2014年 ありがとうの荒川最終日 | 渓を歩く

2014年 ありがとうの荒川最終日



今季3回目、荒川最終日にエントリーです。

恩田学舎のみなさん、そして元祖荒川の「晴れ男3人衆」さんのお世話になりましたニコニコ

エントリーした3日間(11/28,12/10,12/20)の全部が晴れ晴れ
そりゃあもう、嬉しいに決まってますよ。4代目晴れ男襲名できるかな!?

雨・雪・風という、荒川の苦行構成3要素を一切排除したサケ釣り…。ある意味、荒川の醍醐味を味わわずに帰ってきてしまったので、来季はしっかりと「難行苦行」を楽しみたいと思います。


さて、今回も前回と同様のポイントに入りました。今までと大きく違ったところは水温です。朝1.2℃、昼でも3.4℃と冷たく、活性は低いように思えました。荒川のサケ釣りで感じたことは、活性が低いとアタリが明快でなくなることです。シーズンも大詰めを迎え、アタリの回数自体が減っているとは思います。ですが、大きく目印に出たり手元に来たりするようなものではなく、明快でないアタリはそこそこあったように思います。地球か?陸か?と疑いつつの弱い合わせが原因で、フッキングがしっかりしておらずバラした魚がありました。どんな時でも、竿を煽るなら鋭く力強くたくましくイかなければ駄目だと思い知りました。

御館様がイカツイ♂を獲り、大兄貴も太い♂を釣り、僕も2週間前に出会いたかった♂を釣ることができました。長さは86cmでした。ほかは僕みたいにちっちゃいオスとホッチャレばっかりでした。


↑85cm6.6kgを往なす大兄貴









他によさげなオスらしき魚と出会ってバラシし、キーキーわめき散らかしているとき、キャプテンM師から声を掛けられました。

「釣りって楽しいな」

これだと思います!いろいろあるけれども、まとめると釣りって楽しいんです!だからお金を使って時間をかけて、川に行っちゃう。釣り場で会う人は、同じ楽しみを共有している友達なんです。

先日、いそべの若大将に撮影していただいたとおり、僕は“力”で捻じ伏せる釣りをしたいのです!(まだ竿の力を引き出す技を持っていないので…)だから、折れない心を準備したあとはその場で魚を止められるだけの竿と糸を使って、自分の釣りを楽しむわけです。しかし、これは一つの楽しみ方にすぎません。釣りにはいろいろなスタイルがあります。細糸を使って糸が切れるか切れないかのスリルを味わいながら釣る人、大物が掛かったとき、どこまでも魚を追って走っていき足で捻じ伏せる人。食べるのが楽しみだからキープする人、自分の信念に基づいてリリースする人。

それぞれが、自分の方向性を持っているので尊重し合うべきだ!と思うのです。

みんな「釣りって楽しい」という共通の考えを持ち、それに加えてそれぞれのこだわりや特徴を持っていると思うんです。だから、SNS上での紛争、スタイルの違いや釣種間のいざこざを目撃すると悲しくなります。幸いなことに僕のブログも早5年、そういったことには巻きこまれず、じりじりと延命させていただいております。餌釣りつながりだけでなく、ルアー・フライの方にも良くしていただいて、今年は犀川で出会った伊豆のフライマンの方や、越してきたこの土地のフライフィッシング倶楽部の方々との出会いが特に印象に残っています。荒川では杉坂研治さんにもポイントを譲ってもらいましたし、もうみんな良い人!!垣根なんかつくるな!オールフリーオールクリア!

すんごい強引に持ってきましたが、僕はみんなに支えられて「釣りって楽しいな」を感じられています。タイトルの通り、みんなに「ありがとう」ということです。

2014年、これにて納竿です。

本当にお世話になりましたヾ(@°▽°@)ノ

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THE MASTER OF HONRYU 本流一竿師