オプーナ「プットの買いポジションをお抱え中の金鉱株ベア3倍ETF・DUSTは、本日は前日比プラスマイナスを行ったり来たりの横ばい…から、午後に入り突然ダウン気配が強くなってくれた感じでした」


スライム「ベア3倍ETFでは、横ばいですら僕の勝利と言っても過言ではありませんからね。減衰効果と信託報酬的なアレで、現状維持でも価値がガンガン減少していくのが3Xベアなのです。
   僕がブル3倍ETFのコールではなく、あえてベア3倍ETFのプットを買っている大きな理由の一つがそれなのです」


オ「理論上はそうですが、ごく短期間のお話ではそれ程のものでもありますまい。…いや、理論上でも、対応している指数が横ばいで動くならばスライムさんに若干有利であると言えますが、既に全ての数字が織り込まれているETFの価格自体が横ばいでは、スライムさんの勝利でも何でもないでしょう。

 

…しかしいずれにせよ、一応午後に入りDUSTはそれなりに下がってプットの価格も上昇し始めてくれましたが、保有中のプットの価値は、まだまだ買値にすら戻っていませんね」

 

 

ス「ここから…!金鉱株軍の逆襲が…!始まる…!!
…といいな」

 

 

オ「結局本日も取引はされなかったということで、例によって適当にニュースを見繕ってこの場をごまかしておくとしましょう」


ス「『本命株の同業他社』という言い方は、アレですね、TOKAIですね。僕としてはまず何よりも、都会なのか東海なのかハッキリさせておいていただきたいんですが、そこん所はどうなってるんです?」


オ「日本語とは関係無いのではないですかナ…?分かりませんが…」


ス「ややっ!公式ページのロゴを見たら、oの上に横線がついている、ōになってるじゃないか!ホラ見たことか、東海だ!やったぜ!!」

 


オ「…何がやったのかよく分かりませんが、確かに、oの上部には点々のウムラウトなどではなく、長音記号のいわゆるマクロンが付いているようですから、トーカイという発音のようですね」


ス「ホラホラ~、きっと本社が名古屋とか岐阜とか浜松だったり、創設者に日本人がいるんじゃないの~??」


オ「執行役員はジョディーさんにジョンさん…およそ日本人には見えない顔立ちですね…

 

 


…なお、TOKAIは、2004年にメリーランド大とハーバード大の教授らによって、マサチューセッツ州はケンブリッジに創設されたようです」


ス「ケッ!親近感を覚えた僕がバカでしたよっ!そういうことなら知らん!勝手にしやがれ!!」


オ「…東海地方との関連を必死に探したのに梨のつぶてで、スライムさんはお怒りのようですね。せめて執行役員がジョディーではなくジュリーだったら最後のセリフがオチになっていたのに、残念でした…。

 

   TKAIは2週間ほど前に結構な上がりを見せていたのですが、それに関するニュースは一切流れていませんでした。たまたま今日調べてみたら、ちょうど今日配信されたばかりのニュースが見つかったので、本日はそちらを見てみようと思います」

 

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アナリストはTokai製薬を楽観視
(http://www.newsoracle.com/2016/09/28/analysts-showing-optimistic-trends-for-tokai-pharmaceuticals-inc-nasdaqtkai/)


TKAI (Tokai Pharmaceuticals) は、11月3日(注:8月4日の間違いです)の取引開始前 (BMO: before market open, AMC: after market close) に、直近の決算報告を行っていた。TKAIは昨四半期、アナリストによる予想EPSが1株あたりマイナス0.54ドルであった所、マイナス0.6ドルの収支を報告した。予想と実際のEPSの差はマイナス0.06ドルであり、アーニング・サプライズ(注:ここでは、『差/元の予想』の比を取った値のことのようですね)は-11.1%であった。


多くのアナリストがTKAIの決算予想分析を行っており、現在の第3四半期に向けて、アナリストは平均して1株あたりマイナス0.4ドルの予想を立てている。このアナリストらの分析ではまた、下限の見積もりがマイナス0.5ドル、上限の見積もりがマイナス0.34ドルとなっている。


さらにアナリストらは現在の四半期の成長予想も行っており、これは24.5%と見積もられている。次の四半期の成長は53.1%と見積もっている。来たる5年で、TKAI自身は1年あたり-65.6%の成長を予想しており、一方過去5年の成長は1年あたり0%であった。


複数の『買い』立場を取っているアナリストがTKAIに対する分析を行っており、『強く買い』としているのが0人、『買い』としているのが0人、『中立』が0人、『平均以下』としたのが0人、『売り』とレート付けをしたのが0人であった(これらは、Yahoo Financeによって報告された、今月限りの推奨意見である)。
(注:意味不明すぎますが、この記事の定型文で、全て0名でもそのまま載っけたという感じでしょうか)


株の分析といえば、目標価格が重要な役割を演じるであろう。3名のアナリストの目標株価は、平均1.72ドル、最低1.15ドルの見積もりである一方、TKAI株は2ドル以上になるかもしれないと報告していた。


