本日コミックマーケット80 ２日目に行ってまいりました。
昨日私がツイッターでツイートしたことで、
皆様からいろいろなご意見や、反響などがありました。
今日の出来事が薄れないうちに
ちょっとだけまとめたいと思います。
の、前に。
「おいお前誰だよ！」
って
ツイッターで言われたので、
今回の件をツイートするに至った経緯と自己紹介を
会社の「宣伝をまじえつつ」
なるべく関係者の方に迷惑をかけない方向で少しご説明させていただきます。
私は『株式会社 創作工房』
http://www.sousakukoubou.jp/
という基本的にちょこっと淑女様向けの
雑誌や書籍やゲームやCDなどを企画している会社の社長をしております。
※ちなみに8/15限定通販締め切りの
大好評お天気擬人化『お天気戦隊ハウウェザーVOL２』と
乙女向け新感覚デュアルCD『王立王子学園』が現在のおすすめです。
よく
「なんで社長ってあだ名なんですか？」
と聞かれるのですが、
残念ながらあだ名なのではなく、単純に肩書きです。
味もそっけもなく肩書きでよばれているだけです。
島耕作くらい親しみやすく名前でよばれるようになりたいものです。
弊社の事業内容でなんとなくお分かりいただけるかもしれませんが
私は生粋のちょっと賞味期限が切れて発酵している女子の部類に入りまして
非常に個人的なコミックマーケットの歴でいうと今年で
21年目の猛者レベル
であります。
特に輝かしくもないレベルですが
お仕事などでかかわっている歌い手さんに
サークル運営で相談を受けたりすることが多々あります。
今回、冬コミの悪かった部分を改善をするため
サークルさんの中の人の代理として
準備会側にとあるお願いで連絡をとったことから
今回の準備会からの指摘、注意につながることになりました。
ですので、
決して会社として準備会と対応したわけでなく
サークルを手伝いする側の一個人として対応させていただきました。
「社長」という名前からいろいろ誤解があったのですが、
今回は企業スペースのお話しではなく
普通のサークルスペースとしてのお話しです。
その点だけは誤解のないようご理解いただければとおもいます。
ちなみに、昨年の冬。
開場前に、知り合いの歌い手さんのスペースの列形成を
準備会側の方とお話しさせていただいたとき
「すぐに目の前の場所はいっぱいになり、今回列ができるサークルが多いので
それぞれどのような列形成をするか、あらかじめ決めてください」
とお話ししたのですが
「状況が把握できないので、列ができてから考えます」
と言われてしまい、
結果４スペースから６スペースの列が蛇行し、
とぐろを巻き、最後尾がわからず、混乱を招く
という事態になってしまいました。
ジャンルへの知識がない場合、対応が後手後手に回ってしまうことがままあります。
もちろんスタッフさんは仕事を放棄していたわけでなく
コーンにポールを手に、何千人という人数を捌くのを
手伝ってくださったのですが、やはり「歌い手」というジャンルは
スタッフ側に理解と認知がされていないものなのだと思っていました。
ですので、今回、同じ混乱を避けるためにも、
状況をお話しし、よりジャンルの置かれている現状を理解してもらえるよう
準備会側に封書でお話しをさせていただき、そのお返事をいただいたのですが
その返信にいくつかの注意が書かれておりました。
それが先日私がブログでUPした準備会からの注意
１）
握手やサインなどをしている為、列が進まず混乱をきたしている
２）
事前にパンフレットなどで調べず、
サークル名でなく歌い手の名前でイベントスタッフに聞く人が多い
３）
イベントになれていずマナー違反が多い
（携帯カメラの撮影などイベントで禁止している行為をおこなうなど）
などでした。
このほかにも
「混雑予想されるのに◎◎を配っていた」
など、付近のサークルでは該当しないものもいくつか記載されており、
準備会側にも情報がきちんと集まっていず、
混乱することが多かったのだと把握するに至ったのでした。
そのうえで前日搬入のときに
館内の対応の方とお話しをさせていただいたところ
