昨日ソチ五輪スノーボード女子パラレル大回転に出場した竹内智香選手が決勝まで勝ち進みました
決勝は2人の選手が同時にスタートして2本のレースの合計タイムで競われました
1本目を終えて竹内選手はわずかにリードして、2本目を迎えました
しかし、2本目は今シーズンのワールドカップ決勝で2度対戦して敗れている相手であるスイスのクンマー選手にリードを許すと、積極的に攻めて差を縮めようとしたところ、竹内選手は途中で転倒してしまい惜しくも金メダルを逃しました
しかし、スノーボード・アルペン種目のオリンピックで男女を通じて初の銀メダル獲得でした
ソチ五輪で日本女子選手としても初のメダル獲得となりました
竹内智香選手は、北海道旭川市出身の30歳です
初めてのオリンピック出場は、北海道深川市にあるクラーク記念国際高等学校在学中に行われたソルトレイクシティ五輪でした
過去3回の五輪での成績は
2002年のソルトレイクシティ五輪が22位
2006年のトリノ五輪が9位
2010年のバンクーバー五輪が13位
竹内選手は23歳から28歳までスイスに拠点を置いて競技生活を続けていました
2012年12月21日にワールドカップの昨シーズン第1戦で日本選手としてスノーボード・アルペン種目で初優勝を飾りました
偶然にもその日は竹内選手の29歳の誕生日でもあったのです
そしてソチ五輪のパラレル大回転予選のタイムトライアルでは第1位で通過
その後、順当に勝ち進み銀メダルという遅咲きの大輪を咲かせたのです
竹内選手はスノーボード女子パラレル回転にも出場します
ちなみに、クラーク記念国際高等学校は単位制・通信制の高等学校として全国にキャンパスを持ち、総生徒数は1万人を超えるという
北海道に教育者として赴任して札幌農学校 (現・北海道大学) の創設者であるS・W・クラークにちなんだ学校名です
教育理念も
Boys be Ambitious
クラーク博士の有名な言葉です
芸能界やスポーツ界で活躍する卒業生や在学生も多いです
校長はスキーヤーの三浦雄一郎氏です
その三浦校長も今回の竹内選手のソチ五輪の決勝を学校のパブリックビューイングで観戦されたそうです
三浦雄一郎氏はスキーヤーだけでなく登山家としても様々な偉業を持ち、過去に世界七大陸の最高峰からの滑降を成功させただけでなく、昨年5月23日には80歳で3度目のエベレスト登頂にも成功しています
勿論、エベレスト登頂最高齢者としてギネスに記録が認定されているはずです
ここ3日間はブログ更新ができませんでしたので、この記事にその他のソチ五輪の話題を少し追加します
葛西紀明選手、伊東大貴選手、
竹内択選手、清水礼留飛選手
日本の4選手が参加したノルディックスキージャンプ団体で銅メダルを獲得しました
葛西選手の涙のインタビューが非常に印象的でした
カーリングは予選リーグ最終戦まで決算進出の4位に入る可能性を残す大健闘の末、惜しくも5位に終わりました
( 画像は中国チームに勝利して喜ぶ小笠原歩選手 )
しかし、スキップの小笠原歩選手をはじめ過去のオリンピック最高順位の結果を残したカーリング日本代表選手全員に拍手を送りたいですね
(⌒‐⌒)
最後は残念な結果のお知らせ
ソチ五輪フィギュア女子シングルSPを終えて日本選手は、鈴木明子選手の8位が最高
途中の大きなミスがあった村上佳菜子選手は15位
浅田真央選手は16位で悲願の金メダルは絶望的となりました
上位は僅差で韓国のキム・ヨナ選手が1位
2位がロシアのソトニコワ選手
3位がイタリアのコストナー選手
ロシア期待の15歳のリプニツカヤ選手はジャンプのミスがあったがメダル獲得圏内の5位につけています
日本の3選手には、気持ちを切り替えて今夜のフリーに臨んでほしいです
( 画像は全てお借りしました )