L君との出会いは去年の11月半ば過ぎ。
今は無き某外資系の外人もよく来るチャットで遊んでいた†M†は、英語の勉強がてら、マナーのいい外人さんとはなるべく話す事にしていた。
そんなある日、L君が登場したのである。
「僕は17歳のフランス人でベルギーに住んでるんだ。
日本の漫画やアニメが大好きで
日本に住んで可愛い猫嬢と結婚するのが夢なんだ!」
みたいにしょっぱなからえらく日本への夢を熱く語っていたのを思い出す。
日本人の友達がすごく欲しかったらしく、L君は常連と化し、仲良くなったのでMSNで話すようになり、MySpaceの写真を見せたころからめちゃめちゃ話しかけてくるようになった。
ある日、私はWebカメラでL君に自分を見せた。
当時、その某チャットでは他人であるすごい美女の写真を自分であると掲げた上に秘書検定何級やらミスコン優勝者であるやら詐称の限りを尽くしてチヤホヤされるのを常としていた有名な女がいたので、自分の写真見せてもなかなか本人とは思われない写真映りの良い私は、仲のいい人にはちゃんと生出演で動く自分を見てもらうことにしていたからだ。
その日からL君は
「僕と結婚して!君のハズバンドになりたい!」
と、いきなり猛烈に言い出し、自作の詩やら動画を送りつけてくるようになり、友知人たちも気味悪がるくらいの思いつめ方で私を追いかけまわすようになったのである。
いきなり結婚を言い出されても困るわけで、しかもL君は年下というか未成年な為にアラフォー位の人が好きな私には恋愛対象には無理で、10回以上断ってるのに「好きだぁぁ」と泣かれてばかりいるということを繰り返していた。
正直うざかったので逃げ回っていたりしたのだが、L君は複雑な家庭事情や環境なのを交流の中で知っていた私は切るのもどうかと考え、ずるずる対話しているうちにいつの間にか彼の中では私は自分の彼女になっていたようだ。
L君に関する基本データはここ参照→L君データ
それからはKISSの文字100~200個付きのメールとかプレゼント@本場ベルギーチョコとか色々来るようになって、私もL君の希望で日本食やキャンディーを送るようになり、まぁフリーな私は「ま、いいか」と否定もせずお付き合いをしていたわけである。
真っ直ぐでピュアな所はL君の良いところで、私も友情以上の感情が芽生えてなかったわけでもない。
でも月日はなぁなぁの関係を作りL君は、私そっちのけで日々オンラインゲームばかりに熱中しだし、また、L君には私の誕生日に母親手作りの赤ちゃん用帽子@未来の私たちの子供用を送ってくるなどの奇行がしばしばあったりしたので、今年の5月末、L君がもし私たちが真面目に付き合うのならば考えなければならない問題を考える気がないL君の言動を見てとった私は2人の関係を壊すことにした。
L君の奇行についてはここ参照→L君伝説
壊すと言っても切るほどの嫌気はお互いないので、交友関係は続いている。
と言うか、L君はすごい気まぐれに私を彼女扱いしたり、相変わらずの調子で「I Love You」とか「Kiss Kiss」とか普通に言ってきたりするので、寄りを戻したいのかと思えばそうでもないようなあるような・・・
L君は
「僕たちは遠すぎるから僕は君とやり直すつもりはない。
でも僕が日本に行った時君がまだ1人だったら君のボーイフレンドになりたい。」
という、正論のようでも正論ではないようでもある謎の言葉をのたまい、
そしてL君と私は今のすこぶる曖昧で微妙な関係(友達以上恋人未満)に至るのでありました。
L君と†M†の近況についてはここ参照→L君と†M†の近況
†M†の近況についてはここ参照→†M†の近況