退院後17回目の再診日 | はじめてのハラキリ - 卵巣境界悪性腫瘍にみまわれてBlog

退院後17回目の再診日

もう早いもので、手術して1年5ヶ月と6日。 そして今日は退院後17回目の再診日。 今日は空いていました。 ほぼ時間通りに呼ばれ、 


いつも通り 『何も異常はないだろう』 と思いつつ、診察室へ入室。 

ところが、主治医。 挨拶もそここに開口一番、 


『先月の血液検査の結果なんですけど...。 ちょっと肝臓の数値が高くなっちゃってますねぇ。 ちなみに先月、膵臓の検査(アミラーゼ値を調べる)は異常なしなんですけどね...。』


え゛っ?! 先生のPC上の検査結果を覗き込んでみたら、 ほんとだ!肝機能の具合を示す『GOT』 『GPT』 の数値が赤色で表記されている!


左背中が痛くて、胃の上の方も痛くて、お腹の調子が悪いことも多くて...。 この症状から、てっきり膵臓あたりが弱っているんだと思っていたのに、 えっ、肝機能ですか...。 人生ではじめての経験です、こういった血液検査でひっかかったの。



主治医: 『ホルモン剤(プレマリン) のせいかなナァ。』  


私: 『鎮痛剤のロキソニンも副作用に「肝機能障害」があるって聞いたことありますけど。』 


主治医: 

『いや、それはよっぽど飲んでたら考えられるけど、たぶん○○さんレベルの服用頻度なら考えられないでしょう。』 


主治医: 

『やっぱり考えられるのはホルモン剤ですかね。』 

でも、過労状態が続いていたり、寝不足が続いていたりしても時に高くなることもありますし。 まぁ、現在のGOT・GPTの数値なら、今すぐホルモン剤投与をストップする必要もないと思いますし、そう心配するほどのことはないでしょう。 まぁ様子みてみましょう。 でもね、ちょっと心配なんで、今日本当は採血の日じゃないんですけど、念のため今日も採血していってもらっていいですか? もし、また次の数値がおかしかったら、肝臓の薬を処方することになると思いますし。 』  


主治医: 『...で、だるい?』 


私: 『えぇ、ずーっとだるいですよ、そりゃ。 なんというか抜けるようなだるさというか、無気力感あふれただるさ、というか。』


主治医: 『でも、そういった症状って、術後すぐから訴えていたよねぇ。 今の話じゃないよねぇ。』


私: 『た、確かに...。』


主治医: 

『と、とにかく無理しないでね。 ゆっくりしてね。 右半身を下にして寝ると肝臓に血液が集まるから、血液が集まればいいから、食後とか右を下にしたゴロッとしてみてね。 まぁ、知らぬ間に元の数値に戻るかもしれないし。』


心配要らないくらいの異常値らしいけど、それでもちょっとブルーです。 学生時代からいままで健康診断でも血液モノであれこれ言われた経験がないからちょっと慣れていません。 


あぁぁ、ちょっと心配~~ とか思いつつ、病院の帰り、近くの公園のベンチに座って青い空を眺めていたら、チャンチャンコを着たヨークシャーテリアが近寄ってきました(おばあさんと散歩)。 この子、私の前に来たらピタッと止まって、やたら好意的な視線と態度を示しつつ、以下の写真のような拝みポーズを何度も何度も決めてくれました。 


まるで、 『大丈夫やで、心配せんときや!』 って私のために拝んでくれているかのよう。 そんな姿を見ていたら、ものすごく気持ちが楽になりました。 愛想良しのチャンチャンコ犬、癒し効果です。

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