まんがスクール中野というところでCLIPSTUDIOPAINTの使い方を教える講座をさせて頂いております
ここではCLIPSTUDIOPAINTの使い方を簡単ではございますが載せて行こうと思います
受講された方で復習や予習に役立てて頂ければ幸いです
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ここではCLIPSTUDIOPAINTの使い方を簡単ではございますが載せて行こうと思います
受講された方で復習や予習に役立てて頂ければ幸いです
続いてグレーのレイヤーを使ったトーンの重ね張りについて
まずは先ほどと同様にレイヤー→新規レイヤー→ラスターレイヤーでグレーのレイヤーを作ってもらい
レイヤーの名前を「トーン」にします 任意の場所に「灰20%」で塗りつぶします
続いて重ね張りするレイヤーを新たに作ります
手順は先ほどと同様にレイヤー→新規レイヤー→ラスターレイヤーでグレーのレイヤーを作ってもらい
名前を「カゲ」などにしておきます
新たに作った「カゲ」のレイヤーは「トーン」のレイヤーの上に持ってきてください
さらに新たに作った「カゲ」のレイヤーの設定を変えます
レイヤーパレットにある「合成モード」のボタン(最初は「通常」となっているボタンです)をクリックし
乗算を選んでください
合成モードが通常の場合は20%のグレーで塗っている所の上からさらに20%の濃さで塗っても同じ色の濃さなので違いがでませんが、
合成モードを乗算にしている場合上から同じ濃さで塗っても色が濃く出ます
影をつけ終えたら次はトーン化ですが、「トーン」と「カゲ」のレイヤーをそれぞれトーン化すると影をつけたはずなのに
影の部分が消えてしまいます
これはトーン化した時に「トーン」と「カゲ」のレイヤーの濃さが同じなので「カゲ」のドットが「トーン」のドットに全く重なってしまうからです
なのでトーン化する前に一手間かける必要があります
まずレイヤーパレットにある「新規レイヤーフォルダー」のボタンを押してレイヤーフォルダーを作ります
今作ったレイヤーフォルダーに「トーン」と「カゲ」のレイヤーをドラッグしてフォルダーの中に入れます
フォルダーの部分にセットしている状態でレイヤープロパティのトーン化のボタンを押すと・・・
今見えている画面の状態でトーン化してくれるのでこれで重ね張りは完了です
続いてグレーのレイヤーを利用したグラデーションの作り方です
まず先ほどと同じ手順でレイヤー→新規レイヤー→ラスターレイヤーを選んでもらい
同様に表現色をグレーに設定
次はツールバーから「グラデーション」を選んでもらいサブツールから「描画色から背景色」を選んでもらいます
続いてツールプロパティの設定です グラデーションレイヤーを作る場合は描画対象の設定を「グラデーションレイヤーを作成」に
していましたが、ここでは描画対象の設定を「編集対象のレイヤーに描画」を選んでください
さらに描画色を「灰60%」背景色を「灰20%」に設定
レイヤーが先ほど作ったグレーのレイヤーにセットされていることを確認してから
クリック、ドラッグでグラデーションを作って下さい
この方法だとレイヤーを増やすことなくグラデーションを貼ることが出来ます
ただ注意して欲しいのはグラデーションレイヤーと違い後でグラデの濃さを変えたりすることはできません
最後にレイヤープロパティからトーン化することをお忘れなく
ここではトーンの貼り方の別なやり方について解説いたします
トーンの貼り方1で書いた通り選択範囲を作ってから新規トーンと言うやり方でトーンレイヤーを作る・・・
という方法でもいいのですが実はこのやり方一つ問題がありまして下記の図のように
トーンレイヤーにはレイヤーマスクというものがついていて、これが何かというと
クリップスタジオのトーンの仕様は下の図のように
画面全体にトーン素材を貼っていて必要な部分以外をレイヤーマスクで隠すという仕様になっています
なのでトーンレイヤーの数が増えていくとどうしても画面が重たくなってしまいPCに負荷がかかってしまいます
パワーのあるPCであればこれで全然問題ないのですが、レイヤーの数が増え過ぎると作業効率も落ちてしまうので
今回は別のパターンでのトーンの貼り方を説明いたします
まずはコマンドバーからレイヤー→新規レイヤー→ラスターレイヤーを選択
ウインドウが出てきますのでレイヤーの名前を「トーン」等に変えて
レイヤーの種類を「グレー」して下さい(これが重要!)
続いてカラーセットの表示を変えます
まずカラーセットの左上にある小さいボタン(図※1参照)を押して
表示方法からリスト中を選んでください
するとカラーセットの表示が色見本と名前付きで表示されます
こちらの方が灰色の濃さが分かりやすいのでトーン作業をする場合はこちらの表示にしておくことをお勧めします
続いて塗りつぶしツールを持ってもらいカラーセットから色を「灰10%」を選んでもらい
トーンを貼りたい部分を塗りつぶします
今度はカラーセットから「灰30%」を選んでもらい貼りたい部分を塗りつぶします
続いてトーンプロパティの「トーン」のボタンをクリックすると・・・
このようにグレーで塗った部分がドット化してトーンレイヤーで貼ったのと同じような仕上がりになります
こちらの方法だと違う濃度のトーンを何枚作ってもレイヤーは一つだけなのでPCも重たくなりませんし
レイヤー構成もスッキリします
注意点としてグレーで塗った後トーン化することを忘れないと言うことです
せっかくグレーで色を付けてもモノクロ原稿だとグレーの色は反映されませんので
最後にトーン化することだけは忘れないようにしましょう
続いて素材のトーンの貼り方です
これも今までと同様に自動選択ツールで貼りたい場所に選択範囲を作って下さい
続いて素材のウィンドウを開きます
画面右上の矢印が二つあるようなボタンを押してください(図参照)
分かりにくい場合はコマンドバーのウィンドウから素材を選んでいただいてもOKです
素材の画面が開いたら「単色パターン」の左横の小さい三角を押して開いてもらい
さらにそこから「柄」を選んでください
素材の一覧がでてきますので任意の素材を選んでください
続いて素材ウィンドウの下にある「選択の素材をキャンパスに貼り付ける」のボタンをクリック
すると選択範囲の部分にトーンが貼られ先ほどと同様に新たにトーンレイヤーが作成されます
オブジェクトツールを持つと図の様に画面中央にガイド線が出てきますのでこちらを使って
柄の大きさや向きを変えることが出来ます
トーンを貼った後に別の柄に貼り換えたいという場合は選択の素材をキャンパスに貼り付けるのボタンの右横に
編集対象のレイヤーを選択中の素材で貼り付けるのボタンがありますので任意の柄を選んでもらってこのボタンを
クリックするとトーンを丸々貼り換えることも可能です