記しておこう。
塾では、今週から冬期講習に向けての保護者面談が始まっている。
今日は保護者面談4件。
内3件は中3の受験生。入試まで残り3カ月半を残し、受験生の保護者や生徒達にとっては限られた時間と、現時点の実力、志望校との実力差の狭間で不安いっぱいになる時期である。
俺達の仕事は、そんな子供達が「行ける学校」ではなく、「行きたい学校」に行かせるため全力でサポートをすること。
子供達の大切な将来に関わることだからこそ、そこに一切の妥協はない。本気だ。
しかし、これはボランティアではない。学習塾というサービス業である以上、そこには費用が発生してくるのは当然のこと。
そんな子供達が第一志望の高校に合格してガッツポーズをして喜んでいる姿を想像しながら、今後3カ月の学習カリキュラムを作っていく。
一切妥協なしの、その子を第一志望に合格させるためだけを考えた本気のカリキュラムを作っていると、そこにはとてつもない時間と費用がかかってくる。
「冬期講習」という12月と1月の2カ月のために、数十万という費用がかかってくる。
実際に、今日面談を行った中3生の冬期講習費用。
1名は37万円。
1名は36万円。
1名は14万円。
こんな感じだ。
決して裕福な家庭なわけではない。
そこには、保護者の想いや、生徒達の夢が託されている。
そんな面談をする度に、保護者、生徒の想いに応えることへの責任、1回1回の授業の重みを強く感じる。
絶対に受からせてやる。
それができなかった時、俺はただの「詐欺師」になる。
覚悟を決めよう。やってやろう。