さらに上のコミケの参加者の統括する方とお話しすることになり、
１スペースの話ではなく
「歌い手」という新興ジャンル全般のモラルが悪く
全体的なジャンルとして、コミケ側として困っている、と
説明と注意を受けました。
今回、私は新興サークルの歌い手さん側でありながら
コミケを古くから知っている人間として、
コミケの常識と歌い手サークルの現状両方を理解し
運営側にお話しをさせていただきました。
最初の話の段階では決して、
歌い手サークルすべての総意というわけではなかったのですが
コミックマーケット準備会としては
１サークルに話をしているが「歌い手サークル全般」に困っていて、
改善をされないとジャンルとして参加してもらうのが厳しい
と、そういう話をいただき、
「ジャンル全体として改善をしてほしい」というしめくくりだったため
あのような、「歌い手」というジャンルをまとめたツイートを
させていただくに至りました。
自分のことじゃないのにおせっかいじゃないかとか
歌い手でもサークルの人間でもないのにとか
思う方もいるとおもうのですが
私は歌い手さんやボカロPさんが作ったものを
本人の手から買える数少ない場がなくなるのは
とてもさみしいことだと思ったのと
コミックマーケットというのは
ボランティアと参加者のモラルとマナーで成り立つ
日本が世界に誇れる、
本当に素晴らしいイベントであると思っているので
そこに参加できる権利がなくなることは
とてももったいないことだと思ったので、
今回ツイートをするに至りました。
ちなみに、やんわりと書きましたが
準備会の方からは本当に、本当に厳しく厳しく注意をされ、
ものすごく怒られて、(´；ω；`)てなりました。
「歌い手さんの全部のサークルさんの分」くらい怒られたので
「歌い手ジャンル」の総括としてツイートしたことを
お許しいただけると、怒られ損じゃなくなるのでうれしいです。
ということで
長く読みにくい文章で申し訳ありませんが
昨日のツイートに至った経緯を説明させていただきました。
そして、本日。
一番悪い子のはずの界隈ですが、地区担当の列整理の方から
なんとか及第点をいただくことができました。
一番注意を受けているサークルですが、
指摘いただいたことの対応を徹底し、
また、前回本当に多かった盗撮や人の溜まりも
今回は前回の1/10ほどと目に見えて減っておりました。
ご協力くださった皆様がいたのに
マナーが悪い方がいたのはとても悲しいことですが
今回の注意がとても時間が短かったので
今回以上に、マナー注意を徹底して、次回に臨めば
「歌い手」というジャンルが快くコミックマーケットに
迎え入れてもらえる日も遠くないかもしれません。
でも、決して合格でも満点でもありません。
ぎりぎりアウトではない、という今回のコミケ。
私がいた周辺のサークルは担当の方から
ひとまずの及第点をいただきましたが
イベントを総括してどうだったのかの結果が出るのは
これからだとおもいます。
いろいろなリプをいただきましたが、
ひとつだけ言えるのは
「好きな歌い手さんが見てないから」
とルールやマナーを守らないのではなく、
みんなで楽しくニコニコできるイベントにするため
どんな時でも、「ルールとマナー」はしっかり守ってください。
それだけです。
そして、
コミケの楽しさをぜひ知っていただければと思います。
ちなみに、プチ知識。
「歌い手」の数年前、
コミケの参加者が「新興ジャンルでマナーが悪い」
と言われていたのは「東方」系。
紙の同人誌から音楽CDへ、と
いままでにないジャンルが増え、コミケを知らない人が
ルールを守らないままコミケにきて大混乱になりました。
そんな東方もいまではコミケの１ジャンルです。
もっと前。
すっごく前。
「このジャンルのお客さんは子供が多くてマナーが悪い」
と言われていたのは
「ジャンプ系」
いまではごくごく当たり前、コミケの１部分です。
そんな困った人たちと言われていた諸先輩がたも、いまではコミケの当たり前。
歌い手もそんな日がくるといいな、と願ってやみません。
ちなみに、
「企業スペースはどうした」
