放射線量・航空機編 | 池袋駅北口の「ぐんまのやぼう」

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# 10,000mの高度で5μSvというのはγ線以外のものを含めての話ではないかと思います。
# 記事を訂正すべきなのですが、具体的にどうなのかわからないので記事はそのままに
# しておきます。何かわかったらまた新しい記事を書くことにします(2011.12.29 15:50)

ポケットガイガーKit ( Pocket Geiger Kit)」に書いたように線量計を入手しました。今事情あって"旅"に出ていますので飛行機の中で線量を測ってみました。
photo:01



表示は6.39CPM、毎時0.63マイクロシーベルトとなっていました。

放射線量を測る」に書いたように先日おうちで測ったときは、0.65CPM、毎時0.06マイクロシーベルトでした。このときセンサーは20分で13個のγ線を検出していました。今回は20分に換算すると128個のγ線を検出しているわけですからおうち(地上)の10倍のガンマ線を検出していることになります。線量もそれにともなって10倍の数値を示しています。

でもいろんな資料を見ると線量に関しては旅客機の飛ぶ10,000mくらいの高空の線量として5μSvくらの値を記したものもあります。それに比較すると上の数値は一桁小さくなっています。最初ガンマ線が飛行機の機体に遮蔽されて機内で測った線量が小さくなっているのだろうと考えました。でもこの考えは違っているのかも。

この線量計はγ線がCs137の崩壊に起因するものとして線量を算出しているのですが、航空機内で検出されるγ線はほとんどが宇宙線に起因するものでしょう。(二次)宇宙線に含まれるγ線は非常にエネルギーの高いものがあるようです。そのためにこういう差が出ているのだと思います。つまり宇宙線に含まれるγ線はセシウム137の出すγ線より(平均的)に見ると一桁大きいエネルギーをもっているということかもしれません。

ノイズはそんなに強くないようです。
photo:02



これだけγ線が多いと4,5分も測れば十分なようです。
photo:03



もっとちゃんと調べて記事を書くべきかも...

CPMは"count per minute"で1分間あたり何個のγ線を検出したかを示します。

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