10) ロッブリー ～猿街～

10)　ロッブリー ～猿街～　　Monkey Town

ロッブリーの旧市街では、猿が自由に歩き回っており、道路から電線上、店先から屋根の上まで闊歩している。

猿が多いとは聞いていたが、想像をはるかに超えていて、ちょっと信じられないくらいに猿が多い。
地元の人は、パチンコで軒先から猿を追い払っている。

昨夜、白バイ警官のご主人にロッブリーに行くつもりだと言うと、カバンや荷物を取られないように、背後と頭上の猿に気を付けるようにと言われた。

猿の群れは、森林の木の上を渡るかのように、電線や軒先を走り回っている。
頭上の猿に注意しないと、瞬く間にものを取られてしまいそうだ。



[踏切の向こうが猿寺サーン･プラ・カーン]　(2008)


猿寺サーン･プラ･カーンの中では、さすがに危害を加える者はいないので、猿は傍若無人に振舞っている。
本堂へ向かう階段は猿に占拠されていたので、遠回りして行かねばならなかった。



[猿寺サーン･プラ･カーンの売店]　(2008)


悲鳴が聞こえた方を見てみると、背中に猿が何匹も取りついてしまい、猿山のようになっている人がいた。
その人は観光客ではなくて、慣れている筈であろうガイドさんだった。

最初は緊張しているが、慣れて来てふと油断してしまう頃が危ないのだろう。
注意して過ごそうと思った。


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