ケータイの方 ごめんなさい 適正化していません

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東大寺法華堂の弁才天立像(国重要文化財 塑造 高さ約2.2m)
東大寺ミュージアムの収蔵庫に運ばれた。
同堂の須弥壇(しゅみだん)の解体修理に伴うもの
梱包して仰向けに寝かせた状態でトラックに乗せ
約1.5kmの道を 約30分かけてゆっくり運んだ

今後 対になる吉祥天立像(同 同 高さ約2m)とともに
展示する予定だが 時期は未定

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梱包されて法華堂から運び出される弁才天立像

吉祥天・弁才天立像 (重要文化財 塑造)
像高は 吉祥天が202cm 弁才天が219cm
この2像は 天暦8年(954)に焼失した東大寺の吉祥院から
法華堂に移されたものとするのが定説
弁才天は 後世しばしば造られた2臂像ではなく 8臂の立像
両像とも破損が激しく
特に弁才天像は 顔面などの塑土がはげ落ち
8臂の配置も乱れて 制作当初の像容を想像することは困難であった
同像は 平成4年(1992)から同7年にかけて
塑像としては異例の全面解体修理が行われ当初の像容を取り戻している
吉祥天像も破損は激しいが
日本最古級の吉祥天像として貴重
なお 弁才天像の復元模造が奈良国立博物館新館1階ロビーに展示されている