内容紹介より

「〈本の達人〉が贈る新名探偵シリーズ
体育会系な文芸編集者の娘&定年間際の高校国語教師の父が挑むのは、出版界に秘められた《日常の謎》!

「応募してませんよ、わたしは」
新人賞最終選考に残った候補者からの思いがけない一言は?

(夢の風車)
 

「実は、扱いに困っている手紙がありましてね」
ある大物作家に宛てた女性作家の手紙には愛の告白が?

(幻の追伸)
 

「わたしは殺人事件の現場に行き合わせることになったわけです」
定期購読者の話を聞いているうちに思いもよらない事態に?

(茶の痕跡)

ほか、大手出版社の文宝出版を舞台に繰り広げられる8つのミステリーの推理の結末やいかに……。

〈円紫さんと私〉〈覆面探偵〉〈ベッキーさん〉シリーズほか、多くのファンを唸らせてきた名手による、新たな名探偵コンビが誕生。」

 

日常の謎系の連作短編集です。

本への愛情がたっぷり詰まった作品です。

一文一文が,短く,テンポがすごく良いので,

落語を聴いているような,軽やかな楽しさがあります。

お父さんと娘の関係もすごく良い感じ。

重いテーマはないので,気軽に何か読みたいときに。