と質問をいただいたり
「それは何かの戦略ですか？」
というお話を競合他社さんから言われたのですが
今回、弊社がコミケの企業ブースにいないのは
単純に私が忙しさのあまり申し込みを忘れたからです。
＼(^o^)／
先ほどもお話ししましたように、
今回のサークルの話は会社ではなく
私個人としてお手伝いをさせていただいただけです。
彼らの力になれればと思ってお手伝いしているだけですので
販売しているものはすべて彼ら自身が生み出した血と汗と涙の結晶です。
企業では生み出せない、
クリエイターな彼らの、純粋な作品がそこにあります。
そこだけは誤解がないようお願い申し上げます。
ご質問をいただきました。
コメントで返信するのには長くなってしまいましたので
追記、という形でブログに記載させていただきます
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
＞chasyanさん
ツイッターのリプですが、すみません、私のほうで見落としていたようです。
皆様にも見てもらえるので、こちらで返信をさせていただきます。
まず今回、準備会の方からお話しいただいたのは
「有名有名でないにかかわらず、歌い手を目的でくるお客さんのマナー」についてでした。
長いコミックマーケットの歴史の中で、CDを販売するサークルというのは、本当につい最近できたばかりのひよっこジャンルです。
何十年もスタッフをやっていらっしゃる方や、参加をしていらっしゃる方からすれば、一部人気の歌い手だとかいうのは関係なく、コミケのマナーやルールを知らずに買いに来る新参者、という認識でいるのです。
実際、アニメや漫画など古くからあるジャンルに比べ、東方、ボカロ、ニコニコ関連の参加者（買いに来る人も参加する人も）はマナーが守れていない人の率が多いです。
それを踏まえ、今回準備会側は「歌い手ジャンル全体のマナーが悪い」といっています。
どこのサークルが良くてどこが悪い、というのではなく、他のジャンルに比べて非常にマナーが悪い、と言っているのです。
「自分のところはやっている」「ここらへんは静か」だからいいというわけではないのです。
サークル側は人の多い少ないにかかわらず、買いに来る人がコミケになれていないのであれば注意喚起をするべきです。
「問題のあるサークルはごく一部で、そのごく一部のために準備会がジャンル全体を排除するなんて、コミケの理念から考えても有り得ない話なのですが」
と書かれておりますが、
重大な事故、事件につながった場合、何十万人という参加者がいるコミックマーケットが中止になる可能性があります。
コミケの理念もあり、↑でもかきましたが
「本当はそういうことはしたくない」ともおっしゃっていました。
ですが、準備会側は事故、事件を防ぐために、やむを得ない措置として「そういうこともありうる」とお話されていました。
準備会もやみくもに排斥をしよう、としているわけではありません。
守るものが大きいからこその、注意だったのだとおもいます。
また、準備会側の方を濁してお伝えしているのは最初に書かせていただいた通り「なるべく関係者の方に迷惑をかけない方向」でお話しをさせていただいたからです。
準備会に問い合わせるなど、軽はずみな行動の人が多数出ること、またそれで準備会側に手間をとらせてしまうことが今回の本意ではないため、このような対応をさせていただきました。
誰から言われたか、ではなく実際にマナーやモラルが悪い人がいる、という事実のほうが今回はなによりも重要であるとおもいます。
同じジャンルにいると自分たちではない、と思うこともあるとおもいますが、イベント全体を通してみると、歌い手やボカロのジャンルはほんの小さな一部です。他のジャンルから見ればまとめて一つのジャンルなのです。
今回の問題の一番の原因は
参加者もサークルも
「自分は違う」「自分だけは良い」
と思う人が多いところから始まっているのではないかとおもいます。
ですので、まず、自分は違うとおもうのではなく、自分にも当てはまるかもしれない、と一度自己を振り返るところからしていただきたいなあと思っている次第です。
