証拠収集 | アスペルガーのブログ

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2億円請求するぞーっと言っても、請求して断られて終わりでは意味が無いので、それなりの体裁を作る必要があります。

簡単に言ってしまえば、相手が請求に対して支払いたくなるような状況を作ること(合法的な手段によって。脅迫・暴力はNG)

そのためには証拠集め。事実を客観的に表すようなものが無いことには、言いがかりと水掛け論で逃げられてしまうため。

一番欲しかったものはタイムカード
これさえあれば、休憩時間の記録や残業時間、連続出勤日数が全て記録されているし、裁判などでも有力な証拠の一つになる。

次に欲しかったものは、就業規則の写し+始業前(タイムカードを押す前)に1時間程度の業務があったという事実を確認できるもの
タイムカードを押す前の仕事というのは記録には残らないので、なかなか難しい作業になった。

あとは各種法令違反を細かく確認していく書面。
この書面を送付して、相手にチェックを付けてもらうという手段で、違法性を立証しようという考え。
重要なのは相手がチェックをするという点と、郵送で返答をもらうという点。
相手が記入した書類は、その点について相手は主張を変えづらい(基本的には変えられない)
郵送にすることで、「脅迫され書かされた」という主張を封じる意味がある。

手元に証拠が何もない状況でできることは、これくらいしか思いつかなかった。
チェック表を送付するとともに、就業規則・タイムカードの開示も請求してみた。
これが失敗すれば、お手上げ状態。

労基署経由で労災認定を受けるという考えもあったけれど、証拠がないのでは立証できない。しかも、当時はまだ「労災」=「身体の負傷」という考えが強く、とても鬱などの精神疾患を労災認定してもらうことは困難だった。(過労死に該当するようなレベルでないと認定されない)

もうひとつ証拠収集で大事なことがあった。担当医に意見書を書いてもらうこと。
鬱の原因が業務に起因するという旨の書面を書いてもらえれば、仮に労災認定してもらえなくとも、会社との交渉では重要な意味を持つ。
万が一、裁判になった時に、業務と疾病を結びつける重要な証拠になる。
そして労災認定と裁判判決は必ずしも一致しないということも知っている。

つまり労災認定されなくとも、民事訴訟で会社側に賠償命令が出るケースがあるということ。

これらの証拠や書面を調べて作るのに2~3ヶ月かかってしまったと思う。何より、機略体力共に現在の私の10%程度しか無く、本気で作業するのは1日60~90分が限界。
何より、ストレス因に近づくことで症状が悪化し、ほぼ大半をベッドで過ごしている状況だった。

そんな中、私の代わりに色々調べ、文書を作ったり、社労士や弁護士の居場所・労基署への道、参考になりそうな資料を収集してくれた妻に感謝します。