知り合いから、ご相談を受けました。
皆さんにも参考になればと思い、シェアさせて頂きます。
●呼吸を習得するには、どのくらい時間がかかるのか?
●息こらえを改善するには、どうしたらいいのか?
習得するスピードは、
その方の自覚
(自分が無意識で行っている癖を自覚する)
モチベーション
いつまでにどうなりたいか?(目標設定)
実践回数
で変わると思います。
ただこれは、
『正しい処方に基づいて行っている』
ことが前提になります。
呼吸は
肋骨が膨らんだりしぼんだりする動きと、横隔膜の動きによって行われています。
心臓のように自力では動きません。
呼吸がしにくくなっている時は、肋骨や横隔膜の動きを制限している原因を見つけ、取り除いてあげるといいでしょう。
また、アスリートなどは
「息を止めると(または力むと)上手くいった」
などを経験すると、その動作を行う時に息を止める癖や力む癖がついてしまいます。
息を止めると身体の軸は機能しにくくなりますので、
呼吸をして、力まずに動作ができるようにトレーニングしましょう。
さあ、以下に当てはまることがありましたら、動画を見ながら実践してみてください。
①同じ動作を繰り返すうちに、特定の筋肉のみが硬くなってしまって、呼吸しにくくなる
書く動作の時、
パソコン作業の時
食器を洗っている時
これらは手を前に出して作業しているため、小胸筋(肩の前側から胸にかけて付いている筋肉)が硬くなります。
この筋肉は肋骨に付着しているので、肋骨の動きが制限されて呼吸しにくくなる
→小胸筋のリセットと肩関節を外回しにする
首や肩が力む場合、
首周りの筋肉が硬くなると、
肋骨を引き上げてしまうため、横隔膜の動きが制限され、呼吸しにくくなる
→首と肩(肩甲挙筋)のコンディショニング
②話に集中すると、頭が自然と前にいき、(オンラインの場合、パソコンに顔が近づいていく)首と背骨のアライメント(骨配列)が崩れて呼吸しにくくなる
→首と背骨のコンディショニング
③座り姿勢の悪さ
骨盤を後傾させて座っていると、自然と頭が前にいき、胸が縮こまって呼吸しにくくなる
→背骨のリセット、
肩のコンディショニング↓
首のコンディショニング↓
背骨のコンディショニング↓
呼吸のトレーニング↓
昨年、コロナでレッスンが閉鎖された時に、生徒さん向けに作った動画です。
やってみて、
気持ちいい
軽くなった
楽になった
と思うものを続けてみてください。