風俗で働くことのつらさについて (2) (妄想あるいは与太記事) | 池袋駅北口の「ぐんまのやぼう」

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前回の記事の続きです。でも内容は別の話です。

北口に脳天気で破天荒な女の子がいました。「女の子」と書いたのは私の娘でもおかしくない年頃だったからです。一度だけ「生活もっとどうしかしろよ」と言ったことがあります。彼女は「私も考えているんだ」と答えましたが、たぶん私にそう言われても心のなかでは、もうどうしようもないんだ、と考えていたのではないかと思います。今の敗者復活が難しい世の中で、彼女は明らかに「敗者」に属しているように見えました。私だって「どうにかしろよ」といいながら「こうしろよ」という具体的なアイデアは出せませんでした。

彼女も風俗で働く女性として相応の「仕事」をしていましたが、不思議だったのはメールでした。日頃の彼女と違っていい加減さもだらしなさもなく、また甘えも媚びもなくいつも必要なことを無駄なく簡潔に伝えるメールを送ってきてくれていました。お水の世界から引っ越してきたばかりの私にはちょっと新鮮でした。

フェラは笑顔でするのになんでキスはダメなオンナがいるんだよ、というようなおバカな記事を書いていたころ、ブログ記事の感想を彼女に求めたことがあります。その脳天気ぶりからおちゃらけたメールを予想していたのですが、予想に反し彼女のメールはシリアスなものでした。

許しを得ていないのでそのまま引用はできませんが、その中には「フェラはこの仕事をすると決めたときしなければいけないことと覚悟した」、「見ず知らずのオトコにフェラをすることに何の感情もない。それは仕事だから」というような意味のことが書いてありました。

数週間後に彼女を指名したのですが、お互いメールに触れることはなく彼女は以前と変わらない脳天気さで明るくやさしく「仕事」をしてくれました。

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私には「覚悟」の二文字がとても重く感じました。風俗で働くと決めたとき彼女は何か大事なものを犠牲にすることも決めたのだ、というより他には受け取れない言葉でした。

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