深層news 小沢代表に聞く
パート1
参院選でもっとも訴えたいことはとの問いに
『国民の生活が第一』
ポスターには、生活が第一と謳ってありますが
やはり政治の使命、責任というのは
国民の生活を守ることだ。
という哲学を背景にして主張しております。
問)アベノミクス3年半経ちました。
どう評価しますか?
安倍さんは、アベノミクスを実行すれば、景気も良くなるし、国民の生活も豊かになる。という触れ込みで始まった訳ですけども、今日まで現在の事実として、国民の実質所得は5年間下がり続けております。
それから、景気はさっぱり良くならない。ということで、
私は完全にアベノミクスというのは、具体的には中身がないのですけども、それが掛け声だけで、まったく逆の結果になっていると、失敗だった‼️と思っています。
問)アベノミクスは失敗だったとして、
生活の党はどういう経済対策を考えていますか?
景気を良くする為には、GDPの60%以上を占めます、
国民の所得。収入を上げる以外にないのですね。
今言ったように、所得は減っているし、それから雇用の問題が非常に大きいと思いますが、非正規の雇用が40%以上に、更に政府はそれを増やそうとしている。
これは正に企業の論理なんですね。
企業で一番の関心事はコストを減らすこと。
人件費減らすのが一番の目標なんですね。
ですから、非正規といいますのは、給与も少なくていいし、社会保険も払わなくていいし、要らないときは何時でもクビにすればいい、そういうことですから、雇用の不安定が若者の結婚もできない、子どももつくれない、という問題に関連してきいる訳ですね。
それから年金も、だんだん掛け金は増えるし、支給年齢は引き上げるしと、私どもとしては、雇用は正規雇用をキチンと守っていく、その為のクオーター制度をつくるべきだと私は思っております。
非正規もまったく要らないといっているわけではないのですが、それを一定限度で収めなくてはいけないという仕組みをつくるべきだと思っております。
「家計の収入をアップし、そして個人消費を増やす事によって景気を良くする」こういうことを私どもは訴えております。
特に年金は、最低保証年金。
これは2009年の民主党の政策の時にも訴えてきたことですが、私はこれは是非確保すべきだと思っております。
問)旧民主党の政策でいいますと、子ども手当て月額26000円の復活も明記されています。
具体的にどんな社会保障政策をアピールしていかれますか?
子ども手当ては今でも完全に復活すべきだと思っております。
今言った年金。それから、国民皆保険、医療ですね。
これはTPPで私が反対しておりますのは、何も農業だけの問題ではないのですね。日本の社会をいわゆるグローバリゼーションの名の下に、アメリカナイジェーションだと。
アメリカ社会のルールを日本に押し付けようとしている。だからダメだと言ったいるのですが、TPPで自由診療などを拡大して、これを、このままどんどん大きくしていきますと、国民皆保険制度が崩れてしまう。そういう問題もあります。