昨日私がツイッターでツイートしたことで、
皆様からいろいろなご意見や、反響などがありました。
今日の出来事が薄れないうちに
ちょっとだけまとめたいと思います。
の、前に。
「おいお前誰だよ！」
って
ツイッターで言われたので、
今回の件をツイートするに至った経緯と自己紹介を
会社の「宣伝をまじえつつ」
なるべく関係者の方に迷惑をかけない方向で少しご説明させていただきます。
私は『株式会社 創作工房』
http://www.sousakukoubou.jp/
という基本的にちょこっと淑女様向けの
雑誌や書籍やゲームやCDなどを企画している会社の社長をしております。
※ちなみに8/15限定通販締め切りの
大好評お天気擬人化『お天気戦隊ハウウェザーVOL２』と
乙女向け新感覚デュアルCD『王立王子学園』が現在のおすすめです。
よく
「なんで社長ってあだ名なんですか？」
と聞かれるのですが、
残念ながらあだ名なのではなく、単純に肩書きです。
味もそっけもなく肩書きでよばれているだけです。
島耕作くらい親しみやすく名前でよばれるようになりたいものです。
弊社の事業内容でなんとなくお分かりいただけるかもしれませんが
私は生粋のちょっと賞味期限が切れて発酵している女子の部類に入りまして
非常に個人的なコミックマーケットの歴でいうと今年で
21年目の猛者レベル
であります。
特に輝かしくもないレベルですが
お仕事などでかかわっている歌い手さんに
サークル運営で相談を受けたりすることが多々あります。
今回、冬コミの悪かった部分を改善をするため
サークルさんの中の人の代理として
準備会側にとあるお願いで連絡をとったことから
今回の準備会からの指摘、注意につながることになりました。
ですので、
決して会社として準備会と対応したわけでなく
サークルを手伝いする側の一個人として対応させていただきました。
「社長」という名前からいろいろ誤解があったのですが、
今回は企業スペースのお話しではなく
普通のサークルスペースとしてのお話しです。
その点だけは誤解のないようご理解いただければとおもいます。
ちなみに、昨年の冬。
開場前に、知り合いの歌い手さんのスペースの列形成を
準備会側の方とお話しさせていただいたとき
「すぐに目の前の場所はいっぱいになり、今回列ができるサークルが多いので
それぞれどのような列形成をするか、あらかじめ決めてください」
とお話ししたのですが
「状況が把握できないので、列ができてから考えます」
と言われてしまい、
結果４スペースから６スペースの列が蛇行し、
とぐろを巻き、最後尾がわからず、混乱を招く
という事態になってしまいました。
ジャンルへの知識がない場合、対応が後手後手に回ってしまうことがままあります。
もちろんスタッフさんは仕事を放棄していたわけでなく
コーンにポールを手に、何千人という人数を捌くのを
手伝ってくださったのですが、やはり「歌い手」というジャンルは
スタッフ側に理解と認知がされていないものなのだと思っていました。
ですので、今回、同じ混乱を避けるためにも、
状況をお話しし、よりジャンルの置かれている現状を理解してもらえるよう
準備会側に封書でお話しをさせていただき、そのお返事をいただいたのですが
その返信にいくつかの注意が書かれておりました。
それが先日私がブログでUPした準備会からの注意
１）
握手やサインなどをしている為、列が進まず混乱をきたしている
２）
事前にパンフレットなどで調べず、
サークル名でなく歌い手の名前でイベントスタッフに聞く人が多い
３）
イベントになれていずマナー違反が多い
（携帯カメラの撮影などイベントで禁止している行為をおこなうなど）
などでした。
このほかにも
「混雑予想されるのに◎◎を配っていた」
など、付近のサークルでは該当しないものもいくつか記載されており、
準備会側にも情報がきちんと集まっていず、
混乱することが多かったのだと把握するに至ったのでした。
そのうえで前日搬入のときに
館内の対応の方とお話しをさせていただいたところ
