婦人科退院時、アリミデックスが処方されました。
子宮、卵巣を全摘したため、治療変更です。
卵巣がなくなったことにより、エストロゲンの分泌方法が変わったためです。
予定ではもう少しノルバデックスとご一緒するつもりだったので、突然のお別れに戸惑っております。
いきなりの、
はじめまして、アリミデックスさん。
めちゃくちゃ有名なお方ですし、お噂はかねがね。
関節痛やら、骨粗鬆症やらの副作用の話題が事欠かないお方。
少し早めですが、仲間入りです。
そこで、
アナストロゾール(商品名アリミデックス)=アロマターゼ阻害薬 について少しお勉強しました。
作用機序
女性ホルモンの1つであるエストロゲンが作用すると乳がんの発症リスクは高まる。また、乳がん細胞にエストロゲンが働きかけると乳癌細胞が活性化する。
これを避けるために乳がんのリスクとなるエストロゲンを阻害する治療が必要。
ここまでは閉経前のタモキシフェン(抗エストロゲン)と同じ
普通、エストロゲンは主に卵巣から分泌されるけど、閉経すると、エストロゲンの分泌される場所が異なってくる。
卵巣の代わりとなるのが、副腎という臓器。
閉経後のエストロゲンは、副腎から分泌されるアンドロゲン(男性ホルモン)を原料として作られる。
この「アンドロゲン⇒エストロゲン」への変換には、アロマターゼという酵素が関与してくるため、そのアロマターゼを阻害して、アンドロゲンからエストロゲンへの変換をできなくしちゃおう。というもの。
ちょっと待ってΣ(゚д゚;)
男性ホルモンのアンドロゲン出たまんま?ヾ(・∀・;)オイオイ
それはさておき、(かなり気になるが)
私が、すでに関節のこわばりがあるといった時に、主治医が、「卵巣なくてもノルバでもいいけどね」といった意味がわかったよ。
アンドロゲンをアロマターゼでエストロゲンに変換はするけども、今までどおり、エストロゲン受容体をノルバデックスで阻害するってことだね。
だから、閉経後の乳がんは、ノルバデックスにもアリミデックスどちらにも適応があるんだって。
1月4日に受診した際、次回3ヶ月後までのお薬が処方されました。
アリミデックスだと3ヶ月分で15000円くらいを覚悟していましたが、
処方箋には「アリミデックス」となっていましたが、
院外薬局で、こちらがジェネリックの変更をお願いしたわけではないにもかかわらず、
「ジェネリックのアナストロゾール「EE」をご用意しております。7920円です」
と。
普通ジェネリックって患者からの申し出がないと変更しないのかと思ってた。
アナストロゾールはもちろん作用は先発品と同じだけど、添加物もほぼ同じものを使用というので、アナストロゾールを処方してもらいました。
またまた、はじめまして、アナストロゾールさん。よろしくね。
阻害することだけに専念して、他の部分であんまりいたずらしないでね。
ノルバデックスに比べるとかなり小粒です。