寒い時期が続きますが、海外ではツアーが始まりましたね。

つい先ほど、知り合いの手首から先の専門医の先生から、ゴルファーの腱鞘炎について色々な事例を知りたいということで連絡ありました。

私が思うに、インターロッキングは腱鞘炎になりやすいグリップと言えます。

特に、子供、力の弱い女性にインターロッキングをさせるのは危険きわまりないと考えます。

ゴルフの長い歴史にグリップの流行り廃りがあり、メジャー最多の優勝回数を持っているジャックニクラウスがインターロッキングをしていて、それに憧れたタイガーウッズがインターロッキングをし、タイガーに憧れた今の若手がインターロッキングを多くしています。

なぜこれほどまでインターロッキングがもてはやされ、インターロッキングの本当の中身を知らない人たちが、この握り方を勧めるのかがわかりません。

ゴルフを知らない記者が、ゴルフレッスン書を訳詞間違えたのがインターロッキングの過大解釈の始まりだと私は考えます。

ジャックニクラウスの過去の記事で読んだことがあるのですが、「私の手は小さいからインターロッキングの方がフィット感があっていいからこのグリップをしています」と・・・

どこにも、力がないからインターロッキングにしたとは書いてありませんでした。

たぶん、当時は皮巻きのグリップに手のサイズが合わないで、色々試した結果インターロッキングにしたにもかかわらず、誰かが手の小さい人、力がない人はインターロッキングで握りなさいと訳してしまったのでしょう。

強い選手の真似をすることはいいことだと思いますが、中身を真似してほしいと思います。

ニクラウスはグリップがだけが素晴らしいのではなく、精神力によってゴルフを凌駕したと思いますし、タイガーにしても同じだと思います。

グリップはクラブと体を繋ぐ一番大切な部分ですが、握り方一つでその後の人生も変わります。

今現在、日本のゴルファーの終身シードを持っている選手のほとんどが、オーバーラッピングです。

だから選手生命も長く、怪我も少ないように思います。

中島選手でさえ、インターロッキングに変えたのはここ十年ぐらいです。

(石川選手も、インターロッキングに変えたのは中学生の頃だったとか・・・)

ちなみに海外でも、国内でも過去の男子、女子とも有名選手のほとんどがオーバーラッピングです。

カリーウェブ選手は「私は手が小さいからインターロッキングは握りにくいのでオーバーラッピングにしています」と言っているほどです。

力が弱い人、手が小さい人は是非ともオーバーラッピング、テンフィンガーを採用してみてください。

確実に今より飛距離が出ます!

怪我をしないように長くゴルフを続けたいのであれば、オーバーラッピングかテンフィンガーをお勧めします。

ゴルフを知らない記者が書いている記事を信用し、怪我しやすいグリップがこれ以上広まらないようせつに願います・・・