幻の北斎漫画が発見された!
美術評論家橋本のもとへ、代議士秘書から持ち込まれた13編の北斎漫画は果たして本物か。
そして北斎の罪とは何を指すのか。
浮世絵推理の真骨頂を示す表題作のほか
「竜の棺」の原点である「竜の伝承」など、伝奇、SF、ホラーの名品をあつめ、高橋ワールドを一挙公開の秀作集。

北斎の罪 (講談社文庫)/高橋 克彦



¥520
Amazon.co.jp



高橋さんの幅広い作風の短編が色々と楽しめる、お得感のある短編集です。

特に表題作の『北斎の罪』は、「北斎殺人事件」「写楽殺人事件」が大好きな私にとって、そして双馬塔太郎ファンの私にとって、短編の中にこれらの作品の面白さのエキスがギュ~っとつまった傑作だと思います。


「盗作の裏側」も、贋作づくりや学芸員などについての実態が描かれてあって、楽しいです。


ただ、作風が幅広い分、苦手なタイプの作品もあるので、そういうのは、さら~っと流し読みしてしまいました。


北斎殺人事件 (講談社文庫)/高橋 克彦


¥700
Amazon.co.jp



写楽殺人事件 (講談社文庫)/高橋 克彦


¥620
Amazon.co.jp



広重殺人事件 (講談社文庫)/高橋 克彦


¥650
Amazon.co.jp