株を分析するためには、アップグレード・ダウングレードに当たっておくべきであろう。2016年7月26日に、投資会社Wells Fargoが、TKAIに対して、『優良 (Outperform)』から『平均 (Market Perform)』へとダウングレードを行っていた。


TKAIは昨日の取引終了時、2.65%アップの1.51ドルをマークしていた。時価総額は3506万ドルとなる。52週最高値は12.93ドル、52週最安値は0.98ドルである。20日単純移動平均 (SMA20) からの乖離率は28.1%、一方SMA50とSMA200はそれぞれ-7.17%と-71.43%となっている。52週最高値を記録したのは2015年11月5日、52週最安値は2016年9月13日であった。


RV(相対的出来高:標準の出来高と比べて何倍かを示す数値)は1.1で、3か月間の平均出来高は122万株である。TKAIのP/E比(株価収益率)は0であり、予想P/Eは0である。


TKAIのROA(総資産利益率)は-76.5%を示している。ROE(自己資本利益率)は-85.4%となっている。ROI(投資利益率)は0%である。
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ス「何だこれ!!僕はどちらかと言えば経済的なニュースよりサイエンス的な記事の方が好きかなと言える気がしますが、それを抜きにしてもこれはないでしょう!
   経済的側面のニュースっていうか、もはやただ存在する数値・データを羅列しただけじゃないですか!!その数字にすらミスがあるって、お前が目指してるのは『日付以外は全て誤報(なお、日付もある意味誤報)』の東スポか!
   記者はフリーランスの若い兄ちゃんみたいだけど、こんなんで大丈夫なんですかね…?!こんな記事、赤ちゃんでも書けますよ…!」


オ「スライムさんにしては中々辛辣に、ボロクソ言いますね。流石に赤ちゃんには書けないでしょう」


ス「まぁ赤ちゃんには書けないかもしれませんがね、果たして彼はこんなしょうもない記事で給料をもらっていくつもりなのでしょうか…。僕はTOKAIよりも記者のシェーンさんの将来の方が心配ですよ…」


オ「まぁ、確かにあまりこれといって有益な情報はなかった感じもしますが、TKAIは特に他にもニュースが見当たらないようなので、次に大きく動くまで静観しましょう、といった所でしょうか」


ス「中身を読まずニュースタイトルだけ見て今日の記事タイトルを決めちゃいましたがね、そもそもタイトルすら適当で、ハッキリ言って別に楽観視しているアナリストすらどこにも存在していませんでしたね。何ともお粗末様なことで…」


オ「TKAIもシェーンさんも、まだ若いという意味で成長の余地はあるとは言えそうですから、将来に期待しましょう」

 

 

【暴騰暴落銘柄推移表】

銘柄 業種 登場日 登場日の株価(前日比) 登場~本日までの値幅 本日の株価(前日比)
NYMX (Nymox Pharma, 本命株!) バイオ

6/22

8/10

8/24

9/13

↑3.15

(35.19%)

↓1.85

(-40.51%)

↑4.45

(83.13%)

↑3.64

(30.94%)

1.85-4.89

↓3.26

(-2.10%)

MGT (MGT Capital Investments) ソフトウェア

5/17

9/19

↑4.15

(40.20%)

↓2.52

(-22.70%)

1.89-4.35

↓2.05

(-2.38%)

OPTT (Ocean Power Technologies) 波力発電

6/1

7/14

7/15

↑6.04

(294.77%)

↑8.29

(75.26%)

2.43-13.92

↑7.63

(5.97%)

HMNY (Helios and Matheson Analytics) IT

6/6

↑7.22

(549.16%)

7.22-13.75

↓8.35

(-7.02%)

TSRO (Tesaro) バイオ

6/29

↑77.64

(108.65%)

77.64-108.59

↓104.42

(-3.35%)

REN (Resolute Energy) オイルガス

7/11

↑6.07

(59.74%)

5.94-24.70

↑23.63

(12.74%)

CLCD (CoLucid Pharmaceuticals)

バイオ

9/6

↑23.83

(123.55%)

20.43-34.91

↑34.91

(6.17%)

AERI (Aerie Pharmaceuticals)

バイオ

9/15

↑30.61

(44.87%)

30.61-40.72

↓39.15

(-3.86%)

SRPT (Sarepta Therapeutics)

バイオ

9/19

↑48.94

(73.85%)

48.94-62.24

↑62.24

(5.31%)

NOVN (NOVAN)

バイオ

9/21

↑18.10

(64.55%)

18.10-22.54

↑22.54

(2.41%)

ACIU (AC IMMUNE SA)

バイオ

9/23

↑15.66

(42.36%)

15.66-19.30

↑19.30

(5.99%)

ARRY (Array BioPharma)

バイオ

9/26

↑6.64

(81.90%)

6.28-6.64

↓6.28

(-4.70%)

RGSE (Real Goods Solar)

太陽光

7/19

9/27

↑8.27

(49.21%)

↑5.59

(110.94%)

1.83-8.90

↓4.84

(-13.42%)

