「しまかぜ」…乗ったど~! | Rこまなか『伊勢志摩は今日も鉄日和♪』

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伊勢志摩の鉄道風景を描き撮る日々。
子供の頃ワクワク気分で眺めた列車の姿…。
レールの響きを聞きながら、どこかへ旅したいという想いとともに。
時々、あの街この街へも遠征。
Twitter:@Rkmnk

正午前の鳥羽駅4番ホーム。
ついに…
この時が…。





前夜のこと…、

翌日の天気予報は曇り。
鳥羽の桜は、ほんのチラホラ…。
明日は休みだけど「桜&しまかぜ撮り」は無理だなぁ…、
なんて思いながら、
何となく、しまかぜの空席照会。

相変わらず1か月先までほとんど完売のマーク。

「でもさ…」と思い
「宇治山田~賢島」で検索してみると…


「!」

空席、けっこうあるやん。
多くの乗客はお伊勢さん参りのため
伊勢市や宇治山田で下車してしまうので、
そりゃそうです。

ハイデッカーの先頭車両も真ん中あたりなら空席あり。

さらに「鳥羽~賢島」で検索したら、なんと!
先頭車両の最前列にも空席!!


当初はデビュー直後の賑わいは避け
落ち着いた頃に名古屋まで…なんて考えていたのだが、
地元の「鉄」が、いつ乗るの?

「今でしょ!」

ってなわけで、指の震えを感じつつ、
キーボードの「Enter」をポン!
というわけである。

※近鉄のネット予約サイトで、「チケットレス」を利用すると
 座席位置も選択できるのです。



翌日、はやる心を抑えつつ、鳥羽駅へ。

そして、11時56分、
何度もファインダーの向こうで見つめてきた列車が鳥羽駅到着。


ドアが開き、
何人かの乗客が降り…、
しまかぜアテンダントの笑顔に迎えられて車内へ。

階段をのぼり、自動ドアが開くと、
3列の本革シートがずらり。
新車特有の革の香りがふわーっと鼻の奥をくすぐる。


「私、最前列ですので…」、なんて顔をして、
何人かの乗客の脇を通り抜け、一番前・「9A」席へ!

鳥羽で降りた最前列の人、ありがとーーー!!

「1A」じゃないのがちょっと残念だが、
1車両に9列しかないって、やっぱ贅沢だ!

緊張の中、11時58分発車。


前方左手に鳥羽の海、
真珠島、
水族館が流れていく…。



特急列車の最前列なんて、
大学の卒業旅行で箱根行ったときの「小田急ロマンスカー」以来かも。


アテンダントがおしぼりと、記念乗車証を持ってきてくれたので
カフェの営業を尋ねたら「あと5分でラストオーダーです」と。

前面展望をのんびり楽しみたい気持ちをおさえ、4号車のカフェへ。

何しろ、私には時間がないのだ。
賢島着は12時26分。
わずか28分のプチ・プレミアムな旅なのだから。



列車でカフェに座ったら…
やっぱりこれでしょ。

あぁ…これで帰りはバス決定…(^^;

隣の乗客も「ビール&松阪牛カレ」に舌鼓。
座席じゃなく、専用の食堂車で飲食ができるって、嬉しい~。

グイッグイッと2口飲んだところで、時間はすでに12時12分。
やはり、せっかくGetした最前列席が気にかかる。

カフェ席も離れがたいが、飲みかけのビールを持って自分の席へ。


前面展望を楽しみながら…
生ビール飲んで…
電動リクライニングの本革シートに体を預ける…。
なんと腰部分にはマッサージ機能!

しかし、その時すでに12時19分。
極楽もあと7分…。



そして、夢から起こすかのように
「まもなく賢島到着」の車内アナウンス…。



賢島駅のホームには
赤・黄の「伊勢志摩ライナー」が並んでお出迎え。
青い「しまかぜ」が並んだところは「信号トリオ」?


28分の旅を終え、ホームに降りると
すでに大撮影大会。




乗務を終えたアテンダントのみなさん。
お疲れ様でした~。

大きな窓のカフェ車両がひときわ目を惹く。

で、私は赤い各駅停車で鳥羽へとんぼ帰り。(TT)




所用を済ませ、夕刻、
お気に入りの城跡へ。


次の休みへ向けての下見。
この位置で狙らおうか…。

天気が良くて、
桜が満開になったら、きれいだろうな…。


とにかく、ちょっとでも「しまかぜ」に乗ってみたい、という方
(「鉄」以外、あんまりいないかもしれないけれど…)
伊勢市・宇治山田~賢島間なら、かなり空席ありますよ!


しまかぜ記念乗車証はこんな感じ。
伊勢型紙の手法で描かれたのも。
右横は「カフェ車両」の壇れいさん。


ん…やっぱり、
のんびりと名古屋か大阪まで乗りたい!