中学1年、軟式テニス部(ソストテニス部)に入り、前衛になるか、後衛になるかを決める時、顧問の先生が言いました。
「前衛には才能がいる。後衛は努力で何とかなる」と。
(才能が関係するのは、全国大会の上位レベルの話。ある程度までは努力だという話でしたが)
その話を聞いて、後衛を選びました。
そうか、後衛は努力でいけるんだ と。
30年前の記憶で、細かな内容な違っているかもしれないし、
その先生はそう思っていた ということにすぎないのですが、
「努力で何とかなる」と言ってくれた人がいたのは幸せだったと思います。
一方、オリンピックに出場するためには、才能が必要かもしれません。
1%かもしれないけれど。
そして、努力も必要。
さらに絶対に必要なもの。
それは、可能性を開いてくれた人の存在。
「やってみたら」ときっかけを与えてくれた。
「やりたい」と言ったら、やらせてくれた。
できた時にほめてくれた。
この子、なかなかいいんじゃない とよいところを見てくれた。
いつも見守ってくれた。
声をかけ続けてくれた。
ダメな時も見捨てないでいてくれた。
落ち込んでも立ち直ると信じてくれた。
もし-
やめたほうがいいよ。
また、口ばっかり。
そんなことやってみて、どうなるの?
あんたには無理だよ。
周りにいた人が、みんなそんな人だったら-
どんなに才能があったとしても、
開花することはなかったかもしれない。
今日のコーチングのクラス。
受講生さんから、「100%味方になるってどんなこと?」と質問が出ました。
いい質問だと思いました^^
けれど、今日も、まずは質問で返しました。
「○○さんにとっては、100%味方になるってどんなことですか?」
「どんな時に、この人、味方じゃないって感じますか?」
コーチングができるようになる道のりは、自分だったらどうしてほしいかと考え、それを実践していく道のり。
見ていてほしい。
声をかけてほしい。
君ならできるよ って言ってもらうとうれしい。
任せるよ って言ってもらうとモチベーションが上がる。
やってもらえたらうれしいけれど、なかなかやってもらえないことって、たくさんある。
そこと向き合い、「まずは自分がやっていこう」という人が集まってくるのがコーチングのクラス。
そういう方たちがいることに可能性を感じます