後押しの風が吹いているのに、民主党の鳩山代表と岡田幹事長の党の政策に関す
る見解の相違が目立ち始めている。
それは郵政人事と暫定税率の件である。
郵政人事で、鳩山代表は「政権を獲得した時は、日本郵船の西川善文社長の進退
問題で辞めていただくと断言した。一方、岡田幹事長は「西川社長の続投は認めな
いという見解を出していない。党として意思決定していない」という。
暫定税率の面では次期衆院選のマニフェストで掲げるガソリン税の暫定税率の
廃止についても、両氏に食い違いを生じている。
ガソリン税の暫定税率を直ちに廃止を昨年10月に当時の小沢代表が表明したが
鳩山代表も同じ廃止を即時行うといったが、岡田幹事長は「財源との兼ね合いもあり
初年度からやるのは難しい」と実施時期を遅らせるべきと主張した。
民主党の各候補者は「初年度から暫定税率を撤廃」と言っているので、速やかに意
思の統一しなければなるまい。
綻びが亀裂にならぬよう速やかに修復すべきだ。