神疾患に病的虚言症がある。願望にもとづき、自分を実際以上に見せるために、あらゆる妄想虚言を吐く、一群の病者である。願望による妄想を事実であるかのように語る。外見を良くするために化粧をするが、それと同じ感覚で外見を良くするために虚言を吐く。有名人や権力者と知り合いであるかのように、会話中にはネーム・ドロッピングを行う。高い知性を伴えば、スタンドプレイの好きな、権力志向の人物と言う評価内に納まる事もあるが、多くは周囲との利害を調整できず、詐欺などの犯罪を犯すこともある。
本症を罹患している者の依存者による妄想虚言の解き明かしを行った場合、症状が悪化(境界性人格障害の急性症状に近似)する場合がある。



私は、自慢じゃないけど他人を信じやすい。

嘘なのかどうなのか。
最初から相手の言っていることが嘘だと思いながら話しを聞くなんてない。
それは普通のことだと思う。

それが、なんのメリットも生まないことであればなおさら、
嘘をつく意味がわからない。


この人格障害を患っている人が、私の知り合いに存在する。
恐らく本人は気付いていない。
私も気づいていなくて、周りから言われて知った。

いや、
気付いていても、外向的には理想の自分であれるので、
本人にはなんの問題もないのだと思う。

前々から、話しに辻褄が合わないところが多いとは思っていたけど、、、。

でもさ、
今まで聞いてきた話しが全て嘘だったと知ってしまった私は、
これからこの人と、どうやって付き合っていけばいいのだろう?って話し。


事実を知ってしまった今、
本人は虚しくないのかな?って思ったりする。
私にはとうてい理解できない症状。

現実の自分と、理想の自分。
現状を悲観して目を逸らして生きて行くなんて、
本末転倒。

妄想は自由だけど、
他人を巻き込まないでいただきたい。

この虚言によってすごく傷つけられたりもしたけれど、
私の想う人は、
私に何も嘘はついていなくて、
彼の言葉を信じてはいたけれど、
とても心を乱された。

「人を信じることは良いことだけど、大切な人を信じられなくなるなんて違うんじゃない?」
友人に言われて目が覚めた。

「その人と、自分が想う人。どっちを信じるの?」
答えは簡単だった。


自覚があって、治療に通っている方もいるかもしれない。
自覚がなくて、原因がわからず苦しんでいる方もいるかもしれない。

自分を理想的に語るのは自由だけど、
なんでも信じるおバカな人もいるのです。
・・・間違いなくここに1人はいますし(苦笑)

自覚があり、それでも「自分さえよければいい」というのはちょっと違う。
きっといつか虚しくなるし、
気付けば1人ぼっちなんて寂しいことになるよ。

病院にいくことをオススメします。


私は「嘘をつくよりつかれる方がいい」って思ってるんだけど、
この人だけには困ってるんだ。

どうしたもんかな。。。