地震発生6日目、被災地のど真ん中から。 | がむしゃらに生きていこう。

地震発生6日目、被災地のど真ん中から。

遅くなりましたが、私、無事に生きてます!



えっと…

何から書けばよいものか…



幸いにも私が地震発生時にいた場所は津波の被害も無く、建物崩壊の被害にも運良く逃れられ、五体満足で避難できました。

現在は知り合いのお宅にお世話になっており、昨夜ライフラインの全てが復旧し、生活面ではひとまず安心といったところです。

食料面など、これからも厳しい現実が続きますが、備蓄している分や配給場所など分かったので、なんとかやっていけそうです。

自宅アパートには交通手段が無いこと、また情報によるとガスと水道が復旧の見込みが無いということなので、もう少し先になりそう。

何より、この状況下で1人になるのは避けたい。

昨夜も大きな揺れがありましたし、まだまだ余震も油断なりませんので…。



昨夜、電気が復活して、ようやく携帯がまともに使えるような状況になりました。

それまでは充電もままならず電源が入る僅かな時間に、且つ、回線が混雑していない時間帯でメールを飛ばすしか皆の安否確認が出来ませんでした。

地震発生から5日目にしてようやく、親、友達、恋人、お店のスタッフたち、会社関係…とメールや電話での連絡が可能となりました。





『連絡を下さい』

『安否確認の情報を下さい』




携帯が通じるようになると、そんなメールをたくさん受信しました。

ごめんなさい。連絡、したくても出来なかった。心配かけて本当に申し訳ございませんでした。

情報は、実は被災地にいる人たちが一番少ないもので…。安否確認など、TVやラジオでの情報をどうにかして被災地の方々に届けてあげたい…。



毎日毎日、歯がゆい想いでいっぱい…。



今回の地震で、体が無事であることが本当に本当に本当に、生きてることがこんなに幸せなことであるのだと、日を追うごとに痛感しています。

私の店舗スタッフや友人には、名取・若林区・石巻・女川・多賀城・岩手釜石など…

報道で津波の被害で大きく取り上げられている地域に住んでいた子、また実家があるという人がほとんどで…。

が。私の周りでは店舗の全スタッフや友人、またそのご家族全員が無事でした。昨夜ようやく全員の安否確認が取れました。



これは奇跡です。

本当に。

本当に本当に本当に、

奇跡です。



…中には、家が津波で流され、住んでいた街、自分の実家が無くなってしまった子も、たっくさんいる。

迫りくる津波を背に走ってようやく助かった子も、避難所で孤立していた方も…



あと一歩、判断を間違えば…という状況下で、無事でいてくれた。

そう思うだけで、涙が止まりません。




生きてるだけで幸せ。

生きていればなんとでもなる。



そう、皆、自分に言い聞かせて頑張っています。



これからも、もっともっと大変なことが待ち受けているのかもしれません。

厳しい現実です。

でも、踏んばるしかありません。






『また皆で元気に会おうね!』


それを願って、
そう励まし合って、
今出来ることをしていきます!








※被災地で足りない物。

衣服、毛布、暖房器具、食料、生理用品、赤ちゃんのミルク、赤ちゃん用・大人用のおむつ、食料(すぐに食べれる物)、水…普通に生活する為の物がとにかく足りません。

多くの避難所で、一日一食、暖房も無く毛布一枚で夜を過ごし、トイレもいまだ復旧していない状況の所があります。

そして燃料。ガソリンや灯油、などの油。食料や衣料があっても、それを運ぶ為の手段が絶たれようとしています。

なんとかして、燃料を届けて欲しい…!



そして薬と薬剤師さん。

みんな流されてしまって、薬も全く数が足りていません。それを処方する薬剤師さんも必要です。

助けられる命を、どうか助けてあげて下さい。







こんなとこに書いても声が届くかどうか分からないけど…

どうかどうか、被災地の皆さんを助けてあげて下さい。