なんだか、話が前後して、すみません
手術に関して記録しておきます。

H23.11.22
温存手術+センチネル生検

入院までに、バタバタと検査に通う。

MRI造影検査…乳管内の広がりを見る
シコリが小さくても、広がりが大きければ温存はムリだから…と言われる。

PET CT…腋窩や、他臓器への転移
を調べる

あとは、術前検査。心電図、血液検査、胸部XPなどを済ませる。

入院当日、入院前検査の結果をふまえ、手術に関する説明がありました。

驚いたことは、自分で決めなくてはいけないことが2つあったことです。

 手術の術式
温存か全摘か。

MRI造影の結果、乳管内に広がりがないこと、PET CTにより転移がないことから、温存手術が可能だということを、聞きました。

ただし、リンパへの転移も、乳管内の広がりも、手術で開けてみないとわからない部分もあります。って。ドヨーン雷

そして、温存、全摘の双方のメリット、デメリットを聞き、手術までに自分で決めて下さい。とのこと。

えっ?自分で決めるの?
こんな大事なことを?
癌に関してド素人だというのに?

考える時間は2日間。
かなり直前まで悩みました。

温存のデメリットは、

癌細胞が育った畑が残るということ。

温存の場合、一ヶ月前後の放射線治療が必須。
市外の私は入院治療になる。

シコリを含む乳腺を切除するが、術後の病理結果で断片陽性の場合、取り残しがあると判断し、再手術となる。

乳房内再発率は4パーセント。

乳房内再発をした場合は、そのときは全摘手術になる。

切除部分が大きい場合、乳房の形が変形する可能性がある。

温存のメリットは、

乳房が残るため、美容上の満足度が高い

全摘のデメリットは、

乳房がなくなる…喪失感や、精神的ダメージが大きい。
しかし、同時再建や、後に再建することができる。
私の病院では、80万円なり。
しかし、再発した場合、再建したことにより放射線治療などができない場合がある…とのこと。

全摘のメリットは、

全摘の場合は放射線治療は必要ない。
(リンパへの転移などにより放射線治療が必要な場合もある。)

癌細胞の取り残しがないため、再手術の心配はない。

乳房内再発率が低い。

以上のことをふまえ、決断を下すことに。



悩みに悩んだ結果、

主治医がシコリが1.5センチで変形もなく、充分温存でいける…と言ってくれたこと、
温存、全摘では生存率が変わらないこと…
の2点から、温存に決めました

センチネルリンパ生検をするか、リンパ節郭清をするか…

まずは
PET CTでは、腋窩への転移はなし…
術前化学療法を受けていない
(センチネルリンパ節を探すのが難しくなる)
というのが条件

乳腺を通って1番最初に癌細胞が流れつくのが、腋窩リンパ節。

センチネルリンパとは、リンパ節の見張り番という意味で、見張り番に転移がなければ、その奥へのリンパへの転移はないだろうとされている。

「センチネルリンパ節の仮説」とよばれ、かなり真実に近いとされているらしい…

そこで、色素を使って術中にセンチネルを見つけだし、癌細胞がないか術中迅速検査に出す。

転移がなければ、センチネルリンパだけをとっただけで終わり。
センチネルが陽性の場合は、周りのリンパ節も郭清しますよ。ってこと。


センチネルリンパ節だけをとった場合だと、上腕の運動障害やリンパ浮腫を少なくすることができます。

しかーし、
センチネルリンパ生検も100パーセント確実ではない…って。

まれに、見張り番をすり抜けて、奥の
リンパ節まで癌細胞が流れている場合があるという。
その場合、リンパ郭清を行わないと、正確な転移が分からない。
だから、センチネルリンパ生検だけでは、不安という場合は、従来の考え方のリンパ節全て取り除く、リンパ節郭清を最初からしてもいいですよ。と。

しかし、リンパ節郭清をすると、10~30のリンパ節をとることになるので、リンパ浮腫や、上腕の運動障害が起こりやすくなる。

さぁ、どうするか決めて下さい…だと

リンパ浮腫の有無や、
仮説=真実 を信じて、センチネルリンパ生検を受けることにしました


この頃、ブログに出会い、いっぱい力をもらいました。
温存可能だけど、いさぎよく全摘したブロガーさんに、感動したり
いろいろな知識をもらい、明るく前向きな考え方に勇気をもらいました





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