2月11日に放送されたNHKスペシャル
『ランドラッシュ~世界農地争奪戦~』を見ましたshokopon

日本などの食糧自給率の低い国は穀物メジャーから
食糧を輸入し国民を養っています。
しかし、2008年穀物メジャーに輸出していた国々が
輸出をストップしたことから、世界食糧危機がおきました。
そこで今後の人口増加や国内での食糧自給不足の解決として、
海外に農地を持とうというランドラッシュがおきています。

韓国やヨーロッパに比べて、ランドラッシュにおいて
日本は出遅れていて今後の食糧戦略は大丈夫なのか?
といった番組構成でした。

しかし、ランドラッシュに日本も参戦することが
食糧危機に備えることにつながるのでしょうか?

確かに、日本で気候が悪く不作だったといった時に
他国の農場では収穫があり、それを日本に持ってこよう
ということもあるかもしれません。
ところが、世界的に不作であった場合はどうでしょうか。
ウクライナに日本の農場があり、そこでウクライナの人が働き、
自分の食べ物にも困るという状況の中ですんなりと
日本にその食糧送るのでしょうか?暴動が起きると思います。

また、言うまでもなく食べ物は地産地消がベストです。
遠くから運んでくるとなると、輸送時に腐らないようにと
防腐剤の塗布かつ輸送のためエネルギーを消費してしまいますNG

また、今は円が力があるから良いですが世界大恐慌なんて
起きたらそれこそ食糧輸入はストップしてしまいますきみどりむんく

やはり、日本の国内でどれだけ食糧自給率をあげるかが重要です。
現在、就農者の50%以上が65歳以上の高齢者です。
この方達はいつまでも働き続けられるわけではありません。
このままいけば数年後には日本の食糧自給率はガタっと落ちます。
職のない若者への就農支援を早急に行わなければなりません。

それでも、若者が集まらなければ自衛隊を
投入して耕作させるべきでしょう。
日本の食糧自給率をあげることこそ、
日本の安全保障の最大の問題なのですから!!

また、減反政策などにより休耕地がありますので
その休耕地の活用も行っていくべきでしょう。
そして、戦後の化学肥料大量投下で
土地が痩せ収量が減っているところもあります、
3年くらいかけて有機農業に転換していくべきでしょう。

また、ランドラッシュが起きているアフリカなどでは
住民とのトラブルが起きています。
タンザニアは全て国有地のため、政府と外国企業が
土地売買の契約をして住民が移住先が決まらないまま
強制退去させられるという事態まで起きていますびっくり

これは他人事ではすまされません。日本でも外国人の
土地の購入の規制が特にないので、日本でも山林が外資に
買われるという事態が起きてしまっているのです。
気づいたら日本の水源地・農地は全て
外資に抑えられていたということにも成りかねませんガクブル