頭痛 60代女性
盛岡は寒い日が続いております。
暮れからの大雪で道路は圧雪、凍結の場所も数多くあります。
このお客さんは、買い物帰りに凍結した路面で転び、右肘から着いたそうです。
場所は盛岡の繁華街、カワトク近く、たくさんの通行人が行き交うなかでの転倒だったそうです。
かなり痛かったそうですが、人目につく恥ずかしさから、何事もなかったかのように立ち上がり、その場を立ち去ったそうです。
それから家に帰ってから、右の頭部、首、肩、腰などが徐々に痛くなってきたそうです。
翌日には体全体が強張ってきたとのことです。
転倒のショックが体全体に波及したこともあるし、着地するとき防御反応として体を緊張させたこともあるのでしょう。
調整は経絡の流注、骨盤の巻き込みをとることで引きつれている部分をゆるめると、体の緊張感がとれて、かなり楽になってきたそうです。
いろいろやったのですが、まだつらいところはありますか、と聞くと「頭を左に傾けると右の頭の皮膚が引っ張られる」とのこと。
足、骨盤、経絡、背骨などあらかた調整したあとだったので、頭部そのものを調整しました。
蝶形骨という頭の骨を、頭皮を軽く引き付けるように調整しました。
頭を左に倒してもらうと「あら、いくわね」と驚かれました。
このように上手く変化した時、私はさも、当然ですよ、という表情をうかべつつ、心の中では「あー、上手くいってよかった!」と叫んでおります。