訪問の看護師さんには祖父の死期が近い事は祖母には伝えといてください。とはゆった。

流石に私から祖母には言えない、、
もう知ってるかもしれんし。。

親戚に連絡したらそれとなく会いに来てくれる人もいた。

それぞれ都合もあるだろうし、本家の長の葬儀が近いかもと心構えして貰えるだけでもいい。

看護師さんは、ハンガーに点滴をかけて、在宅で点滴を一本して帰って行った。

22日昼の事だった。

体内の酸素は70パーセントからなかなか上がらない。かなりキツいだろうとのこと。(普通は90〜100位)

先日もその前の日もお風呂の着脱が息が荒れて困難だったのも頷ける。




その日、私は祖父の家に泊まった。

夜は病院から大丈夫か確認の電話があった。

その日は祖父はベッドでなく、リビングに布団を敷いて寝た。寝室のベッドに戻るのもきついらしい。

体制を一つ動かすだけで呼吸が荒れるのだ。
私はその横に布団を敷いた。そんな事は後にも先にも初めての事だった。

横ではフーフーッと常に荒い息遣いが聞こえる。

暗い布団でスマホをいつものように触ってたら

電気点けてもいいぞ、目悪くせんか?
と心配してくれた。

最近私は疼痛で眠れない〜から眠りは浅い。
まかせとけー。とか思ってたのに、
祖父の家の布団がぬくぬく過ぎて

一時爆睡してしまった。

ハッと起きて祖父の呼吸を確認。

、、、生きてた。
これは、突然呼吸止まっても分からないぞ?

少し動いてたら祖父が水だとか蜂蜜だとか希望したので取った。

23日朝、

五時近くになったらテレビもつける。
祖父と二人で祖母が起きてくるまで観た。

静かな時間。。