その次の日、私は本格的なパニック発作をおこして倒れた。

驚いた先生が救急車なんか呼んでくれちゃって、たかがスタッフの1年のためにおおごとになってしまった。


その時のことはあまり覚えてない…というか、思い出したくない。



思い出せるのは




”死ぬかもしれない”



という恐怖。


そばにいてくれた、りんさん。



「大丈夫だよ」


って。


「ここにいるよ」


って。



まっくらで、苦しくて、身体がガクガクして、怖くて、涙が止まらなかった時、ずっと手を握っててくれた。


あの人の手だけが”光”だった。





発作が治まって、泣きながら横たわっている私に



「よく頑張ったね…いいこいいこ」



って囁いて、頭を撫でてくれた。





今思えば、書いてて涙が出そうなくらい幸せな思い出。