TYHT (SHINECO)

漢方薬

9/28

↑28.06

(523.56%)

- -
NERV (Minerva Neurosciences) バイオ

5/23

 

5/26

↓4.02

(-17.45%)

↑11.80

(233.33%)

3.54-14.38

↑14.19

(1.21%)

IONS (Ionis Pharmaceuticals) バイオ 5/26

↓21.36

(-39.42%)

20.62-38.01

↓36.20

(-1.42%)

JUNO (Juno Therapeutics) バイオ

7/8

↓27.81

(-31.87%)

27.33-34.21

↓31.30

(-6.34%)

SAEX (SAExploration Holdings) オイルガス

7/28

8/4

8/8

↓11.66

(-35.54%)

↑40.75

(342.93%)

6.90-40.75

↑8.89

(8.41%)

NVAX (Novavax)

バイオ

9/16

↓1.29

(-84.53%)

1.29-2.35

↓2.20

(-3.51%)

OMN (OMNOVA Solutions)

化学

9/22

↓8.59

(-14.53%)

7.92-8.59

↑8.20

(1.61%)

PTIE (Pain Therapeutics)

バイオ

9/26

↓1.33

(-51.28%)

1.13-1.33

↓1.13

(-5.04%)

CZR (Caesars Entertainment)

カジノ

9/27

↓7.75

(-18.08%)

7.605-7.75

↓7.605

(-0.85%)

GALT (Galectin Therapeutics)

バイオ

9/28

↓1.40

(-43.32%)

-

-

 

オ「トップには本日IPOのバイオ、漢方薬を扱っているらしいTYHTなる企業が凄まじい初値からのアップで登場です。最近IPOで即大上がりを見せる企業が目立ちますね」

 

 

ス「ワースト1ではありませんでしたが、僕はワーストランキングに顔を出していたEXEL(ワースト5位)に注目しておきたいですね」


オ「そちらがどうかされたのですかナ?」


ス「この何というか誰がどう見ても表計算ソフトにしか見えない銘柄は強く印象に残っているんです…。以前barchartを紹介した時に、バイオセクターランキングで、当時絶好調だった本命株・NYMXより上のパフォーマンスを叩き出していた銘柄だったはずですよ。一応当時の画像を見直してみよう…」

 

(以前の記事)
めちゃんこ役に立つ(かもしれない)米国株データサイト:個別株・セクター毎、データが盛り沢山!
 

オ「上記記事の画像を見ると、7月下旬当時、NYMXは3位に位置していましたが、EXELはバイオセクター中2位のパフォーマンス、そして1位にはENZなる銘柄が顔を出していましたね」


ス「そのEXELが結構な暴落をしているってことは、チャンスと言えるかもしれないのではありませんこと?さぁ、はよ見せてくれ、値動きとオプション板を!」


オ「こちらがEXELの年初来チャートと本日のオプション板…

 

 

 

 

 

   そしてこちらがENZの年初来チャートと本日のオプション板です」

 

 

 


ス「ほほぉ!EXELは、中々カッコいいチャートを描いてますね。これはまた上がるでしょう!今日の下げの原因は分かりませんが、大したことなさそうなら、これはコール買いが堅そうですね!」


オ「ENZは、まさに下落の最中という印象ですが、こちらはさらに落ちるのか、ここからV字回復があるのかは、判断に迷う所ですね」

 

ス「僕は俄然エクセルに注目したいですね!もちろん、実際エントリーするとなると難しそうですが、この値動きは実に興味深いからね」


オ「まだ本日の値下がりに触れたニュースヘッドラインは見当たりませんでしたが、配信されたら見ておきたいですね」

 

 

 

 

ス「他の注目株は、昨日が踏んだり蹴ったりの感じだった一方、どれも概ね今日は昨日とは逆に動いたようだね。僕は大人な投資家ですから、購入したわけでもないですし、日々の上がった下がったで騒ぐのはヨシとしませんので、今日はイチイチ画像を貼ったりしませんが」


オ「記録として日々の値動きとオプション板を貼っておくのもいい気がしますが、まぁそれは保有中の銘柄で十分かもしれませんね」

 


ス「本命株・NYMXは冴えに冴えませんが、ズバリ、予想を宣言させてもらうなら、近々またトップランキングに顔を出すぐらいの値上がりがありそうな気がします!
   もちろん全く根拠はありません。Message Boardの雰囲気と、値動きの傾向からの直感です」


オ「現在余力がないため追加投資は行えませんが、そういえばスライムさんは現物株の他にも来年2月満期のコールをお抱え中でしたね」


ス「最近触れることもなくなりましたが、もちろん忘れてやいませんよ。次の大上げの時は、値動きを正確に見計らって、そのコールを上手いこと売り捌きたい…そう強く思っています」


オ「強く思っただけで正確なタイミングを見極められるなら誰も苦労はしないわけですが…。
…まぁ、何はなくとも、早くいいニュースが来て盛り上がってくれるといいですね」


ス「頑張れNYMXと金鉱株!!」