さらに上のコミケの参加者の統括する方とお話しすることになり、
１スペースの話ではなく
「歌い手」という新興ジャンル全般のモラルが悪く
全体的なジャンルとして、コミケ側として困っている、と
説明と注意を受けました。
今回、私は新興サークルの歌い手さん側でありながら
コミケを古くから知っている人間として、
コミケの常識と歌い手サークルの現状両方を理解し
運営側にお話しをさせていただきました。
最初の話の段階では決して、
歌い手サークルすべての総意というわけではなかったのですが
コミックマーケット準備会としては
１サークルに話をしているが「歌い手サークル全般」に困っていて、
改善をされないとジャンルとして参加してもらうのが厳しい
と、そういう話をいただき、
「ジャンル全体として改善をしてほしい」というしめくくりだったため
あのような、「歌い手」というジャンルをまとめたツイートを
させていただくに至りました。
自分のことじゃないのにおせっかいじゃないかとか
歌い手でもサークルの人間でもないのにとか
思う方もいるとおもうのですが
私は歌い手さんやボカロPさんが作ったものを
本人の手から買える数少ない場がなくなるのは
とてもさみしいことだと思ったのと
コミックマーケットというのは
ボランティアと参加者のモラルとマナーで成り立つ
日本が世界に誇れる、
本当に素晴らしいイベントであると思っているので
そこに参加できる権利がなくなることは
とてももったいないことだと思ったので、
今回ツイートをするに至りました。
ちなみに、やんわりと書きましたが
準備会の方からは本当に、本当に厳しく厳しく注意をされ、
ものすごく怒られて、(´；ω；`)てなりました。
「歌い手さんの全部のサークルさんの分」くらい怒られたので
「歌い手ジャンル」の総括としてツイートしたことを
お許しいただけると、怒られ損じゃなくなるのでうれしいです。
ということで
長く読みにくい文章で申し訳ありませんが
昨日のツイートに至った経緯を説明させていただきました。
そして、本日。
一番悪い子のはずの界隈ですが、地区担当の列整理の方から
なんとか及第点をいただくことができました。
一番注意を受けているサークルですが、
指摘いただいたことの対応を徹底し、
また、前回本当に多かった盗撮や人の溜まりも
今回は前回の1/10ほどと目に見えて減っておりました。
ご協力くださった皆様がいたのに
マナーが悪い方がいたのはとても悲しいことですが
今回の注意がとても時間が短かったので
今回以上に、マナー注意を徹底して、次回に臨めば
「歌い手」というジャンルが快くコミックマーケットに
迎え入れてもらえる日も遠くないかもしれません。
でも、決して合格でも満点でもありません。
ぎりぎりアウトではない、という今回のコミケ。
私がいた周辺のサークルは担当の方から
ひとまずの及第点をいただきましたが
イベントを総括してどうだったのかの結果が出るのは
これからだとおもいます。
いろいろなリプをいただきましたが、
ひとつだけ言えるのは
「好きな歌い手さんが見てないから」
とルールやマナーを守らないのではなく、
みんなで楽しくニコニコできるイベントにするため
どんな時でも、「ルールとマナー」はしっかり守ってください。
それだけです。
そして、
コミケの楽しさをぜひ知っていただければと思います。
ちなみに、プチ知識。
「歌い手」の数年前、
コミケの参加者が「新興ジャンルでマナーが悪い」
と言われていたのは「東方」系。
紙の同人誌から音楽CDへ、と
いままでにないジャンルが増え、コミケを知らない人が
ルールを守らないままコミケにきて大混乱になりました。
そんな東方もいまではコミケの１ジャンルです。
もっと前。
すっごく前。
「このジャンルのお客さんは子供が多くてマナーが悪い」
と言われていたのは
「ジャンプ系」
いまではごくごく当たり前、コミケの１部分です。
そんな困った人たちと言われていた諸先輩がたも、いまではコミケの当たり前。
歌い手もそんな日がくるといいな、と願ってやみません。
ちなみに、
「企業スペースはどうした」
と質問をいただいたり
