🏫志望校選択講座✏️ネット版🏫
⚽️付属校という選択(2)⚽️
🥅自由でのびのびとした校風の慶応付属校🥅
慶応大学は、付属校間のファミリー的な結びつきが強く、一度慶応に入ったら大学を卒業するまで慶応生で、他大学に抜ける生徒はほとんどいません。
また、学校への帰属意識が強いため、親子三代にわたって慶応出身という人も多いようです。
慶応では、3校の中学校について、「大学付属校」ではなく、「一貫教育校」とし、中高一貫校をその中核として位置付けています。
好きなことを徹底的に!という慶応普通部
普通部は、慶応義塾の一貫校の中でも「本流」として位置付けられている唯一の男子校で、福沢諭吉の「独立自尊」にのっとり、自由でのびのびとした校風の中で自分自身に考えさせるという「真のゆとり」を実現しています。
校歌にも「いざよく学び、いざよく遊び」とあり、象徴的です。
また、各方面で活躍しているOBを呼んで「目路はるか教室」と題される「講話」が行われます。
また、毎年9月末には50日間の夏休みをかけて生徒が各自自由に研究し、作品を発表する「労作展」があります。
クラブ活動にも熱心で、ほとんどの生徒が参加し、義塾の大学生がコーチとして指導する部活も多いが、学校が早くしまってしまうので、部活をする時間が少々少ないとの声もあります。
自分の興味がある事柄や趣味に応じた研究や運動に没頭できるような環境が整っていて、「自ら学ぶ力」を育成しているのが普通部の特徴です。
生徒数は1学年240名で1クラス20名の少人数クラス。必要以上の苦労や競争意識をのぞき、のびやかでしかも自らに厳しい人材の育成を目指します。
自由で明るい!慶応中等部
それに対して中等部は、都会的なセンスにあふれた明るい校風が伝統です。
男女比は2:1で男子が多く、1学年240名で1クラス40名です。
教室には教壇がありません。
そして生徒は先生のことを「○○先生」とは呼ばず、「○○さん」またはあだ名で呼びます。
教師が上からものを言うような、戦前の権威主義的な教師のあり方を否定し、戦後の民主主義的な意識を徹底させようとしたことの表れなのでしょう。
生徒の自主性を重んずる生活指導をしていて制服が無く、「自由を守るためにはどうしたら良いか」を教員と生徒は常に話合いながら解決します。
「ほめる教育」も徹底していて、習字でひどいクセ字を書いた生徒に対して「字配りがいいねえ!」と二十マルを与えるというように、個性の芽を摘み取らず、それを育てる教育を実践しています。
慶応付属校の合格のしかた
慶応系列の学校の入試問題は比較的やさしい基本問題が多く出題されますが、量が多く、スピードと正確さが要求されます。
普通部は場合の数、数の性質などで粘り強さが要求される問題が多く、国語も中等部と比べると知識の比重は低く、物語文などで記述も出題されます。合格にはいずれも75~80%程度の高得点が必要となります。
中等部は「どこかの問題集で見たことがある」と思うような標準的な問題が出題されますが、普通部以上にスピードと正確さが要求され、算数は80%国語は90%程度の高得点が必要になります。
国語の知識問題の比重が高く、暦に関する問題や文学史など、小学生には非常に難しい問題も出されますが、いずれも「予習シリーズにある内容」の範囲を逸脱するものではありません。
体育の実技などは、「最後まで投げださずに頑張れる子か」面接では将来「独立自尊」ができる資質と環境にあるか等が見られるので、運動能力などが問われるわけではないと言います。
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