【レビュー】ももクロ×プロレス
先日発売されたももクロの番記者、小島和宏氏の「ももクロ×プロレス」を読み終えました。
簡単にですが感想を書いてみたいと思います。
ももクロ×プロレス
いわゆる対談ものなのだけど、相手が全部プロレスラーということで、
「プロレス興味ないなぁ」という人には敬遠されがちかもしれませんね。
ただこちらの本、プロレスがわからないとイマイチ付いてけなさそうなのは、
小島記者が対談した伝説のアイドルレスラー工藤めぐみさんと川上アキラとの項目のみで、
ももクロちゃんとレスラーの対談は全くプロレス知識がなくても大丈夫
以前行われた「七番勝負番外編」では女子プロレスとは何かを学び、
そこから舞台へ上がる者の覚悟とは何かを学びました。
しかしこの本ではプロレスについて学ぶというよりは、
プロアイドルがプロレスラーから、プロとしての立ち振舞とは何か、
セルフプロデュースするとはどういう事なのかを学ぶ対談となっていると思います。
彼女達はSMAPや嵐のように、それぞれソロでも活動出来るようになることも目標としていますので、
こういった部分を先人から学べるのはとても有意義な対談だと言えるでしょう。
個人的に興味深かったのは、あまり期待してなかった佐々木彩夏×飯伏幸太の対談。
常に前例のない新しいことにチャレンジする彼の「安定は不自由」という独特の考え。
これは最近、ももクロの演出担当として本格的に活躍しはじめ、
今後の方向性を担うであろう彼女にとって、非常に刺激になっているように伝わってきました。
そしてやはり高城れに×越中詩郎の対談が秀逸。
決して主役にはなれなくとも、ファンから愛され続けるレスラーの生き様とプロフェッショナル論は、
事務所に推されてないと言われる高城れにに大きく響く。
それだけではなく、アイドルとして歌も踊りも上手くなかったももクロが、
なぜ観客の心を動かし続ける事ができたのかに確信が持てた気がします。
最近は杏果の喉のこともあって「ももクロちゃんを働かせすぎ」と言った意見も多いですが、
今やトップアイドルにまでのし上がり、不動の地位を築き上げたような彼女達が、
未だにハードスケジュールを文句ひとつ言わずにこなし続けている意味、
その答えがこの5つの対談の中に詰まっているように感じました。
それからプロレスを知らないとわかりにくい部分もあると思われる小島氏の対談。
工藤めぐみとの対談では「何故プロレス好きのおっさんが、ももクロファンになるのか」、
という謎になるほどなと思える答えが見出すことができる。
また川上アキラとの対談では彼のプロレス好きとしてのルーツをたどり、
なぜももクロを売る上でプロレス的手法が必要だったのかが改めて理解できます。
(サンボ浅子の「あーっ!」話が昭和プロレスオタには面白すぎ)
現在のロケハンのようなイベントでの距離の近さも、プロレスから来ているのは驚きでしたね。
それから彼が高城れに×越中詩郎の対談で泣いたという話が発売前から出ていたのですが、
その泣いた理由が浪花節すぎて、ももクロの現場にある温かさの源流はここなのかなと再認識。
本当に川上×高城の師弟コンビは素敵だなと思いました
各対談にはそういった現場の裏話を、小島記者が語るコーナーがあるので必見です。
そんな訳で、この本は「これまでのももクロの辿ってきた道」を再認識させ、
高さん曰く「これから先を照らす光になるようなお話」が満載の一冊となっています。
プロレスファンならずとも、モノノフさんも是非手にとって読んでみてくださいね
簡単にですが感想を書いてみたいと思います。
ももクロ×プロレス
いわゆる対談ものなのだけど、相手が全部プロレスラーということで、
「プロレス興味ないなぁ」という人には敬遠されがちかもしれませんね。
ただこちらの本、プロレスがわからないとイマイチ付いてけなさそうなのは、
小島記者が対談した伝説のアイドルレスラー工藤めぐみさんと川上アキラとの項目のみで、
ももクロちゃんとレスラーの対談は全くプロレス知識がなくても大丈夫
以前行われた「七番勝負番外編」では女子プロレスとは何かを学び、
そこから舞台へ上がる者の覚悟とは何かを学びました。
しかしこの本ではプロレスについて学ぶというよりは、
プロアイドルがプロレスラーから、プロとしての立ち振舞とは何か、
セルフプロデュースするとはどういう事なのかを学ぶ対談となっていると思います。
彼女達はSMAPや嵐のように、それぞれソロでも活動出来るようになることも目標としていますので、
こういった部分を先人から学べるのはとても有意義な対談だと言えるでしょう。
個人的に興味深かったのは、あまり期待してなかった佐々木彩夏×飯伏幸太の対談。
常に前例のない新しいことにチャレンジする彼の「安定は不自由」という独特の考え。
これは最近、ももクロの演出担当として本格的に活躍しはじめ、
今後の方向性を担うであろう彼女にとって、非常に刺激になっているように伝わってきました。
そしてやはり高城れに×越中詩郎の対談が秀逸。
決して主役にはなれなくとも、ファンから愛され続けるレスラーの生き様とプロフェッショナル論は、
事務所に推されてないと言われる高城れにに大きく響く。
それだけではなく、アイドルとして歌も踊りも上手くなかったももクロが、
なぜ観客の心を動かし続ける事ができたのかに確信が持てた気がします。
最近は杏果の喉のこともあって「ももクロちゃんを働かせすぎ」と言った意見も多いですが、
今やトップアイドルにまでのし上がり、不動の地位を築き上げたような彼女達が、
未だにハードスケジュールを文句ひとつ言わずにこなし続けている意味、
その答えがこの5つの対談の中に詰まっているように感じました。
それからプロレスを知らないとわかりにくい部分もあると思われる小島氏の対談。
工藤めぐみとの対談では「何故プロレス好きのおっさんが、ももクロファンになるのか」、
という謎になるほどなと思える答えが見出すことができる。
また川上アキラとの対談では彼のプロレス好きとしてのルーツをたどり、
なぜももクロを売る上でプロレス的手法が必要だったのかが改めて理解できます。
(サンボ浅子の「あーっ!」話が昭和プロレスオタには面白すぎ)
現在のロケハンのようなイベントでの距離の近さも、プロレスから来ているのは驚きでしたね。
それから彼が高城れに×越中詩郎の対談で泣いたという話が発売前から出ていたのですが、
その泣いた理由が浪花節すぎて、ももクロの現場にある温かさの源流はここなのかなと再認識。
本当に川上×高城の師弟コンビは素敵だなと思いました
各対談にはそういった現場の裏話を、小島記者が語るコーナーがあるので必見です。
そんな訳で、この本は「これまでのももクロの辿ってきた道」を再認識させ、
高さん曰く「これから先を照らす光になるようなお話」が満載の一冊となっています。
プロレスファンならずとも、モノノフさんも是非手にとって読んでみてくださいね