夜道を怪しい影が現れるが、たぬきの讃岐だったが、男は化け物と思って逃げ去る。
森を抜けると鮮やかな月が見え、木の花丸と黑駒は、男を残して帰るが、男は夢を見たかと思いこむ・・?
黑駒は男を乗せると、そのまま一気に空に駆け上がる。驚き恐れる男に木の花丸も正体を見せ、男はさらに恐れる。
黑駒はたづねて来た男を、背に乗せて走り去る。
言葉巧みに入道殿に宮様共々筑紫に参ろうと誘う男に、入道殿はうさんくささを感じる。
池辺の入道殿の元に、怪しい三人組の一人が侵入し、北陸の「真の帝」のもとから来たという。
讃岐は饂飩を作って、屋敷中に振舞いにぎやかだが、池辺の宮の入道殿は静かに書見をしておられ・・・。
夜半にやってきた大荷物の人物は、讃岐だった。
曲者を見失ったと師泰殿は不機嫌だが、網田殿はただ池辺の宮のまわりを騒がせたくないと言う。
網田殿はマサコを止めたのはマサコの安全のためというが・・御舎弟が現れて・・・。