「それは何かの戦略ですか？」
というお話を競合他社さんから言われたのですが
今回、弊社がコミケの企業ブースにいないのは
単純に私が忙しさのあまり申し込みを忘れたからです。
＼(^o^)／
先ほどもお話ししましたように、
今回のサークルの話は会社ではなく
私個人としてお手伝いをさせていただいただけです。
彼らの力になれればと思ってお手伝いしているだけですので
販売しているものはすべて彼ら自身が生み出した血と汗と涙の結晶です。
企業では生み出せない、
クリエイターな彼らの、純粋な作品がそこにあります。
そこだけは誤解がないようお願い申し上げます。
ご質問をいただきました。
コメントで返信するのには長くなってしまいましたので
追記、という形でブログに記載させていただきます
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
＞chasyanさん
ツイッターのリプですが、すみません、私のほうで見落としていたようです。
皆様にも見てもらえるので、こちらで返信をさせていただきます。
まず今回、準備会の方からお話しいただいたのは
「有名有名でないにかかわらず、歌い手を目的でくるお客さんのマナー」についてでした。
長いコミックマーケットの歴史の中で、CDを販売するサークルというのは、本当につい最近できたばかりのひよっこジャンルです。
何十年もスタッフをやっていらっしゃる方や、参加をしていらっしゃる方からすれば、一部人気の歌い手だとかいうのは関係なく、コミケのマナーやルールを知らずに買いに来る新参者、という認識でいるのです。
実際、アニメや漫画など古くからあるジャンルに比べ、東方、ボカロ、ニコニコ関連の参加者（買いに来る人も参加する人も）はマナーが守れていない人の率が多いです。
それを踏まえ、今回準備会側は「歌い手ジャンル全体のマナーが悪い」といっています。
どこのサークルが良くてどこが悪い、というのではなく、他のジャンルに比べて非常にマナーが悪い、と言っているのです。
「自分のところはやっている」「ここらへんは静か」だからいいというわけではないのです。
サークル側は人の多い少ないにかかわらず、買いに来る人がコミケになれていないのであれば注意喚起をするべきです。
「問題のあるサークルはごく一部で、そのごく一部のために準備会がジャンル全体を排除するなんて、コミケの理念から考えても有り得ない話なのですが」
と書かれておりますが、
重大な事故、事件につながった場合、何十万人という参加者がいるコミックマーケットが中止になる可能性があります。
コミケの理念もあり、↑でもかきましたが
「本当はそういうことはしたくない」ともおっしゃっていました。
ですが、準備会側は事故、事件を防ぐために、やむを得ない措置として「そういうこともありうる」とお話されていました。
準備会もやみくもに排斥をしよう、としているわけではありません。
守るものが大きいからこその、注意だったのだとおもいます。
また、準備会側の方を濁してお伝えしているのは最初に書かせていただいた通り「なるべく関係者の方に迷惑をかけない方向」でお話しをさせていただいたからです。
準備会に問い合わせるなど、軽はずみな行動の人が多数出ること、またそれで準備会側に手間をとらせてしまうことが今回の本意ではないため、このような対応をさせていただきました。
誰から言われたか、ではなく実際にマナーやモラルが悪い人がいる、という事実のほうが今回はなによりも重要であるとおもいます。
同じジャンルにいると自分たちではない、と思うこともあるとおもいますが、イベント全体を通してみると、歌い手やボカロのジャンルはほんの小さな一部です。他のジャンルから見ればまとめて一つのジャンルなのです。
今回の問題の一番の原因は
参加者もサークルも
「自分は違う」「自分だけは良い」
と思う人が多いところから始まっているのではないかとおもいます。
ですので、まず、自分は違うとおもうのではなく、自分にも当てはまるかもしれない、と一度自己を振り返るところからしていただきたいなあと思っている次第です。