今週の自由クラスは、自由でした。
すーちゃん、ひばりちゃん姉妹は、お庭でスケッチに没頭。
でも、二人はそれぞれ違っていて、ひばりちゃんは、モチーフに選んだお花を「観察スケッチ」。
すーちゃんは、観察して描いた絵に物語をつけて、絵本の挿絵のようにしました。
観察派のひばりちゃんは、なんども私のところに絵を持ってきて、塗り方についてレクチャー。
最初と最後では、立体感や着彩の追い込みが全く違っていて、
まさにエチュードに取り組みました。
一方すーちゃんは、不思議な心の宇宙になりました。
心の持ち主は、地球にやってきた宇宙人。
その心の宇宙には観察して描いた花だけでなく、大好きな果物、そして四隅に描いた黒い丸とフルーツドロップスのような水玉は、喜怒哀楽、感情の色彩。
いやはや、降参です。
それだけでなく、2作目もお庭で制作。この子の創造スタミナは本当にとてつもない。このまま頑張って欲しい。
年長さんのソースケは、とてもやんちゃですが、一度火がつくと、トライアスロン並みの持続力で描き続けます。
今回は「不思議なもの」を紙いっぱいに赤い色鉛筆で描きまくり。
ジャングルに生い茂る様々な植物や動物、不思議な生き物がパズルのように隠れています。
かと思えば、折り紙に夢中。
こうして息を抜きながら、自分の作品を完成させていくことに、
2年生クラスまでは注力します。
そして小4のNo.3は、あれこれ悩んだ挙句、魚図鑑を見ながら「アバちゃん」を描きました。
でもただのアバちゃんではなく、フランス語を喋るアバちゃん。
「先生、フランス語で美味しいっ何ですか?」と聞いてきたので、翻訳アプリで教えてあげると、吹き出しを描き「délicieux」と書き込み。読み方である「デリシュっ!」をなんども楽しそうにつぶやきました。
水曜日はダンボール工作に没頭。
原寸大のテニスラケットを作って、素振りの練習!!
すーちゃんは時計をダンボールで作って、壁に貼りました。
で、最初時計の数字を均等に配置して描けないので、私がお手本を。丸を描いて真ん中に十字を切り、12、3、6、9を入れました。自分でそれができると、本当に嬉しそう。
小さなことですが、知らなかったことを知る喜び。
そして実践したら、自分でできた達成感を、自由クラスでは体験して欲しいと思っています。
そのためには、まず問いかけること。教えを請うこと。
知らないことをそのままにせず、そばにいる大人にどんどん質問し、自分でやって見てください。